第三死「ターデッド」
--ついに、この世界での滞在時間が、一ヶ月を過ぎた。
そろそろ、まずい。
いや、ロクシとシロクとの生活は、我ながら見事なまでに馴染んだ。
シロクとも普通に会話するまでにはなれた。
どころか、懐かれたのか、笑顔をよく見せてくる。
それはもう、可愛らしい花が咲いたような、なんてレベルじゃない、可愛らしい花というか、可愛さそのものの権化というか……。
……はっ、違う。
シロクの愛嬌は凄まじく、時折、こうして笑顔を思い出すだけで頬が緩んでしまうような力を持つ。
世界を強制的に平和に出来る兵器と言っても過言ではない。
じゃ、なくて。
何がまずいのかと言われれば。
この世界における、僕の目標が存在しない。
目的も何も分からず、ただ流されてここに来ただけ。
これでは、片道切符の旅行と何ら変わりないではないか。
しかもホームステイ先の家業を手伝ったりして、限りなく家族と一体化してしまっている。
このままでは、僕が彼らの骨を埋める関係にまでなってしまうかもしれない。
ちなみに、僕はゾンビではないという事は既に知っての通りだが、じゃあゾンビ以外で何者なのかと問われれば、未だに首を傾げるしかないのだ。
ロクシ達の骨を埋めると今しがた言ったが、もしかすると、先に骨を埋められるのは僕になるのかもしれないのだ。
ここ一ヶ月は、僕の目の前しか見えなくなる悪癖のせいで、ひたすら家業手伝いの遂行・上達を目指していたが、よくよく考えて見れば、そろそろ次の活動拠点を探してみても良いのである。
なにせ、ここは人が来ないので、情報が来ない。
人間が、歩く情報体であるという事を強く認識させられる。
とにかく、なるべく早く、この家族から独り立ちしなければならない。
居心地が良過ぎて駄目になりそうだ。
真面目に家業に専念する、物語の主人公として駄目な人間になりそうだ。
勿論、人間でもないのだが。
--という経緯で。
今日はロクシと共に、所謂、ダンジョンへと来ていた。
誤解させてしまうようで悪かったが、ダンジョンというのは僕の誇張かつ普遍的概念における認識可能表現として選んだだけである。
見た目だけであれば、ただの巨大な洞穴だ。
一寸先も見えぬ洞穴の中、異常な視力を持つワーエルフと、視覚がそもそも光に頼っていないないので暗さが全くハンデにならない、得体の知れぬ人型モンスターが、警戒しながら進んでいく。
中では、暗闇と共に生きるモンスター達が見慣れぬ気配に目を光らせていた。
「天井にぶら下がってるのはノワクローバットですね。爪から出す強力な毒は、最終的には対象の目から光を奪うほどで、引っ掻かれたら最後、暗闇の中の恐怖に怯えながら死ぬ事が確定してしまうそうです」
そういえば。
この身体は毒は大丈夫なのだろうか。
毒まで受け付けないのが通常のゾンビであろうが、ゾンビではないのでよく分からない。
ノワクローバットとやらは羽を折り畳み、巨大なラグビーボールがぶら下がってるように見える。
そして恐ろしいことに、全く何の音も発していないのだ。
視界の効かぬ暗闇の中、頼りの聴覚や嗅覚の網もくぐり抜け、襲ってくるハンターの恐ろしさたるや、想像に難くない。
だがまあ、今回は事情が事情だしなぁ。
彼らには悪いが、俺達は獲物にはなれないからなぁ。
どうやら、存在に気付かれていると襲ってこないようだ。
確実に狩れる獲物が来るまで、その身を闇に隠して耐える……。
なんというか、臆病、なんだな。
あぁ、そうだな。
俺もこんな感じだったのかな。
なんてノスタルジーに浸っていると。
「着きました」
ぼんやりとした歩みを、ロクシに止められる。
ロクシは口に人差し指を当て、「静かに」のジェスチャーをする。
気付けば癖だけで呼吸をしていた僕だったが、この時は意識して、二度と息を吐かないくらいの覚悟で息を殺した。
見ると、洞窟の中の広い空間の奥に、いかにもな宝箱。
