『もし誰もが働かないといけなかったら労働に適さない青年はどうすればいいですか?③』



 そうして、体験でやってみる最初の職業体験。

 話し合って決定したのは『慣れたものなら何とか出来るだろう』と、"料理人"の真似。




刃物はもの可燃物かねんぶつの扱いには気を付けて下さい。私の直ぐに助けてやらない場では重大な事故に繋がりるので」

「分かりました」




 場所は拠点に併設の多目的室、内装を"人界の飲食店"と成形して、『いざ』の実践が間もなく。

 青年が厨房に立ち、一応の救済措置であるイディアは注文の確認や飲食物の持ち運び、そして一旦に店外へ立ち去るアデスを客とする設定。



(……"料理"なら多少は出来る。寧ろこれに限っては手早く、手慣れて……)


(専門の領域だって少しは齧ってるんだ——頑張ろう……!)



 試される者は『いきなり対面は難しいだろうから』と配慮に仕切られた自分の調理場で出番を待ち、然して間を置かず聞こえる美神の『いらっしゃいませ』の声を境に。

 いよいよ——仕事の始まる予感に奮起が『手並みを見せん』との腕まくり。




「——いらっしゃいませ」

「どうも。"可愛い店員さん"がいると聞いてやってきました」

「あっ……いきなり、厄介そういう?」

「そう言って足を運んでみれば早速に麗しき姿。なれどこの店では『瑞々しく健気立けなげだての若年じゃくねん』がいるとのことで」

「……」

「その私好わたしごのみは何処ですか? 貴方とはまた少し、違いますよね?」

「……いえ、あの……そういった事はわたくしの方で存じないのですが……」




 演技に関わらない台詞は小声として驚きながらも対応にあたるイディアに対し、陽気と軽薄を簡易的に表す星形の色付き眼鏡は飲食店に出会いを求める老女の侵攻。

 現実に存在する客を参考とした例で手を抜かず、『早々に青年の意気を挫いて負担も軽くに終わらせよう』との優しさが、厳しさ。




「嘘をおっしゃい」

「いや、私どもは料理を提供する飲食店でして『可愛い』どうのは詳しくなく……もしかしてお客様の方で、訪ねるお店を間違えていらっしゃるのでは……?」

「……では何か。私の方が『おかしい』と、『耄碌もうろくし腐った老婆』と馬鹿にしているのか」

「そ、そんな、とんでも御座いません。そのような事はまったく——」

「いいえ、そうに決まっている。どうせ判断も付かぬ者が『水商売は水商売』でも種を間違えて、『足取りでも覚束おぼつかぬままに転がり込んできた』と高を括っているのだろうて」

「……でしたらやはり、私どもではお力になれそうにもなく——申し訳ありませんが、お引き取りを」




 それに対しては『我が友が発見されてしまう』、『面倒なやからにロックオンされてしまう』だのと。

 何とか、友の存在を隠してお引き取り願おうとするイディア。



(……何か話し込んでるけど、どうしたのかな?)



 けれど——美神の奮闘も虚しく。

 騒ぎを聞きつけて此方も同様に『友思い』が気に掛け、状況を窺おうと仕切りから顔が出てしまう。




小娘こむすめ。聞かぬか」

「お引き取りを願います」





「(大丈夫かな——)……な、何か問題でも、ありましたか?」





「……"あら"、"あら"」




(——うわ"。なんだあのアデスさん)




