第10話戦争


映画音楽を聴いていると、こっちの気分まで盛り上がることがままある


彼女にとって、それを聞くことが心地よいリラックスタイムだった


ぐろいホラー映画の音楽、それも巣プラッタな殺人が起こってる様

「それで、どうしたの」


娘に問いかける「別に、」

(負けた、負けた、負けた、あんな不細工にあんなテストでいい点とれないだろう男にあんなーふぁしょんセンスゼロ)の男に


この中で、一番彼が聞いていても、ダメージを追わないのは、ふぁしょんセンスゼロ

だろうか、それは自覚してるし

自分は、おしゃれにできないことぐらいわかりきってる


それはそれとしてーー初めてだった、格下の相手に負けるのは、それが

こんな怒りと絶望と恨みを持ってくるものになんて

彼を、偽物の天才ーー虚栄の天才とするのなら


正真正銘の天才ーーただ、その心はゆがんでいる


なぜなら、学園で、最高級を争うメンツーー猛者との一騎打ちや、下々への見下し

プライウドが高い、傲慢なところもあった

だから、というわけではないが格下に負けるのが初めてだ

ーーそれが、こんなにも、、、こんなにも「許せないなんて」


ーー格下に負けたところで、ちんけな嫌がらせはプライとが許さない、富豪名家たるもの何をするも優雅にーー母親の言葉である


ーーーだから、倒すーーあいつと同じ土俵で、倒すーー殺すんじゃない

同じ武器で、同じやり方で完膚なきまでに倒してやる


サッカー選手には、サッカー選手で、「捕獲」には、「捕獲」でもってあいうつ


ーーまっていろ、貴様を倒すのはこの私だ


それを見て、母親は思うーーどうやら、心配ないみたいね、と


彼女は考えているーー同にも疑問が尽きない

(、、、「ダイス」が「六」そして「死神」のカード)


何かしら嫌な予感がするーー「ダイス」も何もかも、あてはまる人物を知っている

そんな気がするのだ


(そんなきはないのだけど)

ーー深く、深く考える、、、、「闘争か、逃走か」を

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