そして勿論、その前には、いかにもなドラゴンのようなモンスターがいた。
……ここでは、ような、という不確定情報だけで探りを入れるのはよそう。
ドラゴンがいた。
紛れも無く、伝承に聞く通りの、巨大な翼と太く長い尻尾を持ち、鋭く並んだ牙の付いた顎と凶悪な鉤爪の付いた丸太を束にしたような太さの四肢を折り曲げ地につけ、両目を閉じていた。
呼吸は穏やかだが、元々の気性の荒々しさ、或いは力強さが共に滲み出ている。
ここで単純に考え付くのは、ドラゴンを倒して宝箱からレアな装備を手にし、冒険にでも出掛けようとする算段、なのだろう。
勿論、そんな簡単な話ではない。
もっと、単純な話だ。
「あのブレイズビートドラゴンは、遥か昔からここに住んでいますが、宝箱とは特に何の関係も無く、眠っている間に誰かに盗られたのでしょう、中身は空っぽです
「なので、宝箱の中身ではなく、ドラゴンそのものを解体し、売り捌きます
「あのサイズにもなれば、全身の装備どころか向こう何週間は宿で暮らせます
「僕はここではエルフの力を使えないので、危険になった時の逃走手段としてしか居れませんが、逃げ足に関しては自信がありますので、何卒、おひとりで頑張ってください」
とまあ、実に実に単純な話なのだ。
だが、それは今ではない。
今回はあくまで状況確認、或いは偵察なのだ。
地形を知りもしない戦場で強者と闘うなど、余程の死にたがりか馬鹿しかいない。
曰く、ブレイズビートドラゴンは、その名が表すように、赤い全身の鱗を震え立ててかち合わせるようにして音を出し、すぐ背後に炎の幻覚が見えてしまうほどの錯覚をさせ、相手の集中を乱した上での強力な攻撃で仕留めるらしい。
その特性において、音の反響に空間は大事なのを本能で知ってか知らでか、自分の気に入ったように空間を削り出すのだという。
つまり、一度巣穴を見繕えば、そこに長期滞在、或いは一生を過ごす可能性が高いのであろう。
となれば、それだけの事が出来ながらも、地形が次の日には変わっている、などという心配はなさそうだ。
太さに大差の無い四肢を見れば、四足歩行である事も伺える。
掘る作業は、その巨大な翼……飛ぶ為ではなく、何かを削る為に変異したような、シャベルのような翼で行うのだろう。
しかし、これだけの特徴を持ちながらも、付けられた名前がブレイズビートともなれば、やはり一番の脅威は、放ってくる音なのであろう。
相手の情報をまとめれば、次は己を知る番だ。
森のモンスター達と、ひたすらに闘いを繰り広げる。
具体的には、僕の胴体に噛み付いて離さない奴らの頭をひたすらに殴り続けるのだ。
眉間や額を避け、側頭部や目の辺りを重点的に、一発一発を意識して殴打する。
お陰様というべきか、武器を使って殺すよりも、より濃厚に殺害を感じる事が出来た。
命を奪うということの、色々な実感が手の甲に刻み込まれた。
しかし、ドラゴン相手には通じない策なので、流石に装備を揃えに行く。
殺したモンスター達の、毛皮や余った肉を行商人に売り捌いてもらった金で、ロクシに買いにいってもらう。
残念な事に、僕自身のような見た目をした者が表立って行動してしまえば、何を思わせてしまうのか、未知数過ぎる。
自意識過剰とは思うが、可能性は否定出来まい。
売った収入もそこそこの金に、ロクシとシロクにお世話になったお礼を込めた食糧や毛皮も倉庫一杯になったところで、ロクシにお使いを頼んだ。
武器防具に目が効き、かつ任務遂行の為に最前の判断を下せると思ったからだ。
単純に言えば、シロクでは心もとなかったのだ。
二人一緒に行けば良いのでは、とも提案したのだが、ロクシからは拒否された。
シロクを人混みに連れていくのはあまり勧められない、と。
というわけで、シロクと二人で仲良くお留守番だ。
仲良くお留守番と言えば、仲の悪い二人が留守番中に喧嘩を始めて色々と厄介な目に遭うのが落とし所として優秀なのだろうが……。
