10 狩り生活
宿屋「竜の翼」を拠点として二日目。
今日から狩りを再開だ。
まず最初に起きたら、ミリアを優しく起こすのが昨日からの日課なのだ。
ミリアはずいぶんと笑顔が増えた。
起きたらまず、「おねえちゃん、おはよー」とはにかみながら挨拶してくれるのが、とにかく可愛すぎるわい。
もちろん毎日抱きしめて寝てるよ。
幸いというか、イタペセリアの街があるこの辺りは結構寒い。
だからもうかなり寒いし、特に朝晩は冷え込む。
そして私は竜の魔力を持っているけど、完全に制御できるのはまだまだ先になりそうなので、とっても燃費が悪い。
制御できない竜の魔力が体から漏れっぱなしで、活力が溢れまくっている状態といえる。
だもんで、私の体温は非常に高く人間カイロ状態なのだ。
だからミリアも寝るときはぎゅっとしがみついてきてくれるって寸法よ。
ムフフ。
夏になったら逆に嫌がられそうで怖いけど。
起きた後は、一階の食堂でみんな一緒にご飯を食べる。
この宿屋ご飯はギルドで聞いた評判通りの美味しさなのだ。
もちろんママの城のフリットさんの料理とはいかないけど、量も多いので私も大満足ですよ。
親父さんが凝り性なのか、料理の種類も結構あって東方料理に似たようなのが、ちゃんとした味付けで出されるのは嬉しい驚きなのだ。
一度聞いてみたら、宿屋の主人兼料理長はもともとはとある貴族のお抱え料理長だったそうな。
何にしても美味しいご飯が食べられるのは大歓迎だよ。
私の座右の銘は「腹が減っては戦は出来ぬ」だからな!
ミリアにも犠牲になった命のために、イタダキマスとゴチソウサマをしっかり教えておく。
昨日はギルドには顔だけ出して、その後はイタペセリアの繁華街でミリアの服とか必要な物の買い出しをした。
貴族に絡まれていたパレットさんの店が目抜き通りにあったのを思い出して寄ってみると、ちょうど子供用の服もあったのでとりあえず十着ほど買ったわ。
結構な値段はしたけど、いや、どれもこれもミリアに似合ってたなー。
特に真っ白のフリフリのついた服が本人の体毛の色と相まって、雪の妖精みたいでメチャ可愛いでやんの。
あんまり可愛いから、試着したミリアに「回って回ってー」と何回も何回も頼んでたらお兄ちゃんとマックスに怒られた。
ぬぬう。
「ミリア、ごめんな、このお姉ちゃんかなりバカなんだよ。」
「ミリアさん、コレが姉とは残念に思うかもしれませんが、いいところもたぶんありますので我慢してくださいね。」
しかもその時にお兄ちゃんの突っ込みに続いて、マックスまで乗っかってきよった。
もしかして私って本格的に残念な子扱い?
バカとかコレとか、酷くないか?
「ううん、ミリア、おねえちゃんだいすき……」
でもその後ミリアが顔をフルフルと振って、恥ずかしそうに赤くなりながら言ってくれたよ!!
ヒャッハー!!
ミリアを抱きしめてグルグル回っちゃったー。
それでまた二人に怒られたけど、我が姉の道に一片の悔いなしよ!!
買い物の後は、初日の串揚げ屋でまた端から端までの大人買いだ。
安定したうまさだな。
「おいしーよ、おねえちゃん」
初めて食べるミリアもハムハムと一生懸命食べて、一口ごとにニッコリ笑ってくれるもんだから嬉しがって食べさせすぎた結果、またまたお兄ちゃんとマックスに怒られたのは言うまでもない。
いやー、今までは私が一番子供で可愛がられて保護される立場だったから、逆の立場ってのがすごい新鮮だわ。
何といっても可愛すぎるしな!
全てお姉ちゃんに任せておけ!!って感じで、つい鼻息が荒くなるのも仕方ないってもんよ。
その後は青空市場にをぶらついて、ミリア用の櫛とか下着とかこまごました物を揃えて宿屋に帰った。
櫛は赤い色にして、それをミリアが頭に付けると、私の竜人形態時の角にちょっと似ているか?
