『世界で最も自由な者①』
『世界で最も自由な者①』
「それは世界で最も——"自由についてを悩む者"」
未来視に頻発する"見落とし"、演算のしきれぬ"
転じては即ち"世界に忍び寄る破滅の気配"や"己の崩御可能性"。
それら宇宙を脅かす要素を現世に認め、けれど現実味の帯びるものと視野に入れつつも『構わず』歩くのは——大神。
「因りて今も、"無限の鎖"が如きで悩みは絶えず。けれど『それはそれ』として——」
「——
「そして光の神は肉感的に寒さを知らず——……むぅ。
まさしく
右目は銀、左は濃いめの褐色で見る今に、過去に、未来。
自らが
「"己の
「"心のまま"の『自由に』とは
水着。
内側に着用するそれを流用しては多様の『モデル』的な——『グラビアアイドル』としても活動をするソルディナ女神。
それは
自らの子供の頑張りを確認する意味でもこれまで度々にやっている体験の、ソレ。
なので今回は『グラビアアイドル』の頂点に立とうと下積み一つの撮影を終えた、その帰り道——夕刻に差し掛かる森で彼女は思った。
「またしかして"苦悩"と言えばソルディナ。今の吾が身は"善良に思い焦がれる女神"なのですが……『善良』とは」
好敵手に対して『善良の神にも
それは当初、"暗黒の大神に警戒を緩ませよう"との意で口から出た"形ばかりの表明"に過ぎず——けれど、"大真面目でもある神"。
"小煩い娘"も——『シャイニング当て身』『なんのシャイニング当て身返し』『スーパーシャイニング当て身』『きゅうん』で寝かしつけた今を"好機"と。
独言が良く響いて波の返る"孤独"に身を置き、"
「……? 難しいですね? それこそ多く関係して語られる『正義』のように他者を守り慈しんでは、時に"傷付ける"ことも出来よう概念」
「……『善良』や『正義』が『悪』や『誤ち』の"叩く棒"として用いられることも考慮すれば、その広く命が"内に有する攻撃性"をどれだけ"抑えられる"——"意識して理性的に制御できるかが
「……そう出来るのが『優しき』か?」
腕を組み、圧力を受けて形を変える膨張の胸部。
その大山が如きで女神の足元は見えずとも、どころか瞑目して口を波線のように動かしては
「……む〜う。"アカシックな
「考え直すにしても
特に当てもない、ぶらぶら。
仕事の終わりで時間もあることだし暫くは"善良探し"に出かけよう。
「〜〜♪」
森を行って、岩を跳んで。
不意に立ち止まり、しゃがみ込む女神。
「難しいですね〜〜吾が子〜〜」
自らの足下へ穢れのない神聖の熱に引き寄せられてやってきた白い狐や猫のような神獣を撫でる『よしよし』——。
「
「……でも、それだけじゃ足りないんですね。
「むぅぅ……そうした"
だが、そうした穏やかな交流の時も長続きはせず。
"自らに酔える"か、"酔って苦悩を一時的に忘れられるか"と。
お忍ぶ世界の王が自然に笑みを浮かべようとしていた——"その時"。
「"いいから従え"!!」
「ひっ——ぃ、……ぁ——」
聞こえる怒号。
それに怯え、王の周囲から獣は離散。
声の波を遡って入り組んだ数百メートルを先で木の幹が裏——神の目に付くは"人の群れ"と、それに囲まれ"襲われている少女"。
「……
「これは意見を求めるに丁度よく、ですが何やら"お取り込み"の様子で——」
"危機にある一人の少女"。
「確か……"あの若者"も"一人の少女を助けよう"としていた——」
「や、やめ、て、くだ……——」
「——……"吾が子を助けよう"と」
立ち上がる女神で呟き、その怪物で感情の読めぬ"
「……それなら、やはりは
誰も答えのくれぬ世界で『善』とは『良』とはの苦悩を抱えながら。
往々にして『
「"善悪の試される"難しい場面だ。色々と挑戦のし
燃える
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