シロクは、やる事を終わらせて前の世界の文化と文字を忘れないように読書をするのが日課と化した僕の膝の上に座っている。
ちょこん、という擬音が素晴らしく似合う。
いや……何と言うか、この森の中って結構ジメジメしてるし、そんな所での服装なんて通気性の良い物で、というか然程裕福でもないので生地がごわごわしてて……。
つまり、嫌でも意識は重しを乗せられている己が太腿に向くのだ。
なんだろう……麻袋を挟んだ上で乗られているような……痛みを感じる……。
それにしても、最近はシロクが僕にべったりである。
そんな歳でも無いと思うのだが……まぁ、この可愛らしい見た目ならば許せるどころかカモンベイビーであるのだが。
だが……流石に暑い。
べったりな我が子を持つ夏の父親とはこのような気分なのだろうか。
「なあなあ、そのショーセツ……ってーのに書いてある字が読めるんだよな?聞かせてくれよ!」
げぇ……。
子供ってどうしてこうも読み聞かせが好きなのだろうか……。
しかも自分は読めないと来た。
うーむ、この小説は、小説の中でもゴッテゴテのラノベだぞ……子供に読み聞かせても良いものなのだろうか……?
……まあ、知りたがっている子に知識を与えない事以上に不徳なことはあるまい。
読んだるか。
「どんな話ー?」
僕も、まともに読んだ記憶は無いから、キャラクターこそ有名なれど、大まかな内容なんてものは知らない。
確か……VRMMOFPSSTGの世界で遊ぶ主人公達の話だったか……?
「ぶいあーる?」
「えむえむおー?」
「えふぴーえす?」
「しゅーてぃんぐげぇむ?」
前の世界でしか通用しない言葉が出る都度に教えつつ、話を朗読する。
朗読は小学生以来であったが、子供に読み聞かせるとなると、かなり興が乗った。
そういえば、この世界の文字なんかも読めるようにならないといけないのかな。
ロクシから聞いた感じだと、識字率はどちらかと言えば低そうではあるのだが……。
それでも、読めるに越したことはないだろう。
立ち入り禁止とかその辺の危険を示す文字は覚えておかないと色々と大変だろうしな。
それに、街ゆく人が皆それを読めるとも限らないしな。
……だが、もしそうなのであれば、僕はやはり悲しまずにはいられないだろう。
学校といった施設の無い、多方面への知識教養が無く、家の手伝いだけで世界を終える人々。
彼らも教育を施されていれば、世界の変革に携われる者も多かっただろうに……。
実は教師志望であった僕からすると、心痛い話である。
小さくて瞬足な主人公の、兎のような活躍でその一冊が締め括られる。
「……面白かったか?」
「うーん……?」
シロクには、単語が少し難しかったみたいだ。
……ただ、楽しさは伝わったらしい。
顔を見れば分かる。
「シドーの居たところにはすっげぇヤツも居るんだな!」
「空想物語だから、ここまでのヤツは居ないよ。そもそも、こんなゲームも無いしな
「だけど、その呼び方は勇者に倒されそうだからやめてくれ。タイセイで良い」
「?……分かった!」
あぁ、何も分かってないけどとりあえず分かったフリをする子供のなんと可愛い事か。
まあ、理解せずとも良いのだ。
一生関わることのないであろう事だから。
「けど、オレは、今からドラゴンと闘いに行くタイセイの方がゆーしゃだと思うぞ!」
嗚呼、泣きそう。
可愛らしさが涙腺を殴ってくるよ。
健気な子供って催涙ガスになるんだな覚えとこう。
「ありがとう……」
平静を装いきれてないであろう震えた声の、理由も分からずに笑顔で頷くシロクは可愛いです。
そろそろ死にそう。
やがて、ロクシが武器と防具、極々一般的な薬草や糸を買って戻ってきた。
「おやおや、シロクは甘えん坊に逆戻りですか。可愛いですねぇ」
開口一番の言葉じゃない気がする。
いや、子供でも分かるくらいの悪意しかない言葉じゃんか。
容赦ってモノを知らんのか?
