第3話 あなたは一体。。

ベンチに座ってから老紳士としばらく話していた。


老紳士の名前は、アルディ。


少しの雑談で名前は聞けたけども


他の質問ははぐらかされてばっかりだった。


なのでたわいのない話をしていた。


『もうこんな時間だね。

お嬢さんに見てもらいたいものがあるんだ。』


アルディはそういうと持っていた杖で目の前を叩いた。


そうすると二つの扉が出てきた。


『魔法みたい。。』


レイは突然現れた扉にびっくりしつつそう呟いた。


『ははは、夢の中だからできることだよ』


にこやかな顔でアルディはそう言い扉の前へ進んでいった。


『お嬢さんあなたにこちらの扉を開けて見て欲しい。』


『扉の向こうには何があるんですか?』


『安心してください。

 怖い場所ではありませんから。』


『は。。はい』


レイはそう言うと左右ある扉のうち左の扉に手をかけゆっくりと押した。


『こ。。ここは?』


レイがそういうのも無理はない。


視界には荒れ果てた街のような場所が入ってきた。


建物は崩壊し、人の気配もない。








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