第7話 新世界
「女性は単なる資源」、「子どもを産むための装置」、「出産は女の義務」「産まないと言う選択の自由はない」、さまざまな意訳を介して、ミナミの言葉は伝播していった。やがては、「子どもを産めない女性には生きる権利がないのか?」とミナミを問い詰め、「女性の尊厳に対する蹂躙だ」と批判する者が現れた。不妊症を支援する団体や、高齢者福祉団体もその批判に加わり、徹底的にミナミの過失を追及した。
やがて、ミナミも政界を追放された。
そして、LGBTであろうが、障碍者であろうが、等しく生きられる世の中が徐々に実現していった。
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