やはりこいつサイコパスでは?
「何だぁ?ロクシが代わりたいなら代わってやるぞぉ?」
子供の返しとは思えないほど挑発的。
さっきの読み聞かせの時の無邪気な君は何処?
「いえいえ、もうすぐタイセイともお別れですので、甘えられるうちに甘えておくのも良いと思いますよ
「ただ、その調子じゃあ、お別れする時に泣いてまうかもしれへんなぁ?」
嬉しくない素!
ここで聞きたくなかった方言第一位!
えぇ……何この諍い。
何でこうなるの?
僕か?僕が原因か?
少なくとも、僕が深く関わっているのは確かなので、とりあえず止めに入るか。
「やめて!私を巡って争わないで!」
「ほな、そうさせてもらいましょか」
「そうだな」
…………なぁんか腑に落ちないよなぁ?
ロクシの見繕って来た武器防具は、一言で言えば中々の逸品であった。
勿論、素人目からの意見ではあるが。
洞窟内という狭い空間で振るってもデメリットの少ないショートブレード。
刃は肉厚で、斬るというよりも刺したり、敵を壁に叩き付けたりする用途の物。
これが4本ほど。
そして防具は、関節と心臓部を徹底的に守るスチールプレート付きの軽装。
頭部はフードで隠すような形になり、視界はさほども気にならず、かつ首元や額に当たる部分にも柔らかく薄いプレートが当てられており、余程細く鋭くない限りは貫通出来ないようになっている。
そして、腰のベルトにはポーチと予備のショートソードを差す為のホルダーが2つ。
利き手の真下である、右の太腿にもベルトが巻き付けられており、ホルダーが1つ着いている。
盾は小さめの革製ラウンドシールド。
威力を軽く流せるように中央部に向かって膨らんだ構造と、剣よりも消費を抑える為に頑丈に出来ている。
装備としては、簡素ながらも、職人の腕が光った逸品であると、本当に素人からも分かるレベルの装備。
命に直接関わるものなので、妥協は出来ないのだろうが、豪華な装飾を捨てると、これほどまでにも実用性に富むのかと感心する。
そしてそれは、盾に刻まれた文字によって、あらぬ勘違いであったことに気付く。
「ロクシ……この字ってまさか」
「えぇ、鍛冶屋に頼んで、あなたの名前を」
そうだ。
これらは全て、ロクシが僕の為に、僕の無事を祈って、作って貰った装備なのだ。
恐らくは、かなり前から。
あぁ、有り難い。
これ程までに、未だ警戒していてもおかしくない程に怪しい僕を想ってくれるなど、有り難い。
そして、思い出す。
「そうか……僕は、帰らなきゃならないんだ
「親父が、待ってる」
そう、僕を想ってくれる人は、何もロクシ達だけではないのだ。
有り難さが、身に染み入る。
「ロクシ……ありがとう。あと少しだが、宜しく頼んだ」
「……まあ、僕としては、まだおってくれてもええんやけどなぁ」
頬を搔きながらも握手を交わしてくれる辺り、信頼が目に見えるようでこしょばい思いだ。
この人たちに報いる為にも、しっかりと実力を示さないとならないな。
そしてその日はロクシとシロクに挟まれるように、川の字で寝た。
謎の良い匂いが両側からしてて寝付けなかった。
男の発していい匂いじゃねぇぞこれ。
男の出していい寝息じゃねぇぞこれ。
えっ、脳が混乱してやばばばば。
落ち着け、羊を数える牧場主を数えるんだ。
一人……。
落ち着いてないな。
