休暇への応援コメント
『代償』ってそういうことか！ 普通にわかりませんでした！
人間を労働力として発生したという発想は実にＳＦ。石炭は二酸化炭素としても、リン鉱物のくだりは、最近、鳥の糞でできた島の記事を読んだので、「ああ、なるほど！」と思わず唸ってしまいました。
我々が考える地球環境はあくまで主観的なもの。「地球に優しく」というのは、今の環境でなければ自分たちが生き残れないからであって、それをきれいごとで飾ってしまうから本質を見失います。いつの間にか、人類こそが地球の代弁者だなどと思いあがっていた傲慢を一蹴するような、清々しいまでの地球からの報復でした。
傷ついた環境が癒えていく経過が、支配者たちからすれば休暇というのも皮肉ですね。
完結、おめでとうございます。
今回も楽しませていただきました！
作者からの返信
感想ありがとうございます。
本作のサブタイトルはずっとプラネット視点での見方ですが、『代償』は特にプラネットの目的が分からないと意味不明なものになると思います。最終回で成程と感じてもらえて、嬉しさと同時に伝わって良かったと安心しました。
本作の人類は『仮初の支配者』のイメージで書いていましたので、傲慢さ、その結果としての滅びを楽しんでもらえて良かったです。
仰る通り環境保護は人間のための行い。それに結局は地球を思い通りにしようとする試みでしかないと私は考えています。それが悪いとは言いませんが、自覚していないのでその行いが全てのものに受け入れられると勘違いしてしまう。そして正しい行いは疑えず、何が悪いか分からないまま。
この世界の人類は最後までプラネットの思惑を理解出来ませんでしたが、その思い込みがなければ気付くぐらいは出来たかも知れませんね。
たくさんの感想と応援、ありがとうございます。これらを糧にして、次回も頑張っていこうと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
編集済
根絶への応援コメント
なるほど、フィトンチッド。
健康に良いと言われていた森林浴が、最後の引き金になるとは皮肉。
怪獣は性能、物量だけでなく心理戦でさえ人間を凌駕する。人類の叡知とは言うものの、相手が植物では文字通り積み重ねた歴史が違う。
こりゃあ、勝てません。
いよいよ閉幕。
答え合わせが楽しみです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
フィトンチッドは植物からすれば、あくまで敵を殺すためのものですからね。これぞ正しい使い方というやつです。害虫退治という意味でも。
人間との戦いは終始一方的でしたが、何しろ彼等は『手慣れて』います。人間の行動を読むぐらい造作もありません。仰る通り、どうやっても勝てない相手です。
でも勝てないだけなら、まだまだ絶望的とは言えないでしょう。
最終回には答えとして、この世界の人間が知る事の出来なかった最大の絶望を詰め込んでいます。読んだ方の心に絶望と無気力が満たされるよう頑張りましたので、お楽しみに（お前は何を目指しているんだ）
掃討への応援コメント
環境破壊は人間の専売特許ではない。
彼ら植物もまた、原初の地球を激変させた環境破壊の先達。
太陽発電による利権が発端という考察も面白い。確かに光合成を行う植物からすれば利権侵害も甚だしいかもしれません。環境を汚染してしまう旧世代のエネルギー生産から脱却して、もっと地球に優しくしようという人類の傲慢さが招いたことだとすれば、本当に皮肉ですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
地球には色々な生物がいますが、植物ほどやらかしている生物はいないと思うのです。彼等に比べれば人類などまだまだですよ（張り合うな）
この大惨事は正しく人類の傲慢が招いたものです。ですが、じゃあ生命全体の事をもっと考えていたら良かったのかといえば、それでも怪獣は現れたでしょう。彼等は『怠惰』も許さないのです。人間が一生懸命考えた結果だとしても。
次回は、人の行いの結末がついに訪れます。全ての答え合わせは次々回に。
代償への応援コメント
石炭と言えば太古の植物の化石ですが、これを踏み潰し、燃やした行為の真意はなんなのか。怪獣の人間への憎悪を鑑みるに、かつての「同類」が人間の役に立っていたことに苛立ったから……と考えるのはいささか見当はずれでしょうか。
