カメラ用語解説


 〇EV値(Exposure Value):露出値の事で、明るさを示す数値です。EV0は、ISO100、絞りF1.0、シャッタースピード1秒で適正露出の明るさになります。そして明るさが倍に増えるごとに数値が1づつ上がります。

 例:EV9明るい室内・EV10室内照明の周り・EV11雨・EV12曇り・EV14晴れ・EV15快晴・EV16真夏のビーチ


 〇絞り:レンズを一度に通ることが出来る光の量の事です。F1・F1.4・F2・F2.8・F4・F5.6・F8・F11・F16と数値が大きくなり、数値1つ上がるごとに通る光の量は半分になって行きます。数値が大きいほど被写界深度が深くなりピントの合う範囲が広がります。


 〇シャッタースピード:フィルムに光をあてる時間の事です。1秒・1/2・1/4・1/8・1/15・1/30・1/60・1/125・1/250と時間が約半分(速く)になって行きます。(電子制御のカメラでは中間のシャッタースピードもあります)※1/8以下のシャッタスピードでは手ブレに注意しましょう。


 〇適正露出:自然に見える明るさの事です。ただし、カメラの場合は画面全体の平均値がニュートラルグレイの明るさになる事を指します。なので逆光で撮る場合や暗く撮りたい場合は露出補正が必要になってきます。

 ※適正露出がEV10の場合。絞りF2・シャッタースピード1/250と絞りF8・シャッタースピード1/15はどちらも適正露出になります。(違うのは被写界深度)


 〇被写界深度:ピントの合う範囲の事です。被写界深度はレンズの焦点距離が短い(広角)程深くなり、撮影距離が離れる程深くなり、絞りを絞り込む(F値が大きい)ほど深くなります。なので、望遠レンズで近くを絞り開放で撮影すると被写界深度は浅くなり背景のボケが大きくなります。(ポートレート写真)


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