応援コメント

45.4 出生の真実」への応援コメント

  • 誰にも言えない秘密。
    「もし世間に知られてしまったら」と思うと、自らの足元ばかりか、栄華を誇った源氏の名声も周辺も、どれほどの酷いことになるのか、冷笑と嘲りだけでは、とうてい済まされず。
    そんな不安を抱えながら、仏道に励もうとしてみたり、それでいながら女をモノにしようとしてみたり、薫の生きざまは複雑。
    ただ、この薫の複雑があったからこそ、源氏物語に深みがあり、今まで読者を「考えさせる」のかもしれません。

    原罪を抱えて生きる薫。
    それでも、罪と罰のラスコーリニコフは、最後に救われたけれど。

    作者からの返信

    自分の出生には誰にも言えない秘密がありました。
    その秘密は自分だけでなく亡き源氏の名声まで貶めてしまう。本当ですね。

    闇を抱えた薫の物語がさらに源氏物語に深みを与え、考えさせる。
    舞夢さまの解説にいつも唸ってしまいます。
    ありがとうございます。

    薫自身が犯した罪ではないけれど、だからこそ
    救われてほしいと願ってしまいます。

  • 出生の秘密を知ってショックを受けるのと、ずっと何も知らないままでいるの、どちらの方が幸せだったのでしょう。
    親に話せず胸の内に止めておくしかないのが、なおさら辛いです(>_<)

    これから恋が動き始めますが、今回空いた胸の穴を埋める意味もあるのかもしれませんね。

    作者からの返信

    まったく知らないのならともかく、
    「自分の出生にはなにかあるらしい」
    と感づいているのですから知りたかったでしょうね。
    しかし聞いてしまえば深刻な内容なだけに誰にも話せない辛さ……。

    この辛さを癒してくれる出逢いがあるといいのですけれどね……。

  • 誰にも言えない。言ってはいけない出生の秘密。誰にも言えないが故に、同じ悩みを抱えている人がいても、傷みを分かち合うこともできないのが悲しいですね(;つД`)

    もしも話すことができたのなら、心を癒してくれる人が出てくるかもしれないのに。一人で抱えなくちゃならないなんて(>_<)

    作者からの返信

    同じ悩みを抱えている人がいるなんて思いもしないでしょうね。悩みが悩みですから。

    誰かひとりにでも打ち明けられたなら思いや辛さを共有してもらえるのに……。
    ひとりで抱えるには重すぎる真実でした。