 その瑞々しい若者で後ろに纏めた青黒の髪。

 髪と揺れる気弱な眼差しは老婆で『愛らしく』目に留まったようで。




「これは、本当に美味しそ——聞いた話以上に、お可愛い。物陰から恐る恐る顔を覗いてくる仕草、可愛い」

「え……な、なんですか?」

「お幾つなんです? お仕事の後に時間は? 良ければこの後一緒に、お話しでも」

「い、いや」

「いい場所、知ってますから」




「我が友——私の後ろへ」

「い、イディアさん……!」




 一旦に状況を整理しようとするイディアが庇う中、"癖の強い演技"へされる指摘に一休みしたアデスの弁明。




「お待ちください——待たれよ、"女神"」

「……なんです? いい所でしたのに」

「いえ、初めからして演技が少し……"重苦しい"のではありませんか?」

「……私だって辛いのです、心苦しいのです」

「でしたらもう少し……加減を」

「いいえ。ですがそれでも労働に関するこうしたことの実例は枚挙まいきょいとまがなく……悲しけれど事前の対策として、知っておくに越したこともなしゆえ」




 一応に『申し訳なく思っている』と述べては、けれど謝りつつも言った通り心を鬼神おにとして続行せんとの女神。




「御免なさいね、若者ら。ですから、ほら……この手の厄介。"己を絶対の神と思い込む面倒な客"」

「「……」」

「対価さえ支払えば『店員を自分に従属してくれる格下』と見て己が意のままに操れると調子に乗るから、早めに断っておかないと更につけ上がりますよ——と、お教えしたく」

「「……」」

「……ね? あまりに恐怖させてしまったなら練習の練習から再開するとして——またやってみますよ」




 一応に助言もしてから、練習の前の練習で掛け合い。




「——"じゅるり"。いやぁ、本当に"美味しそう"ですねぇ……?」

「いや、ですから"そういうの"は、"そういうお店"とかではないので……!」




 怯えながらも変な恩師に慣れていて、料理の前に『どのような反応を見せればいいか』の時点で青年の悩む前。

 イディアがやはり再三に断るも、好色こうしょくの厄介な客は『沢山頼むから、それぐらいは』だのなんだの。

 先端を割る怪しき蛇の舌を見せながら、ごねて。




「……いいんですかぁ? 今のご時世、"数に物を言わせた口伝くちづたえ"でこのような情報の乏しい小規模の店——"どうとでもできる"のですよ?」

「——女神。流石に"接客"の許容範囲を明確に越えてきています」

「…………"労という概念のそこ"を知らしめようとした親切が……あだとなるか」

「はい。我が友も料理どころではなくなっています」




「店が……潰されちゃう……??」

「——すまない御免なさい我が弟子。練習、あくまで練習ですからね? 本当に潰したりはしませんよ〜?」




「反省もしてください」

「うむ。確かにこれでは、社会は社会でも『法律の運用』へ主題が移ってしまうからして……反省もしつつ、次はもう少し"穏やかな厄介"を演じます」

「そこは譲らないのですね」




 現実に『脅迫』は"業務妨害"の厄介を越えて『流石に悪質すぎた』からと。

 当事者の青年を落ち着かせて、何より再び了承を得てからの——仕切り直し。




「こほん——では、愛らしい料理長。今日は食べて直ぐに帰りますので、けれど通い詰める常連になってあげますから料理を急いでください」

「……お客様。ご注文は何になさいますか?」

「これです。"温かい焼き菓子"」

「『ホットケーキ』ですね」




「でしたら——我が友。お願いします」

「は、はい……!」




 店の奥で調理場に戻る青年。

 遂に来た出番で、けれど客に急かされた焦りに、愛の言葉への恥じらい。

 余裕のない心が慣れている筈の調理でも表出させる不安の動作。



(——あっ。これは砂糖じゃない、塩だ)


(そしたらえっと、このお店はガスで火を使うタイプで……久しぶりだけど、ガスコンロはこれを……回すんだっけ?)



 ガスの元栓を開ける。

 続けては傾けるコンロの摘みで『カチッ・ボウッ』と火が付いたのを確認して、"客席の方で増える声"を気にしてもしっかりと戻す。




「私は『退屈の幼女』——店内を落ち着きなく、ウロウロと歩きます」


「私は『商品の注文を独特の呼び名で頼む厄介』——店員が迅速に該当物を寄越さないと、まるで理解しない其方そちらに非があるよう振る舞います。『赤く涼しい炭酸シュワシュワ』、『薄い乾酪きいろ』、『七星セッターはんばーぐ』」


「引き続き『好色の老婆』——どうです? でも一緒に、あの者と遊ぶのは?」




(そうしたら今度こそ料理……"料理"……?)




「——い、イディアさん」

「我が友……! お冷やは私の方でお出しして、何とか抑えておきますから——貴方その間に、調理を」

「え、えっと、すいません。注文は——最初は、なんでしたでしょうか?」

「最初の注文は『ホットケーキ』ですので、その二枚です——焦らず、それが終われば次をお伝えします」

「わ、分かりました」




 しかし『混乱をさせまい』と順序立てて美神が指示をくれても、久しぶりに立つ人界のキッチンでは慣れぬ設備に落ち着きを得られず。



(——急がないと……! ぷ、プレッシャー……!)



 耳に聞こえる山積みの注文で、その一つ一つの作る手順も確認しようとして情報の混線。



(『ホットケーキ』は小麦粉と、牛乳と…………この材料は『ハンバーグ』だったっけ?)



 だから調理の方でも『ついつい』とイディアに助けを求めようと考えはよぎり——。

 けれど頼みの彼女も増えるアデスに手を焼いて助けられる暇などはなく、徐々に仕事量の過多キャパシティオーバーで潰れてゆく青年。

 焦る手元、要らぬ権能に洗う手水が滑り、切れ味鋭い包丁だって空中を飛び交う——きりきり舞い。




(わ、! わっ——あ、危ない……!)