「おねえちゃんと、おそろい」
そしたらミリアがそれを頭に着けたまま、嬉しそうにクルクルと回るもんだから、もちろん二つ買いましたよ、ええ。
下着を買った時に、これまた私とお揃いの赤がいいとミリアは言ってきた。
でもその年で赤い下着とか、さすがの私もちょっと飛ばしすぎじゃないかと心配したので、いつまでもそのマナみたいに真っ白な心でいてくれよ、とお姉ちゃんのお願いをこめて無難な白にした。
それに私の「赤竜」は体と一体化というか、体の一部というか、延長みたいなもんだしね。
ミリアも結構はしゃいで疲れたみたいだったから、その後は宿屋に戻った。
晩御飯も美味しいのが出るしな。
その日は揚げた麺にお肉と野菜たっぷりのあんかけがお代わり自由で、他にも東方のダシの効いた煮物が寸胴鍋に山盛り、肉のカラアゲを柑橘系でからめたもの、自分でお肉を好きなだけ取って焼ける台もいくつか用意してあったし大満足だったわ。
こんなに出して利益が出るのかねと思ったけど、この宿屋はかなり高級な部類に入るらしい。
私は疑問にも思ってなかったけど、だから大きなお風呂も普通にあったわ。
大抵の宿屋だと、お湯のはいった盥を頼んでそれで体を拭いたりするだけだそうだ。
もっと安い木賃宿なんかになると、当然何にもなしらしい。
そういう場合は自分で川に行って体を拭くとかになる。
うーん、お風呂だけはできるだけ入りたいねえ。
これまた、もともとは東方の習慣らしいんだけど、ママの城に温泉がひかれたきっかけはカクノシンおじさんの強い要望だそうな。
「東方式のお風呂というのは体をきれいにするだけじゃなくって、心を癒して洗濯してくれるんだよ!! 明日の修行のための活力を与えてくれるんだよ!!」
確かに何かの拍子に東方式のお風呂の話になった時、カクノシンおじさんが口からツバを飛ばす勢いで熱弁してたのは覚えてるわ。
ママの城は元々火山にあるから、温泉のお風呂を作るのは簡単だったらしいけど。
私はそれに小さい時から入ってたから普通に思ってたけど、お風呂ってのは世間的には結構な贅沢らしいな。
確かに元々温泉とかが湧かないところだと燃料か魔法でお湯を沸かさないと駄目だし、結構な水の量も使うし、両方が好きなだけ使える場所ってのはそうは無いのかも。
まあ、私達なら両方とも魔法で解決出来るから問題なしかな。
最初にミリアをお風呂にいれたときも可愛かったのう。
「わたし、おふろはじめて。」
湯気のたっている湯船の前で、ミリアが手ぬぐいで体を隠しながらもじもじさせてたんだよな。
「ちょうどいい温度だよ、ミリア。 熱くないよ? 気持ちいいよ?」
私は既に素っ裸で胸までお湯に浸かって、我ながらニマニマした笑顔でそれを見ていたと思う。
「赤竜」は右手首に腕輪の状態に変形して巻き付けてある。
食事の時もそうだけど、お風呂の時も楽しみたいので、無意識に張り巡らしている竜の魔力を限界まで低下させて、カタナの「業火」と着ている「赤竜」は腕輪に変形させる事にしている。
私は溶岩風呂でも平気だし、そうしないと何の温度も感じないんだよな。
でもお風呂に肩まで浸かった時に自然に出る、ムハァーって感じで息を吐いちゃうのはどんな魔法でも抵抗できないと思うな、うん。
最初はそれでもミリアがまだもじもじしていたので、もうちょっと励ました。
「とっても気持ちよくって、キレイになるよ。」
「うん……」
「お姉ちゃんが嘘ついた事ある?」
「ううん。」
そのやりとりの後で、ミリアは意を決したようにおずおずと片足から入って、やがてとっぷりと肩まで浸かった。
「っあーーーーー」
そして当然、ミリアも自然と声にならない声をあげたわ。
うむうむ、身も心も癒すがよい。
でも手ぬぐいだけは湯船にとっぷりと浸かる前に取り上げた。
お湯に手ぬぐいは浸けないのは鉄の掟なのだよ、ミリア。
よし、今日を手始めに、ゆくゆくはミリアをどこに出しても恥ずかしくない立派なお風呂の達人にしてやろうじゃないか
どこで検定してるのかは知らんが。
二日目からは討伐だから、朝ごはんの後にギルドに行く。
ミリアを討伐に連れて行くわけにもいかないので、ギルドそばにある託児所にミリアを預ける事にした。
託児所には獣人かにエルフにドワーフまで、いろんな種族の子供達がいたので、これならミリアも大丈夫そうだったからな。
結構な値段もしたし、もしかして金持ちご用達なのかもだけど、ミリアにもいい服着せてるから心配ないとは思うが。
最初の日に預ける手続きをしていると、足にミリアがしがみついてきた。
眼に涙がたまって今にもこぼれそうで、もうそれだけで行くの止めたくなった。
心配してくれる気持ち、さみしい気持ちがマナの流れと一緒に私に伝わってきた。
お姉ちゃん泣きそうだったよ。
「お姉ちゃん達、お仕事に行ってくるね。 夕方には帰ってくるから、いい子にして待っててね。」
「……うん。 かえってきてね?」
「もちろん絶対に帰ってくるに決まってるよ! 帰ってきたら美味しい晩ご飯をみんなで食べよう? お姉ちゃん、嘘つかないよ?」
「うん、いい子にして待ってる。」
あー、もう、本当に可愛いすぎるだろ、オイ!
