根絶
緑色の葉が生い茂る、森の中。
空ではギラギラと真夏の太陽が輝いているが、空を覆い尽くす葉が遮ってくれるため、地上は涼やかな空気に満ちていた。セミの鳴き声があちこちから聞こえ、鳥の囀りも途切れる事を知らない。
その森の中に流れる小川は、とても澄みきったもの。時折流れる落ち葉を餌と勘違いしたのか、大きな魚が頻繁に飛び出している。カワセミが飛び交い、時折小魚を加えて大空へと舞い上がる。
そんな自然の中に、人間が居た。
小学生にもならないような小さな男の子だ。川の傍にある大きな岩の上に座り込んでいて、小さな手には糸の付いた枝を握っている。すぐ隣にボロボロのポリバケツが置いてあり、ちらちらと視線をバケツの中に向けていた。
「……えいっ」
しばらくして子供は枝を立て、糸を手元に引き寄せる。
糸の先にあったのはカエルの足と、そのカエルの足にしがみつく一匹のザリガニ。
「パパ! ザリガニつれたよ!」
子供はザリガニを手で掴み、後ろを振り返りながら成果を誇る。
「うん、凄いぞ」
息子の姿を見て、父である彼は優しく微笑んだ。子供はますます嬉しそうに笑い、ザリガニをカエルの足から力尽くで引き離し、傍に置いてあったバケツの中に入れた。
彼はバケツの中を覗き込む。中には二十匹ほどのザリガニが居て、仲間同士でケンカしていた。ほぼ丸一日釣りをしていたとはいえ、中々の釣果である。
……種類はアメリカザリガニのようだ。こんな山奥まで外来種が進出している事に苦笑いが浮かぶが、今はこの繁殖力が有り難いと彼は思う。
何しろこれが今日の、自分達の食事なのだから。
「今日はこのぐらいあれば良いな」
「もういいの? まだまだつれるよ?」
「あまりたくさん釣ったら、ザリガニがいなくなっちゃうからな。釣るのは必要な分だけにするんだ」
「わかった!」
片手を挙げて元気よく返事し、息子は釣り竿とバケツを持って立ち上がる。バケツの中をちらちらと見て、その度にどんどん笑顔が花開いた。
対する彼は、息子が笑うほど表情が曇ってしまう。
「……その、どうだ? 森で暮らすのは、辛くないか?」
「? たのしいよ! キャンプみたい!」
彼が尋ねると、息子は不思議そうに首を傾げながら答えた。その答え方に嘘は一切感じられない。本心からそう思っているのだと、父親である彼には伝わる。
「はやくママといっしょにくらしたいね!」
そして、この言葉も。
彼は、一瞬言葉を失った。喉が、唇が震え、声が出てこない。目頭がじわりと熱くなり、口許が歪に歪む。
けれども彼は、それを抑え込む。にっこりと、息子と同じように楽しそうな笑みで全てを塗り潰す。
「ああ――――そうだね」
ようやく出てきた息子への答えは、心にもない言葉だった。
星の光だけが頼りとなる夜。屋根が朽ち、一部から満天の星空が見える山小屋に、彼と息子は居た。
息子はかび臭い布団の中で、ぐっすりと眠っている。釣り上げたザリガニや、彼が採取した山菜をたらふく食べて満腹になったお陰だろう。彼は息子の幸せそうな顔を前にして、微笑みを漏らした。
その息子からゆっくりと離れた彼は、山小屋の隅っこへと移動。そこにある小さな機械の元へと歩み寄る。
取っ手の付いたその機械は、手回し発電機だ。彼は静かに取っ手を回し、電気を生み出す。その発電機から伸びるケーブルの先には、画面がぼろぼろになったスマホが繋がっている。
しばし発電機により手動充電を行い、それから彼はスマホの電源を入れた。付いたスマホの電池残量は、僅か三十パーセント。少ないが、今晩使うだけなら問題ない。
慣れた手付きで起動するのは、グループでの会話が出来るアプリ。既に幾つかの、しかし数えられる程度のグループが作られ、会話が始まっていると表示されている。
「……こんばんは。すみません、遅れました」
彼はその中にある一つのグループに参加し、挨拶と謝罪の言葉を伝えた。
【こんばんは、今日も来てくれましたか】
【おう。生きてて何よりだ】
するとスマホから、二つの男の声が聞こえてきた。大人しい男の声と、厳つい男の声だ。
彼と声の主達は、知り合いという訳ではない。名前ぐらいは知っているが、それだけ。顔すら見た事がない。しかしだからといって、彼等の関係が薄っぺらという事もない。
何故なら彼含めたグループメンバーこそが、今では数少ない人類の生き残りなのだから。
……怪獣が出現してから、半年。
