第5話捕獲vs撃滅

ーー今回は、塩町がおとりである

「そこ」

相棒が、よけている塩町の横ーー両手に、のこぎりのようなものがついた「残骸」を後ろから、頭を押さえる


回転のこぎりは地面に深く、めり込む「動かない」

「やったぜ、相棒早く」

ーー一昔前の携帯を出し、「捕獲」モードをオンにする


そこへ響き渡る銃声ーーぱん


「なっ」足元にめり込む弾丸「どきなさい、さもないと撃つ」

塩町は離れる

「あなたも」

「どいたら、どうするーー殺すのか、やめろ、殺さないでくれーー捕獲した人間は病院のデーターベース「のところへ行って「治療を待つんだーー治療法が確立したら直して、、、ってうわぁ」

ほんとにーー打ち抜いた、腹をーー横腹に穴が開く

「ぐっ」


「--ちなみにいっとくと、残骸を殺していい

という免許をもっている、そして「邪魔するものは殺していい、と」


「さぁ、どいて」

「待ってくれ、ちょっと待て「捕獲」モードおんにして撃つ

しかしはじかれる「なっ」

だんーーはじいた弾が、そのままくちのなかにはいりこみーーつきぬける

「ぐぇ」その声を上げ、絶命しーー両手からのこぎりが抜ける


「ひっ、、ひどい、、、どうして、どうしてそういうことするの」

ぼろぼろに泣いている相棒

「邪魔だからよーー邪魔するものは殺す、当然でしょ」


そういって去っていく

「うわあああああああああああああああ人殺しーー」


泣きつく相棒


「、、、なんなんだ、いったい、、、、なんなんだよ」


塩町はこぶしを握り締める

「ーーーお二人さん、今救出たほうがいいですよ」

洞窟の外から声が聞こえる


塩町ではなく、相棒に対しいつの間にか、スタンガンが向けられる

いや、首元につきつけられる

視得なかったーー相棒の「皮膚感覚」をもってしても、とらえられない

「それとも、死にます」


「離れろ、相棒」

藻の花「は離れるーーそして肢体を担ぎ上げる


「協力ご苦労様です」いつもの警察官オッサンが、苦虫をかむような声で

敬礼をする


「、、、なんなんだ、なんなんだよいったい」

死体ごと、姉のほうが警察の車に乗り込んだ時、相棒ーーいや

塩町のほうからそんな声が上がる

「--ゆるぎない、日本の洞窟の守りての皆さん、あなたたちはやるのならもっと徹底的に」


そういって消える

二人に、何とも言えない嫌な~気分を味わわせて

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