抱きしめてグルグルした後にしゃがみこんで、用意しておいたレガリオン時代の守護の腕輪をつけてやる。
パッと見には古ぼけた、造形もイマイチの腕輪だけど、実は魔道具で守護精霊が封じ込められているのだ。
着用者のマナの乱れ、もしくは意識を失った時に守護精霊が出てきて着用者を守る仕組みだ。
守護精霊が引っ込んでいる時には、使用者の生命力から魔力を回復するようになっていて、問題なければつけっぱなし出来る優れものだ。
この守護の腕輪とか首飾り、珍しいのでは服に編み込んだりするのもあるけど、今ミリアにつけた腕輪の精霊は結構強い。
ママから渡された大量の道具の中にあったけど、荷物返す時に漏れてたのだ。
でもこれは都合が良かったわい。
この腕輪には最上級の風と土の魔法まで使える精霊が封じ込められていた。
現在でも似たような道具は王家とか大貴族、大商人など、お金と地位と両方あって命を狙われる人向けに流通しているらしい。
普通の市場には出てくることはまずなく、価値も最低金貨千枚からというぼったくり価格らしいけど、そんなことはどうでもいいからミリアを確実に守るのだ。
これでひとまずは安心かな。
ミリアに渡す前に竜の魔力を強烈に流し込んで、中の守護精霊を強化しようと思ったらマックスに滅茶苦茶怒られた。
「そういう仕組みじゃないので、何でも力ずくで解決しようとは思わないでください!! 壊れます!!」
だそうだ。
むう。
魔法の収納袋にはほとんどママに返したとはいえ、まだこういう品物が結構残っているので、それを売りさばいた方がいいのかとも思ったけど、伝手が何にもないんだよね。
いくらマックスでも、そんなに急にはコネを作るとか無理だし。
一昨日のスキュラで金貨百枚とかになるなら、討伐だけしても結構速くお金は溜まりそうだしな。
それになんといっても、売れるのをただ待つとか私の性格に合わないわ。
私には商人は無理。
お客さんとか取引先とか相手に、くねくねとした駆け引きとかやってらんない。
殴って解決できる討伐の方がいいや。
後ろ髪をひかれる思いでギルドに向かった私らに、ミリアが見えなくなるまで、手を一生懸命に振ってくれた。
お姉ちゃん、稼いでくるよ!
ミリアと一緒に楽しく暮らす家を買うという目標ができたので、効率全開で行くか。
ギルドに入ったら、また全員から注目された。
でも何と言うか、初日とは違った注目のされ方みたいだけど。
「おう、嬢ちゃん、元気か? あのちっこいのも。」
昨日と変わらず頭は磨いたみたいにピッカピカに光ってるサムエルさんが声をかけてきた。
「ちっこいのじゃないわ。 ミリアよ。 私の可愛い妹よ。覚えておいてね。」
徒党の人を待ってるのか一人だけのサムエルさんに、やんわりと笑顔で訂正しておく。
こっちが頼んだんだけど、普通に接してくれるのはありがたいわ。
ギルドでは私は遠い田舎から出てきたどっかの勇者御一行となってるので、サムエルさん以外は遠巻きにして様子を見ている感じだ。
普通は勇者とかはギルドには来ないから、扱いに困っているって感じがマナから読み取れた。
利用するにしても寄生するにしても強すぎるので無理。
かといって狩場を荒らされたわけでもないので文句も言えないってとこか。
「あいよ、覚えとくよ。 今日から普通に討伐か?」
サムエルさんは相変わらずの安定感だ。
困っていたら助けようっと。
「はい、ミリアと一緒に住む家を買いたいから、今日から本気の全開でバリバリ稼ぎますよ!」
言い残して受付に向かった。
今日も一昨日と同じく尻尾を元気よくパタパタと振っている獣人のお姉さんの受付に並んだ。
いつも元気な人っていいよね。
私達の番が来て前に進むと、今日はお姉さんの胸に名札があったわ。
昨日は付け忘れてたのかもだけど、名前はシドニーか。
私達を見てお姉さん、いやシドニーさんの尻尾の動きがパタッと止まった。
あれえ、またですか?
と思ったら、より一層に激しく振り出した。
さっきまではパタパタという感じだったのが、今やブンブンという勢いだ。
すっごく歓迎されてるみたいなんだけど、なにこれ?
