憂じ川(宇治川)に浮かぶ、憂き舟(浮舟)。
仏道に身を捧げた明石入道の娘、明石の君は苦労はあったけれど、最後は幸せに。
同じ仏道に身を捧げた(捧げるしかなかった)八宮の隠し子浮舟は、やはり憂し(宇治)なので、幸せは難しい。
八宮の性格だと、存命でも、浮舟を認知したかどうか、そんな不安も含まれています。
基本的に宇治の姫たちは、憂しの姫君。
ただ、中の君だけが例外で救い。
浮舟は・・・微妙のままですね。
作者からの返信
宇治と憂しを掛けていたのは歌にもありましたが、
浮舟も憂き舟でしたか! 本当だ。
明石入道、明石の君親子との対比は前にも教えてくださいましたね。
明石は晴れの特異地だとか。
須磨より明るい土地として描かれていましたものね。
そうですね。八の宮にとっては消し去りたい過去ですものね。認知しないかもしれませんね。
大君も憂いの姫でした。
中の君も苦労はしていますが、憂いの地を離れてよかったのかもしれませんね。
憂き舟は……×××
いつもありがとうございます。
>激流に翻弄される浮舟のようです。この巻名ですね。
なるほど!
それで浮舟なんだー。
確かにかなりの激流ですね。。。(;´Д`)
作者からの返信
ホントですね。ラフティングボートでないと乗り切れないほどの大激流です。
か弱い浮舟ちゃんは大丈夫でしょうか……。