都市部への集中的な毒ガス攻撃、飲料水や作物の有毒化、麻薬植物の繁茂、窒素による土壌・海洋汚染……怪獣が引き起こしたと思われる数々の『現象』により、大勢の人が死んだ。おまけに怪獣撃退のために出動した軍や警察が尽く壊滅し、治安維持組織の不在により暴動や犯罪が多発。飢餓も蔓延し、最早世界人口は全盛期の一割に満たないという予測もある。文明は完全に崩壊した。
都市も農村も、人が生きる事の出来ない場所と化した。しかし人々は座して死を待つ事もしない。生き延びた人は怪獣が狙わない、暴徒がいない、そして食べ物がある場所へと避難した。
具体的には、森の中である。
無論全ての人が森で暮らせる訳ではない。原始的な生活をしている民族ならば兎も角、先進国の都市部で暮らしていた人々は森での生活方法など知らないのだから。食べられるものの見分け方、飲み水の得方、寝床の確保の仕方、危険な動物の避け方……何か一つでも知識が欠けていたら、森の中では生きていけない。
彼は趣味の範囲とはいえ、森の中での生き方を知っていた。しかし大半の人々は知らず、森へ『適応』する過程で死んでいった事だろう。彼の妻が道半ばで力尽き、後から行くと息子に告げてから、一向に森の奥にやってこないように。
アプリで会話している者達も彼と同様森で暮らす術を知っていた事で、どうにか生き延びている身だ。親子だけで暮らしている彼と違い、小規模ながら集落を作っているらしい。そして彼が現在用いているアプリ……『厄災通話』と呼ばれるそれは文明崩壊前に広く公開され、一般的なアプリより少し大きめの電力消費と引き替えにサーバーを介さず使えるという、文明崩壊を見越して製作された代物だ……で作られたグループが数えられる程度しかない点から鑑みるに、生き延びた人々は本当に僅かなのだろう。
加えて、森に移り住んだ彼等の身も安泰とは言えない。
「……? あの、お医者さんはまだ来てないのですな?」
【……先程、連絡が入りました。集落で暴動が起きたそうです。以降、音信不通に】
「そう、ですか……」
何時もならもう一人いる筈のグループメンバー ― 職業が元医者らしい ― の存在を尋ねたところ、大人しい声の男からそのような返信が返ってきた。彼は唖然としつつ、その回答をすんなり受け止める。
おかしな話ではない。
自然の恵みは豊かであるが、何億もの人間を養うほどの安定した生産性はないのだ。年や場所によっては猛烈な飢饉に見舞われるだろう。森に人間が暮らすようになっても、それは何も変わらない。そして自分の死をすんなりと受け入れられる『動物』なんていない。最後の最後まで足掻こうとする。
人間の場合、その足掻きが暴動という形になっているだけだ。
【万物の霊長とか名乗りながら、最後は自滅か。なんとも呆気ないものだな】
「ええ。本当に……畑作が出来れば、少しはマシに……いや、この人数だと却って非効率か」
【作物の有毒化もあるしな。だが農耕はしないとしても、人数はもう少し増やしたいところだ。十数人の集落じゃ分業すら満足に出来ん……最悪『共食い』するにしても、十人じゃ冬も越せないだろう】
「共食いって、それは……」
【今更人肉食がタブーなんて、言っている余裕があるのか?】
反射的に反論しようとして、しかしメンバーの一人である厳つい声の男の意見に彼は口を閉ざした。自然界に同種を食べる事へのタブーなどない。通常はリスクが大きいからやらないだけで、空腹ならば仲間だろうがなんだろうが食べるものだ。『万物の霊長』から転落した人類に、食べ物を選り好みする余裕などない。
【うちは獣が豊富で、ドングリや木の実も蕾が多いから今年はなんとかなるだろう。だが、来年はどうなるか……】
加えて厳つい声の男が言うように、今年の日本は全国的に『豊作』の傾向があり、来年はこれより悪くなる事が明白なのだ。豊かな今年のうちに、過酷な『自然』に慣れておかねばなるまい――――
【……本当に、幸いなのでしょうか】
そのような意見を交わしていたところ、大人しい声の男が疑問を呈す。
彼はスマホ画面の前で首を傾げた。
「……どういう事ですか?」
【怪獣によるものと思われる被害の中には、作物の有毒化があります。もしも怪獣の目的が人間を殺す事なら、森の中の植物も毒化するべきではないでしょうか?】
【……環境を守るためじゃないか? 森の中には、植物以外にもたくさんの動物が暮らしている。それらが有毒化すれば、動物達もたくさん死ぬだろう】
「エネルギーをたくさん使うというのも、あるかも知れません」
