ほーらね浮気みーつけた‼

ミクを口説き落とすため、溜まった

仕事を片付ける。

まだミクは俺を警戒してるっポイ


毎日クタクタ、昼飯に同僚達と出

かけるのが今の楽しみ。


最近昼飯に、勝成が他の部署の子を連れてくる。男ばかりじゃ飯が不味いらしい。アイツら彼女居ないからな‼

オレ彼女持ちのチョットした優越感‼


仕事にかまかけて、

ミクの事をほっぽっているのは

申し訳ない。


さすが歳上、せっつきもせず

連絡しない事も責めないし

付き合い安い。


何せ結婚前提に付き合ってる

からか自由にさせてくれる。

最高━━━の彼女だよ。

今日で溜まった仕事も終わる。

明日皆で俺の恋愛成就を

祝ってくれるみたいだ。


そしたらミクに会えるゾッと‼

頑張るぞッ‼と 調子も上向き❤



「はぁー今日もランチ会楽しそう

拓哉の横には女の子がいて

ベタベタ、拓哉も毎度ながら楽し

そう。」


実は、ピンポイントで一週間、

調査を頼んでみた。


探偵さんが

「明日は飲み会みた

いです、どうしますか?」


とのメールに、

「張り付いて下さい。」


と高料金覚悟で頼んでみた。

自分の一生を預ける相手かどうかだ

ケチってはいられない。


┣¨‡┣¨‡がとまらない。


彼の事は、まだ気になる相手

くらいで浮気されてどうのとか、

無い‼

やっちゃっても大丈夫。


今のうちに離れたが良い相手か

見極めるチャ〜ンス

だっちゅーの‼



「おーい、今日19時大丈夫か?

拓哉?」


仕事中、隣の企画部の勝成がヒョッコリ

やって来た。


「オー‼ 仕事固唾いたし

大丈夫、大丈夫‼」


「じゃホテル ラ・フランスの5階

先に行ってるぞ‼

可愛い子いっぱいいるから

独身のうちに楽しんどけよ。」


「エッ・・・‼ は?ハアーおいぃ

まさか・・・合コン?」


勝成は当たり前ふうな仁王立ち!


「アハハハハ男ばかりで飲んで何が

楽しいのサー

彼女出来たからって1抜けは

無しだぞ‼ 俺達は、な.か.ま

なっ‼」

勝成はさも決定したように肩を

パンパンと軽く叩く



慌ててスコーンと立ち上がり拓哉は

何言ってんだ顔!

「いや、勝成、行かねーよ。」



「え、そりゃないぜ、抜け無しな、

じゃあコレが最後でいいからさ

頼むよ!」

拓哉はしばらく考えていたが



「合コンは今日で終わり、

頼むよ、俺はミクを裏切りたく

無い・・・‼

もし無視するなら勝成との

付き合い は終わりだからな‼


親友の恋愛を応援出来ない奴は

親友じゃないからな‼」


・・・


「ハイハイ、

ふざけただけだ

マジになんなよ。

じゃ、後でな‼」



勝成は何時もの調子で企画部に帰って行った。



『今、会社をでました。

二、三人でタクシーに乗り込み

ました、後をつけます。』


ミクには変化のあった所で

連絡が入る。

そう、リアルタイムで‼


『今ラ・フランス着です。』


┣“キ┣“キサスペンス風〜

ミクもワクワク

こんなんある?付き合い始めて

2週間近く経つのに一回もデートなし

しかも彼には合コン疑惑‼


付き合いを断るにはそれなりの

理由をゲットせねば!

断る気満々‼

だって、名ばかりの彼女じゃんか!


