第2話ざわざわ

ーーもっと「正確」にいうなら、「残骸化」せずに、生き残ったのは相棒だけってことだけどな


ーー皮膚にまるで目があるかのように感じられる、全身の「皮膚」に味覚があるかのように感じられる

皮膚にまるで5感を超える第6感いや、7感でもあるかのように「視得る」


触れてないものまで、触れられたかのように感じる「皮膚感覚強化」それが異能

だから、見えないスピードで迫りくる、敵をの下を交わす


(なんだこいつ、目をつぶってるのにーーまるで見えてるかのように)

なんだよな、体が


ぼそりと主人公はつぶやく、「


そして、3人の下をとらえる「相棒」「はいよ」

形態を「捕獲」モードオンデータ化し捕まえる


「お疲れ様で~す」「はいよ、おつかれさん」「ありがとうございました」

「ありがとう」

とりあえず、8体(あのあと5体捕獲した)をデーター化し、病院へ送る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「いっただーきます」

「いただきます」

相棒の家で、朝ご飯を食べるーー結局のところ、夜帰っても、親がいないし

しょうがないから、今夜は相棒の家に泊まった

相棒の家は、大広間の畳に、居間にある、ちゃぶだいなど和風だ

味噌汁に、ご飯、納豆なんだけど

「なぁ、相棒お前塩分考えねーの」

「いや、考えたことねーけど」

醤油かけご飯「これうまいんだよ」

うん、知ってるけどさ

「私も醤油もらおうかね」

そういうのは、「義祖父」である、相棒の爺様だ


とっくに隠居してるじいさんなのだが、しぶいというか、

バイクスーツびしっとした黒を着ている人間である

「ときに、藻の花ーーお前、今日親父さん戻ってくるんじゃねえのか

まぁ、私の息子だが」

3人暮らしで、家事がからっきしの男二人ーーしかも、親父さんは船関係でなかなか陸に戻ってこないとなれば、料理の腕は上がる始末だけど

「新鮮な魚が食えるぞ、おめぇもきたらどうだ、塩町」

「やめとくよ、今日は一人ラーメンって決めてんだ」


藻の花はもともと、っていうか義理の祖父もだけど、

こんなに、お札と塩が盛られた「部屋でご飯を食い続けることってどうしたらできんの


他人の家には、他人の家のにおいがあるのはわかるよーーでもって、「藻の花こいつんち線香のにおいじゃねえか、それが至る所から香ってくる

何重にもーー少々げんなりしてしまう


ドクン、ドクンーー相棒の中の「巣」と「根っこ」が脈打つ


「根っこ」が、神経に巻き付きーー「吸収した」ばかりの「栄養素」を

奪い取る

中の「残骸」が、栄養を奪い取り、成長するーーおいしい、おいしい、もっと

もっと、と


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