厳つい声の男と彼は、大人しい声の男の意見に反論を述べてみる。しかしいまいちしっくりと来ない。
反論した本人達が納得していないものに、大人しい声の男が頷く筈もない。再反論はすぐに帰ってきた。
【怪獣が植えた植物が引き起こした海洋汚染により、漁業資源も壊滅しています。二酸化炭素を封じ込めている、CCSの施設まで破壊している。あの生物に、自然を守ろうという気持ちはこれっぽっちもないでしょう。エネルギーについても、話によれば怪獣は米国に匹敵するエネルギーを消費しているそうです。森の一つ二つ潰すのにケチケチするとも思えません】
【……回りくどい話は苦手だ。何が言いたい?】
【怪獣は、僕達人間を森に誘導しているのではないでしょうか?】
厳つい声の男に問われたところ、大人しい声の男はハッキリとそう述べた。
彼は息が詰まってしまう。
反論はしなかった。思い付かなかった。
【食糧の供給を的確に潰し、海洋資源まで使えないようにしたんです。森だけ手を出さないのは、そこが安全であると錯覚させたかったのではないでしょうか。そうとは知らず僕達は森なら大丈夫だと考え、こうして暮らしを始めている】
【そ、それならもっと効率的な方法があるじゃないか。怪獣はたくさんいるんだ、追い込むように毒ガスを撒いて誘導するとか……】
【自分で選択したという状態を作りたかったのでしょう。あからさまに誘導されたと分かれば警戒もしますが、自分で決断した事を疑うのは難しい……実に狡猾な奴等です】
大人しい声の男は、淡々と語り、小さくないため息を吐いて話を切る。
彼は、その話に一理あると感じた。
そしてもしも大人しい声の男が言うように、人間が森へと逃げ込む状況が怪獣にとって想定内ならば……怪獣はこの後、なんらかの『策』を仕掛けてくる筈だ。それもわざわざ手間を掛けて追い込んだのだから、盛大で高コストな策を。その策が人間にとって好都合なものだと期待するのは、楽観が過ぎる。
活路を見出したと思ったら、袋小路に追い込まれたのではないか。
考えたくない。が、考えねばならない可能性。気付けば彼の額には、粘付いた汗が流れていた。スマホの向こうに居る厳つい声の男の息遣いも、心なしか荒い。
【最後の最後まで、あの怪獣の掌の上って事かよ。くそっ!】
【それだけ力の差があった、という事なのでしょう】
厳つい声の男の悪態に、大人しい声の男は落胆したように答える。彼も、無意識に肩から力が抜けていた。
「……まさか植物にこうも弄ばれるとは」
【あくまで推測ですけどね。それに実のところ、一つ気になる事があるのです】
【これ以上何があるんだよ】
【いえね、これはもう完全に感覚的な話なのですが……手慣れているな、と。怪獣は植物なのに、随分と人間の行動や生理を把握しているんですよね】
大人しい声の男の意見に、彼は思わず頷いた。
植物と人間……いや、動物は全く違う生物だ。ハッキリ言って、彼には分かり合える気がしない。植物からしても、動物の考えなど理解出来ないだろう。
ところが怪獣は、人間の動きを完全に読んでいる。例えば作物の有毒化や海産資源の死滅など、食事などしない植物でありながら、食糧の重要性を理解している証だ。こうした策を的確に行うというのは――――奇妙というより、不気味に思える。
【案外、アイツらこれが初めてじゃないのかもな。アトランティスとかムー大陸とか、滅ぼしてるんじゃねーの】
厳つい声の男はジョーク混じりに語るが、されどそうでもないと説明出来ない気がして、笑う事も出来ない。
アプリから声が途絶え、沈黙が広がる。
沈黙が終わったのは、アプリ使用により充電が尽きようとした時になってようやくだった……
――――『終わり』は、数日後に訪れた。
「パパ! 雪だよ!」
「雪?」
昼間の森で山菜集めをしていたところ、息子が妙な事を言い出した。
我が子が見上げる先を見てみれば、確かに白いものが空に浮いていた。が、断じて雪ではない。霧のような、細かな微粒子の集まりのようだ。彼等の頭上数メートルの位置を、ふわふわと漂っている。
まさか怪獣の毒ガスか!? そう思う彼だったが、しかし怪獣がやってきたような気配 ― 具体的には飛行機の音のような ― はなかった。ならば一体、と考えていると、白い霧は彼と息子の頭から降り掛かる。
「うぐっ!?」
直後、彼は呻きを上げた。
正しく針でも突っ込まれたかのような強さの、強烈な刺激臭を覚えたからだ。鼻呼吸なんて出来ず、思わず口で息を吸い込めば、喉が焼けるように熱くなった。目が染みるように痛く、思わず瞑ってしまう。