「ミリアムさん、こんにちは!! スキュラ討伐ありがとうございました!! サムエルさんから聞きましたけど、ミリアムさん達はどこかの勇者だそうでとっても強いんですね。 王国からの依頼を片付けられて助かりました。 それに、素材の売却利益でギルドも助かってます! これからもよろしくお願いしますね。」
心からの笑顔にマナが輝いてる、輝いているよ。
あー、なるほど、そういうことね。
息継ぎなしで一息で説明ありがとう、シドニーさん。
こっちがデカいのをガンガン討伐すればするほど、ギルドも利益が増えていい事ずくめって事ね。
一緒に幸せになりましょうって事なら、私らにもは異存はないわ。
「じゃあ、今日も討伐お願いします。 依頼はなしで。 適当に狩ったら帰ってきますので。」
「はい、わかりました。 こちらをお願いします。」
シドニーさんが討伐確認用の魔石の腕輪を差し出してきたけど、笑顔も一昨日より三割増しなのは気のせいだろうか。
単なる職務以上の熱心さというか。
もしかしてスキュラ討伐で王国からギルドに別にお礼が出たのだろうかとか、素材の売却額によって職員の人らにもいくらか余禄があるのだろうかとか結構ゲスいことが頭をよぎったけど、まあどうでもいいか。
あまり人のマナを盗み見るのも嫌だし。
みんな幸せならそれでいいや。
何も考えずに狩りまくるだけだわ。
シドニーさんから腕輪を受け取って、ギルド職員さん達から最敬礼を受けながら建物を出た。
さて、どうしましょうかね。
「お嬢様、完全に未開発の地域には結構な大きさの魔物の反応がございます。 そちらに行ってみましょうか。」
いつも通りにこれ以上ない間でマックスが提案してくる。
「そうだな、でかいのを狩りまくれば家なんかすぐに買えそうだな。 ここのギルドのメンツが行く狩場でやらかすと、縄張りがどうのスジがどうのとか、面倒なことを言い出すバカがいるかも知れないし。 誰もいないところがいいと思うぜ。」
お兄ちゃんも同意見みたいだし、そうするか。
私達は一応勇者ってことになってるので、もう魔法も何でも使っていいだろう。
なにか突っ込まれたら、勇者固有の魔法ですと誤魔化すことにしよう、そうしよう。
マックスが検知魔法の範囲をさらに広げた。
こういう、技術とか調整とか細かいのが必要な魔法はマックスに任せるのが一番。
私は力でゴリ押し系が担当だからなー。
面倒なら近づいて殴って解決します!!
自分で言ってて情けなくなってきたけど、言動がまんまママそのものだわ。
私のそういう繊細な内心の葛藤に微塵も斟酌することなく、検知を終えたマックスが伝えてくる。
「では北西の方角、百リーグほどの距離になりますね。 ちょうど一回で転移できますし。」
街からホンの十リーグも離れると魔物がウヨウヨいるみたいだけど、一番近い大物が固まっているところはその辺か。
「ありがとう、じゃあそうしましょ。」
さすがにギルドの建物の真ん前の道では魔方陣を展開できないので、少し歩いて空き地を探す。
ギルドから何人かついてきたけど、タカリ目的かな。
えらい弱っちい割にはマナは暗くて黒い。
自分次第でどうにでも変わるってのがわかってないのか。
とにかく無視だな。
運よくすぐに空き地があったのでマックスがすぐに魔方陣を滑らかに展開。
世間では失伝している転移魔法だ。
両手を広げたぐらいの大きさの、複雑な立体的な円形の魔法式を真ん中に、大小それぞれ七つの魔法式がその前後に展開。
中心の軸となるマナの制御式がそれぞれの魔法式を接続、決められた順番に起動していく。
魔力の風が巻き起こり、後ろをついてきていた冒険者たちが驚いて後ろに下がる。
次の瞬間に私達は彼らの前から掻き消えていた。
「お、さすがマックス。 方向も位置もピッタリじゃん。」
「そうだなー、お嬢がやったら結局またやり直しだからなー」
お兄ちゃんの突っ込みが即入る。
「いや、方角はいつも合ってるよ? 位置がちょっとずれるだけで。」
「五十リーグとか、ずれとは言わんと思うぞ、お嬢。」
。
むむむ、確かに今のは自分でも無理があった。
ずれるのは事実なんだし、勝てない論戦はこれ以上やめておこう。
「よっしゃあ、早速やりますか!!」
私が気合をいれて宣言して誤魔化したのに、二人ともそれ以上に追及はせず頷いた。
近くにいた魔物たちが襲ってきたからだ。
その日、イタペセリアのギルド支部は設置されて以来、持ち込まれた素材の量、質ともに最高記録をぶっちぎりで更新した。
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