それにしても、毎回毎回彼らは本当に容赦ないですね。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
実は怪獣がした謎行動、コイツらが動き出した原因の一つと密接に関わっていたりします。これ以上話すとネタバレなのでぼかしますが、これが彼等の『代償』です。まぁ、人間からすれば割に合わないでしょうけど。
怪獣の容赦なさについては、自分でも偶にダメージを受けております（ぇー） 小さい子供が死ぬのとかほんと苦手なんですよ私。
増員への応援コメント
……こいつ、地球上の植物の総意とかと交信してる？
そうだとしたら、実際植物を滅ぼせば共倒れになる以上、打倒は不可能に近いな……
酸素に働きかける力もそれなら理解できるけど。
しかし青酸ガスのほうはそれと分かればガスマスク等で対処できそうだが……
ガスマスクで対処したと思ったら酸素や二酸化炭素の濃度を操られて酷い目に合わされそうで。
単純に強いデボラとは別の絶望感だ……このバリエーション付けはお見事。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
確かにそろそろガスマスクなどの、毒ガス対策は取れるようになりますね。ですが生憎こちらの怪獣さん、ご想像通り全く容赦がありません。人間共をどんどん追い詰めていきますよー（邪悪）
デボラは人智を超えた圧倒的生命が一つのテーマでしたが、こちらはまた別なものをテーマに書いています。今回の絶望を最後まで楽しんでもらえるよう、これからも頑張ります。
本番への応援コメント
ガメラ３のラストを彷彿とさせる絶望感ですね……。
やはり地球の真の支配者は、原初に酸素を持ち込んだ植物ということなのでしょうか。
彼岸花ワールドの怪獣大決戦とか見てみたい。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
ガメラ３の終わりは印象に残りますよねぇ。あの世界がこれからどうなるか、きっと続きがあるんだと信じていた時が懐かしい（遠い目）
なお、あちらは満身創痍とはいえ守護神がいましたが、こちらの世界には不在ですゆえ結果は言わずもがなです（酷）
怪獣大決戦は書きたいですねぇ。というか何時か書きます。シナリオも何も出来ていませんが、書きたいという衝動だけはどうしようもないほどあるので。
密告への応援コメント
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
それはそうと新年早々新連載ですね！
楽しみにしていました！
複眼。六脚。頭、胸、腹といった形態は昆虫をイメージさせますが、その正体は一体何なのか。体より大きい羽ってなんだ。
スズムシ？植物のような要素もあるならナナフシかも？
いやあ、どんなモンスターなのかわくわくしますね。
これからの展開に期待大です！
作者からの返信
あけましておめでとうございます。
そして早速の感想、ありがとうございます。
見た目は正しく昆虫ですが、正体は私なりの絶望をぶつけてみました。今回は本当に救いも希望もないです（ぉ）
本作はこちらのモンスターがどんな存在なのか、人の滅亡と共に徐々に明かされるお話です。正体と絶望を楽しんでもらえるよう、最後まで頑張りたいと思います。
未熟者ですが、本年もよろしくお願いいたします。
休暇への応援コメント
前作のデボラに勝るとも劣らないスケール、楽しく読ませていただきました。
戦ったらどっちが勝つかな、やはりプラネットだろうか、でもデボラも熱をエネルギーにするし植物の環境支配からの自由度は高いしな、等、空想が色々と湧いてきます。
次回作があるなら、今度は怪獣同士が戦う作品なんかも見てみたいかなと思いました。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
デボラとはまた違う方向性の、個人的趣味を全開にした怪獣でしたが、楽しんでもらえたなら私としても嬉しく思います。作品の枠を超えた怪獣の対決は私もよく想像してきましたが、私もそうした作品を書けたなら夢が叶ったような想いです。
怪獣同士の戦いをメインにした作品は、何時か絶対に書きますよ！ シナリオも登場怪獣も全然決まっていませんのですぐには出来ませんが、ＶＳ世代としては怪獣同士の戦いは是非とも挑みたいところ。
来年の一月には出せたら良いな……（計画が出来てないのに話してしまう人）