大人ですら耐え難い苦痛だ。小さな息子は霧の臭いを嗅いだ途端、痛い痛いと叫びながら泣き出す。即死するような代物ではなかったが、身体に良さそうな気配は微塵もない。急いで此処から離れようと、息子を抱っこして彼はこの場から走り出す。
だが、霧は終わらない。
走れども走れども、霧は終わらない。
気付けば、彼の周りは完全に白い霧に包まれていた。
「な、なんだ。なんなんだこれは……!?」
思わず叫びながら、しかしそれでも打開策を求め、彼は目の痛みを無視して辺りを見渡す。
故に彼は見付けた。ただし打開策ではなく、打開など出来ない原因を。
木々の葉から薄らと、白い靄が染み出している。
これは霧ではない。植物が出しているなんらかの物質が、目に見えるほどの濃度で漂っているのだ。
次いで耳を澄ませば、ぽとぽとと落ち葉を雨粒が叩くような音も聞こえてきた。彼の頭や肩にも衝撃を感じ、視線を向ける。痛む目をこじ開け、正体を確認した。
小さな虫だ。肩の上でひっくり返り、ぴくりとも動かない。
虫が死んでいる。植物が何か出している。一般人ではあまり結び付かないかも知れない二つの事象が、彼の頭の中でカッチリと合わさった。
――――森林浴で言われる森の香りとは、『毒ガス』の匂いである。
正確には殺菌・殺虫成分の臭いだ。植物はなんらかの要因で身体が傷付いた際、外敵を追い払うためにこうした物質を作るという。いわば天然の農薬である。
木々の葉から放出されているのは、恐らくこの殺菌・殺虫成分なのだろう。基本的にこうした成分は森の中を常時漂っているものであり、通常の濃度であれば人間にとって無害、というよりも有益なのだが……息も出来ないほどの濃度はどう考えても濃過ぎる。こんなのは殺虫剤の中身を直に吸い込むようなものだ。
少しでも濃度の薄い場所に逃げなければ、自分と息子の命が危ない。
「ぐっ! ふっ……大丈夫、だ、すぐに、助けて、やる……!」
彼は我が子を強く抱き締め、走る。それと同時に、ポケットよりスマホを取り出した。
先日生き残りの人々と会話していた時に使った、厄災通話アプリを起動する。
無論お喋りのためではない。現在自分の身に降り掛かっている異常事態を通知し、この事態が何処まで広がっているのか、何処へ逃げるのが安全なのかを知ろうとしたのだ。
しかし、その必要すらなかった。
厄災通話アプリには、通話だけでなくメッセージ機能もある。グループ内だけで使えるメッセージだけでなく、全人類に向けたメッセージも可能だ。そして全人類向けのメッセージが、ひっきりなしに更新・表示されている。
内容はどれも同じ。『霧が突然漂い始めた。安全な場所は何処?』というものばかり。日本語だけでなく英語や中国語、アラビア語に何処のものだか分からない言葉もずらずらと流れていく。
彼は、この事態がどれぐらいの範囲で起きているかを知りたかった。途方もなく広範囲でも、逃げ場は何処かにあるだろうと。
甘かった。
この現象は世界中で起きている。逃げ場なんて一つもない。
「……これが、怪獣の目的か……!」
そして彼は、人類が袋小路に追い込まれたとようやく、本当に理解した。
怪獣は都市部を徹底的に破壊し、作物や飲料水も有毒化させた。窒素化合物を垂れ流して海を汚染し、海産物の利用すら出来なくした。そうして人類を森へと追い込み……森の植物から大量の殺菌・殺虫成分を出させて一網打尽にする。
もしも人間が森に誘導されていると感じたなら、せめてもの足掻きとして森と外界の境界付近に暮らしただろう。殺虫成分が来ても、安全な場所まで逃げられた筈。しかし森に暮らす事は、人間が自ら選んだ。故により安全で、より食糧が豊富な森の中に自ら進んでしまった。
これなら、人間を一人も逃さずに済む。
人間を効率よく滅ぼすために、よく考えられた作戦だった。完璧と言い換えても良いだろう。人類の完敗だと、彼は認めた。
しかし、まだ諦める訳にはいかない。
彼のその腕の中には、我が身に変えてでも守りたい、最後の肉親がいるのだから。
「げほっ! ごぼっ! 大丈夫、大丈夫だ……何処か、洞窟とか、山小屋とか、そういう場所なら……!」
彼は我が子を宥めながら歩いた。
何処までも、何処までも。
とうに動かない我が子を抱えて、何処までも。
厄災通話のメッセージが、更新されなくなった事に気付かぬまま。
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