スペックよし、

働き盛りのイケメーン‼

浮気するよ〜そりゃー。

若い子達の狙いの的、それを

彼に証明して、あ.げ.る‼



好青年に見えるバケの皮を剥いで

やるぞーぉᐤᑋᑊ


「キャー キャーキャー」


俺達五人がホテルの待合室に入ると

若い子達は騒ぎ始め、暫しザワザワ

する。


『凄いモテようです。来ますか?』

と連絡が入る。


「いえいえ、ホテルとあれば

お泊まりが確実予定に入ってます

よね。


明日の昼頃、行きます。

それ迄張り付き大丈夫ですか?

食事代も、宿泊代も出しますから

遠慮なく張り付いて下さい。」



『了解です。』


報告によれば、千春と言う子 が

今日の拓哉のお相手らしい。


2人は寄り添いアッアッムード

写メが何枚も送られて来る。


成程、拓哉は可愛い系が

好みらしい。


オバサン系のカチッとしたミクは

どーも腑に落ちない

拓哉の好みとミクは随分掛け離れ

ている。


『もう直ぐお開きです。これから

ホテルのBARに移動します。』


拓哉もお酒が回り出したのか

拓哉の方が積極的に

ベタベタしだしたと報告が

上がって来た。


「ヨッシャャャャヤ‼

来た━━━━━━━👎」


メール作戦。

コレで拓哉がお泊まりを決行

すれば拓哉とは終わりにしょう。


ミクは・・・ゴクッ!

生唾をのむ。決断の時来たる‼

携帯をだしメールを送る。


「亀嶋さん、今仕事終わって

バスも無くてタクシーも来な

くて 困ってるの・・・」



『今メール開いてます。』



「どんな感じですか?」

ミクは興味深々に聞いてみた。


『首を捻ってますよ。

女の子が怒ってて、ご機嫌

とって ますよ。』



「ちょ、ちょっと待って

千春ちゃん

メールだからサ」


♬♪♬♪♬♪

拓哉から電話がかかって来た。

どうやら彼はメールを打つ

暇が無いらしい。



「もしもし、ごめん、今友達と

酒飲んで 運転出来ないんだよ

あのさ、親友の成美さんだっけ

頼めないかなぁ!」



「え、何処で飲んでるの?」


「居酒屋なんだけど・・・」


「女の子?いるの?‼」


「まっさかぁ!居ない居ない

男ばかりだよ!

やっとミクと付き合い

始めなのに・・・

な理由ないでしょうが!。」


「分かった。

心配かけてごめんなさい。」

ハイ‼拓哉は大嘘つきと判明👍


「明日夕方合わない?」

拓哉は思い切ってミクを誘ってみた。


ミクは呆れた、今から浮気するヤツが明日のデートの誘いか?

首を180度回し切ってもまだ不思議!

こういう奴を大の女好きと言うのか!

「明日友だちとランチなんだー

ホテルのバイキングなんだけど

その後なら会えるよ。」


とミクは罠にかかったイケメンを

処刑でもするような悪魔の笑いを

浮かべた。



「じゃあ昼電話するよ。」

「はーい。」

ここは可愛く返事しとく。


拓哉は電話を切った後何となく

やっと罪悪感を感じていた。


拓哉は勝成の方へと近づき

「俺やっぱ帰る。

ミクがタクシー捕ま得れ

なくて

困ってるみたいだし

ほっとけない。」



「何言ってんの?

今日が遊ぶの最後なんだろ?

子供じゃないんだし

どうにかするよ。

ほっとけ、ほっとけ!」


「ん〜そうかなぁ」


「そんなんじゃカカア殿下に

臀にピッタンコ敷かれるの

間違い無し‼アハハハハアハハハハアハハハハ

最初が肝心なんだよ‼」



回りにいた唯人や敦、潤一も笑いを堪えながら、はやしたてた。


「ミクぅ﹏う、ミクぅ﹏﹏うって

か‼」

拓哉の真似を面白おかしく大爆笑


「あーあ遂に、つまらん男に

なっちまったな〜」


「な、女房の臀に敷かれて

ペッタンコか?