 "コンロの後ろへ落とした刃物"を直ぐに手探りで掴み、戻し。

 落としたそれを念の為で早急に洗う中、遅れて思い出す調理の同時進行では生地を焼く前に温めようとする鉄板フライパン




(…………あれ? 『ネギ』……?)




 そうして遂には"ゆとりのない心持ち"と合わさり、またこれまで強靭な玉体と女神たちに護られる環境に慣れていたが故か。




(いや、『タマネギ』なんて出してない筈なのに"臭い"が、なんか——)




 ゆえの、ことか。

 青年が指で触れようとするコンロの摘み。

 "その裏"、先の包丁が運悪く良い角度で入って傷を付けたゴムかん——"隙間より漏れている気体は可燃性"。




「……?」

「えっ、美神わたしです? いえ、今日は香水の類を付けてませんので無臭むしゅうの筈かと——」

「いえ、"この空間自体"が」

「……? 言われてみればこれは……"まるで法令によって匂い付けを義務とされている"ような……"わざとらしく鼻につくこの臭い"——"!"」





「我が友! 火を付けるのは少し待っ——」





「え——あ"」





 その換気も忘れたガスに満ちる調理場で、既に為されてしまった点火——導かれる結果はこの場の誰もが遅くとも、当の青年だって急速に冷える心で予測できるものだった。




(な、なんかやっちゃった!? ガスが充満する中で——"火を付けちゃった"!!?)





『でしたら、このまま——





 未知の権能が空間に存在する物質の動きを重く、押し留めるようの固定——擬似的には『時を止めてみせる』空間で大神の声が若者らの意識に響く。




「「——」」

『どの道、この場では被害という被害も出ないでしょうから……うむ。"我々は失敗から学ばねばならぬ"』




 だからそうして、偉大なる神に世界は動きを戻されての——引火、気体を伝う爆発の衝撃。

 無傷の女神たちを残して綺麗に吹っ飛んだのは仮設店舗の全て。




「……"事故"の原因は、分かっていますか?」

「……はい」




 爆風、晴れる煙。

 今し方まで調理場だった跡地には土下座をする青年の姿。




「…………"不注意のガス漏れ"。"不注意の点火"」

「はい。包丁の切っ先が見事に穴を開けていました」

「……確認不足でした。万全の備えもなく危険な作業を続行しようとした……自分の落ち度です」

「分かっているなら過失それについてはここまで。貴方も学ぶ者ですから、心からの自省に御叱り必要なし」

「……本当に申し訳ありませんでした」




 恩師と友へ平謝りで下げる身で、歩み寄るイディアは背を優しく撫でてくれる。




「……ですが、"こういった事故もそれなりの確率と予測が出来ていたから"、私は当初よりつとめへ消極的だったのです」

「……」

「傷付くのは勿論、"他者を傷付けてしまう貴方"の姿もまた……見ていてあまり面白いものではありませんから」

「……」

「……考え直しませんか?」

「……」




「……それでしたら、女神」

「……?」

「危険な物を大して扱わない、いえ寧ろ己の体で『危険を除く』ことなら……どうでしょうか?」




 更には友思いの美神がくれようとする——"失敗に沈む心へ挽回の時"。

 大神の護りで損害はなくとも深く詫びた青年も励まされ、潤む瞳を上げての次へ向かわん。





「次は青年の持つ"腕っ節の強さ"を活かした『護衛』、以前に私へしてくれた『身辺警護しんぺんけいご』での——取り返す機会を」

「……付き合いましょう」





————————————————





 だからそうしての状況設定は——夜。




「……」

「"——"」




 人気ひとけのない都市の道。

 姫の如き要人のイディアを青年女神が護衛しつつ暗殺者アデスの襲撃へ撃退対処の任務は、頭巾と面頬を展開してより多くの情報を拾う戦闘モード。

 両手では水刃ウォータークナイを衣の下に隠し持ち、警戒する忍者の碧眼は凛々しく。




(——"!")