なかなかに寝付けなかったが、二人の為と思えば寝れた。
案外というか、やはりというか、僕は二人に対して心を開きすぎたらしい。
うーむ……二人とも魅力的な見た目だもんな。
実は面食いなんだ僕。
翌朝早くから、僕とロクシは家を発った。
夜行性のドラゴンであれば、夜明けの眠りにつくタイミングが一番の好機という情報があったからだ。
眠ろうとするのを邪魔されれば、誰とて恐ろしく怒るものであろうが、あえてそこを耐えて持久戦に持ち込めれば、眠気が最後には勝つだろう。
という作戦だ。
完全に目を覚まさせない為にも、命懸けの勝負を最初から仕掛ける訳にもいかない。
僕が最初にすべきは、眠りにつこうとする瞬間に挑発し、ひたすら逃げ回ること。
そして、眠気が勝った瞬間に、すかさず弱点を狙う。
ブレイズビートドラゴンの弱点は、尻尾の付け根、そこに一つだけある逆鱗である。
振動の核である逆鱗を思い切り叩けば、ブレイズビートドラゴンは心拍を乱され、痙攣を起こす。
完璧な作戦だ……と言いたい所だが、実はひたすら逃げ回るという行為が如何に難しいかを考えれば、あまり乗り気ではない。
だが、僕には経験がある。
熊だけじゃない。
猪のようなモンスターからも、鹿のようなモンスターからも。
果ては、ゴリラのようなモンスターからも逃げ回った。
角での一突きを、剛腕の大振りを、瞬足で回り込まれてからの後ろ蹴りを。
逃げて、避けて、躱し続けた。
今の僕に、森のモンスターからの攻撃で避けられないものは無い。
ステータスでも見れたなら良かったのだが、恐らくデクスターリティが突出している形だろう。
ふふん、だ。
自信も、それに見合うだけの実力も付き、装備も揃えての動きの確認もした。
準備が出来た今、僕に怖いものは無い。
洞穴の前に来る。
シロクはまだ眠いのか、目を擦り大欠伸をしている。
「どうせ終わったら帰るんだし、家で待ってても良かったんだぞ」
シロクの頭を撫でながら言う。
碌に衛生環境も整ってない割には、異常にさらさらとした手触りである。
羨ましい限りだ。
「んぅ……絶対、帰ってきて……」
ふわぁ、と小さな口を大きく開き、潤んだ目で上目遣いになる。
僕以外の誰にもそれ使うなよ。
死人か犯罪者がでるからな。
「僕はシロクを家まで送りますが、またすぐ戻ってきます。それまでは、洞穴の中に入らないようにしてください」
ロクシの注意に、心が引き締まる。
これから行うのは、命のやり取りだ。
下手をすれば命を落とす場面が、ひっきりなしに現れる戦場だ。
この体に関しても、とりあえず衝撃によって死ぬ事がないことは、対森のモンスター達で分かったが、やはり毒類、または身体が消し飛ぶレベルの攻撃に、身体が耐え切れるかどうかは不明である。
不確定要素が多過ぎて、不死さえも疑わしい状況にするような行為ではないとは分かるのだが、やはりここに留まり続けられない以上は、腹を括るしかない。
やがて、ロクシが帰ってきた。
その肩には自らが製作を手掛けた、実に丈夫そうで、素朴な弓を掛けていた。
目を合わせ、合図をした僕は、ショートソードと小型ラウンドシールドを装備し、洞穴に入っていった。
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