第2話 龍虎のケガ

龍虎 は その命知らずの度胸を買われて ヤクザ組織の若頭として 大物の親分に同行している。


ある日 事件は起こった……


以前から怨みを買い、命を狙われていた親分が 他のヤクザ組織の若い衆に短刀で 刺されそうになる!


龍虎 は 身を呈して 親分を護った。

腹部から出血したが、その強い精神力で相手を組み伏し 取り押さえた!


組織の仲間に引き渡して 龍虎は病院に搬送された。



美春はクラブで お客の接待をしていて、ふと ワイングラスを落として割ってしまった。

瞬間に 嫌な予感が頭をよぎった。



店の女の子が「ねえ、ねえ、聞いた? ココに通って来る A 親分の子分の龍虎って人が 刺されたらしいわよ……病院に担ぎ込まれたって。」


美春は その噂話を聞いて 直ぐさま 病院を調べて 駆けつけた!



美春

「龍虎さん! 」

眠っている龍虎に駆け寄り その頬に手を当てた…


少し間を置いて 龍虎は目を覚まし、

泣いている美春の頭を 優しく撫でた…


美春

「龍虎さん♡ 」


龍虎

「来てくれたんだね。 ありがとう♡ 」


美春

「良かった♡……気が付いて…… 」


龍虎

「美春さんが来てくれるなら…もっと早くにケガしとくんだったな♡ 」


美春

「バカ♡ 私は…そんな…暇じゃないんだから…… 」


美春は龍虎の体に 気を付けながら 頭をもたげた。


美春

「龍虎さんに…もしもの事が あったら…私…もう生きていけない。 」


龍虎

「美春♡ 大丈夫だよ… 俺は不死身なのさ。

一度地獄に行ったとしても…必ず帰って来る。

こんな可愛い女性を置いて 何処にも行けやしないよ☆ 」


「龍虎☆……」

美春は龍虎に口付けをした。


「龍虎☆ 好き!」

美春は 一層激しく 龍虎を求めた


「あっ、イテテテ……☆ 」


「あっ、ゴメンなさい!

私ったら……なんてことを!」


「大丈夫だよ…俺はいつだって……。」


「あっ、大変!お店に帰らなきゃ。」


龍虎「美春…今日は帰らないで……

ココにいてくれないか?……

病人は ちょっと 心細いんだ☆ 」



美春

「まあ、大丈夫 って言ったり……

心細い って言ったり☆……

まあ、良いわ…こんな時くらい一緒に居てあげる☆」


龍虎

「やったね… 美春〜☆ 水を少し飲みたいんだ。 」


美春

「分かったわ♡ えっと〜、水差しは……?

あれっ? 無いわね〜♡ しょうが無い!

あの手で行くか?♡ 」


美春は 自分の口に水を含むと…龍虎の口に水を運んだ☆

龍虎は 美味しそうに その水を飲んだ☆


「美春さん… もっと☆ 」

龍虎は この時とばかりに 美春に甘える…。


龍虎は イタズラ心も手伝って…

自分の掛け布団の中を指差して 美春にウインクをする☆


「ダメよ、一緒に寝たら 貴方のキズから出血しちゃうわ☆」


美春は龍虎の顔に顔を近づけ…

一晩中 ヒソヒソと 二人は愛を語り合った☆

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