煎餅‪🍘‬焼く時、はけで押さえ

つけられるじゃん、まさにアレ」


ꉂꉂあははは



「バカにしゃがって‼煎餅なんて

何年も食ってないぞ!

俺は餅派だ!」



拓哉は千春の肩を抱いた。

「俺は臀にはしかれないからな‼」


探偵は2人の部屋に入る所を写メ

に抑えた。



「はぁー‼」

諦めの溜息をミクは深く吐いた。

彼女より女の子を選んだ時点で

信頼性を失った。


無常にも朝は、やってきた。

そして当然ながら昼が来る。


ミクはふんわりカールした髪を

靡かせながら白っぽいレースの

ワンピースを着て

ラ、フランスホテルの

ストリートピアノ🎹🎵みたく

設置されたピアノの前に座り、

大好きな曲を弾いた


「別れ〇曲」を引いていると

立ち見が出来る程人が集まった。

ミクは二歳からピアノを習っていた。


当然モテ男達も、部屋から

ノコノコ出てくる時間だ。


「へえ、上手く引くなぁ」

最初に声を上げたのは勝成だった。

拓哉も千春と別れ勝成達の元へ

近ずいてきた。


すると偶然曲が終わり彼女が

ピアノを離れる時軽く礼をした。


スローモーションのように

頭をあげると拓哉を見てニッコリ笑った。


ガ━l||l(0Δ0)l||l━ン💦


「もう1回、別れの曲を弾きます。

今部屋から出て来たみたいなんで

浮気した彼氏に送ります・・・

彼は彼女より、ひと時の快楽に

溺れてしまったんです。

酷いでしょう皆さん。


ねぇ拓哉さん

楽しかったデスカ

若い子との一夜は?」


WΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン


♪♬♪♪♬♪:♪

流暢に流れる音楽はミクの

イライラも何も感じさせない

静かに、諦めたようにただ楽譜通りにピアノから流れるメロディは

繊細で綺麗な音色だった。



拓哉はうんこ座りをして只只

項垂れていた。


ミクはピアノを弾き終わると凄い

喝采を受けながら又静かにお辞儀を

ペコ、ペコ、ペコと3箇所に向かって

頭を下げ最後に拓哉を見つめ

`👅´べーとしてホテルを後に

した。


「ハッ‼」

とした拓哉は慌ててミクの後を

追った。


「ゴ、ゴメン、ゴメン」

ミクの腕を必死に掴み謝った。


「友達と最後の合コンだったんだ」

拓哉は叫ぶように必死に訴えた。


バシッ

ミクは腕を振り払い

「汚い‼」

そう一撃して帰って行った。

なんか断る理由にしては後味が

悪かった。


一週間後、報告がきちんとした文章と綺麗な写真写りバッチリな拓哉の浮気証拠が上がってきた。ビックリ


「流石プロ」


コレで拓哉が何か言って来ても

キチンと断われると半分ホッと

しつつも少し落ち込む自分もいた。


「はぁー男って虫かってんのかな?」


「浮気虫か?キャハハキャハハ」

愚痴る相手を間違えたかも

ミクは楽しそうに笑う成美を

ジロ━━━━


「私達、結婚出来るんだろーか‼」

とミクはポッリと呟いた。

成美はポテチをバリバリ食いながら


「縁、縁、縁があれば行けるよ。」

と人事みたいに笑った。


「アンタもよ!同い年なんだから‼」

ミクは持っていた、ハエたたきで

成美のオケツをバシ﹏ンイテツ、ポリポリ



「ミク私さぁ ゙*私

結婚願望ないよ。

なんでワザワザ苦労したいのサ

姑とか、親戚付き合いとか

今アンタの 旦那ウワキじゃん。‼」


「W﹏最後の結構キツイ‼

旦那じゃ無くて、カレシだけどね。」


「ケケケ言いたかったのソコ

アンタは嫁に行きたがりだから

からかいがりがアルワ」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る