 なれど、大胆にも"正面から歩いてくる相手"。

 やはり『速攻に終わらせん』とするものか。




「……」




 警戒を更に研ぎ澄ます青年で更に鋭くなる青の虹彩、前に構える刃へ——手加減でも妖艶に臨む暗殺者。

 肩では衣も薄く白肌を見せて、歩きながらに爪で切り裂く下半身の装いはももを覗かせる意識の誘導。

 ——揺らす。

 耳飾りに黒衣に、脚の肉付き。

 気を払わせんと各所で注目を集め、対応する者の動きを——にぶく。




「"青年"」

「……」

「"獲物せいねん"だ」




 薄布で隠した口元。

 更に更に、顔で場に不相応な笑みを浮かべてから"目線を強調する効果"を載せては——"邪視"。





——"せいねんだ"」





「——っ"」




 色味は闇夜で熱を持つよう赤く、重く。

 呼ばれる青年はその"暗き瞳の奥にあるもの"を知っていた。

 知っていたからこそ、"恐怖"は根源的に強く、より鮮明の想起。

 そう、『冥界の創設者』で嘘偽りなくしんに"対象を殺さんとする魔眼"——"殺意の波動"が冗談なしだから恐ろしく。

 見られただけでの——身震い。




「……! (しまっ——」

「我が弟子」




 その力んで体を震わす一瞬は美姫びきの首元に、"もう一体の暗殺者"が指を添えるのに十分すぎる時間であった。




「『暗殺者の数が一体である』とは言ってなかったでしょうに」

「……」

「攻撃に対処するためには『何でもが起こり得る』、『万事に心を構えよ』と再三に言って……しかも、直ぐに見蕩みとれて意識を持っていかれた」

「……はい」




 だから護衛の任も結果として——失敗。

 青年の負けで、以下は対応に関する追加の指摘。




「何より"温かな日常"からかけ離れては異常を敏感に感じ取り、"険しくなる表情"では『かつての焦燥と自暴に自棄であった己』が出ようとしてしまう」

「……」

「だから、"辛そう"でしたので……護衛も、ここまで」




 殺風景でも、今し方よりは明るい空間へと戻される背景。

 切り破った衣をなぞる指が縫い、掛け直す蓑でも隠れる白肌。




「『積極的に他者を傷付けよう』との"敵意や害意"、"悪意"と接するのは以っての他である」

「……はい」




 言われる通り"怖いものは怖い"ので『止めておけ』との忠告も素直に聞き入れる他なく。

 加えて、これまでの失敗の色々も合わさって落ちる肩は、瑞々しいのに雰囲気では枯れるよう切ない。




「良かった点を挙げるとすれば、途中では協力する私でややに感情が昂った」


「"脆いものを抱えていながら他者を守らんとする表情や構え"……女神イディアではどう思いました?」




「……結果は兎も角として、"大切な者"として護られるのは中々にこころよいもの。安心感を与えてくれますし、"行動"という形でその思い遣りが可視化されて実感も得られる」

「貴方も『形式は悪くない』と?」

「はい。そして基本的に我が友は何時いつなんだって真剣に向き合ってくれますから、そういった意味では『役割を演じること』——『ロールプレイ』や『コスプレ』と呼ばれるもののよう"迫力ある演出を提供する"事には適正があるかもしれません」




「……イディアさん」

「大丈夫ですよ、我が友。貴方は何も出来ない訳じゃない。それに例え迷惑をかけてしまったとしても反省して、次には改善の出来る方だと——"側で見守っていた私"が保証します」

「イディアさん……」




「……私も似たようなことは考えていました。ですがそれにしても『私』と『美の女神』で対応に"差"があるのでは?」




 だがして、気落ちを補う美神と青年で雰囲気は良く。

 若者たちの心だけでなく将来的な体でも距離を近くしようとする気配を察しての暗黒。




「『たまには私も青年に護られたい』、それこそ形だけでも"護衛の様式"を取ってくれるなら、私の方が対価を払いたいぐらいです」

「……でも」

「いや、それ以前に何ですか"アレ"は。"私の前では直ぐにしてくれない表情"——『決して失わせぬ』と苦しげにも凛々しく、"背中で語る相手への思い"……たまりませんわよ」

「……だって、"アデスさんに護衛とかは必要ない"でしょうから……気の張り方も自然と変わってきます」

「……」




 暗い神の彼女でも落胆の気を少しでも紛らわせようと愉快に寄せるか口調。

 それでも『自身をただの儚い美少女として扱ってくれた——あの時期は過ぎた』と。

 遠のいた過去を思って瞑目の女神へは、"哀愁"を感じ取った青年で『でしたら今度はもう一回だけの再挑戦』と実際に恩師を護衛対象にしての——暫く。




 ・・・




「我が弟子」

「いや、その……」




 一応にアデスを護るべき対象としては、襲撃役に替わった美神の親しげで魅力的な様子に任を忘れて——恩師の脇腹に突き立てられる柔らかナイフ。




「我が弟子、我が弟子。どうして、のですか……?」

「すいません」

「一体全体、訓練を受けている貴方は『なにに』……"気を取られたんでしょうね"?」

「申し訳ありませんでした」




 詰めてくる大神を前に狂いが生じる演算の冷や汗。

 またその後でも色々と試みをやってみるものの、外界での心理的負荷や圧力が掛かる状態を想定してはやはり——結果は望ましいものでなく、失敗の連続に膝をついた青黒が精神的疲労に息を切らさん。



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