第12話exみんなのお正月①~藻の花編~


藻の花の家は、人が多い、--何せ、「子供」だけで「12」人


「孫」は「14人」のところ合流するからだ「


なんか、もうーー「少子高齢化」どこいった


いや、それなりにオッサンも、おばさんも、おおいが、その分、中学生とか


5歳児、ゼロ歳児、高校生とかバラエティに富んでいる


そのうえ、合流しなくてもーー子供「8人」とかいう異常な多さ


女、4男4人ーー無駄に多い


無駄に多い、人数が、和室に、こみはいっている

ーーまことにもって、どうでもいいことなのだが、「誰も見ないならテレビ消そうよ」


ぺちゃくちゃぺちゃくちゃ益体のない話に花を咲かせる


今まで、もらったお年玉は全額貯金一年で「6万」総額×17=102万


今年も貯金するので、「108万」貯金


そのうえ、「大根、シラス、金時、サラダ、黒豆、ミカン、エビフライ、混ぜご飯、おもち」


たくさんの「贈り物」をもらいホクホク


ついでに、ついでにーーーお寺で「厄払い」をしてーー「納骨堂や」お墓でご先祖様に手合わせ


今年もよろしくね☆

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一月一日、塩町ーー塩町の一家、は一家の中が悪い

ーー「妹」のことを昔から、「第二の母親」

横暴、わがままなどと言いたい放題、言ってきた塩町だが、最近、妹に彼氏ができて

家にはいない


上の妹が、こう、でも下の妹も下の妹で、早すぎる反抗期

正直、お兄ちゃんとしては肩身が狭いアンド「両親プラス上の妹」からダメな奴認定されている

(しょうじき、あいつらがいなければもうちっとましなのに)

むきになったり、凡ミスをやらかすんだよなぁ、家族がいるとと思ってる

そんな、彼でもーー正月は、あまりそういったことを気にしないでいい時だ

でも

「あのーーお父さん、お父さん」


おばあちゃんちで、のむのはいいんだけどさーーいくら何でものみずぎじゃね

そしてじいちゃんも、酒を進めるな

ーーそして、誰も見ないのなら、テレビ消せよ


ばあちゃんは、元気ピンピン、元気婆である


じいちゃんは、「あんね、昔はじいちゃんは、貧乏だったから、中学校なんていったことなかったんだよ」

じいちゃんの思い出話は面白いんだけど

「そういえば、玲(例ーー上の妹)ちゃんは、おっきくなったねぇ、ちょまちょめ(ちょっと待って)、じいちゃんがなんかこうて(かって)来る」


じいちゃん、親戚モードオン入りましたーーそして、あ、食細いんで

「じいちゃん、これ以上は」

喰えませんーーすすめないでーー(うれしい悲鳴)

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