——桃花を犠牲にしなくてもうまくいく方法——
本当にこれだと思いました。
ノブヒロが言う通り、リンデンの方針は間違ってはいなかったと思います。
ただ、桃花という一人の人間に対する見下しやマウンティングがあったようにも思うのです。
そういった雑念が混ざっていたために今回のようなことになってしまったのかなと感じました。
合理主義者を自称するキャラほど、心ある人間を心がない物として扱うという非合理に陥るのかもしれないですね。
面白かったです。
また来ます。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
なんだかんだ言っても学都の最先端をゆく人物ですから、円満解決できる手段を見つけてくれると良いですね。
ただ、知識を追い求めるあまり……という風潮はリンデン個人というよりは学都全体が持つ特徴のようなものなので道は険しそうです。
リンデンは最後まで立派な研究者でした。
彼に文句を付けるとすれば、周りにばら撒いた魔物の被害が少しでも少なくなるように対応する事をしなかった点でしょうか。
将来を見据えて桃花の子供を据える、というのも、この世界の将来と一人の異世界人の少女の人権と考えれば納得の行く話です。
彼は確かに、世界の行く末を考えて、実現性の高い方法を取ろうとする、立派な研究者ですね。
問題は主人公達なんですよねー。
結局、感情に振り回された対応しか取れず、対案は何一つとして出せず、論理的に正しいリンデンに反発する事しか出来ず、どうしようも無く幼さが出てしまいましたね。
でも仕方ないのです。ララとルルは10歳ですから。
ただし主人公、テメーは駄目だ。
しっかりしろ、35歳!!
今回の見せ場は湖でララを守った事だけで、後はずっと悩みながらフラフラしてる印象しか無かったぞ!
頑張れオッサン!
いつまでも地球でフリーターやってた頃の意識のままじゃ駄目だぞ!
終わり方の美しさとそう快感が最高です。
なんだかんだでリンデンの一瞥からの机に向かうシーンは好きだったりします。
生き方を選べないのは桃花ではなく彼だったのも印象的でした。あるいは今後変わるのでしょうか、色々と想像が膨らみます。
魔籠機工編もなかなか面白かった。大きな一歩を踏み出しましたが、まだまだ前途多難でしょうね。今後、益々楽しみです。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
またひとつ、大きな区切りまで読んでいただき、ありがとうございます。
続きも楽しんでいただければ嬉しいです!