恋はするものではなく落ちるものって言葉もありますけど、薫くんも知らず知らずのうちに落ちてしまっていますね( *´艸`)
だけど残念、ガードが固い。
今までの物語を見てきても、この時代は女性の立場が弱いですから、こうなるのも仕方がないですね(・・;)
作者からの返信
本当ですね。
恋はしようと思ってするものではなく、
気づいたら落ちているもの、ですね。
今までのパターンを見ていれば、この時代ガードが固くなるのは当然です。
それに女性から手紙を出すだけで「はしたない」ととらえられてしまいます。
ガードがゆるかったら「ふしだら」扱いかもしれませんね。
女房たちもしっかり守ってあげてほしいですよね。
さむしろに 衣かたしき 今宵もや 我を待つらむ 宇治の橋姫
よみびとしらず(古今和歌集巻第十四恋歌四 689)
筵(むしろ)に、自分一人の衣だけを敷き、今宵も私を待つのだろうか。
あの、宇治の橋姫は。
紫式部周辺の貴族たち、女房達はこの歌を連想しながら、宇治十帖を読んだと思われます。
「身分は高くても貧乏で僻地に住む女性に、金とモノだけ貢いで、結局フラれる都会の貴公子」
そんな勘違いの歌と思うと、この歌の魅力が増して来ます。
作者からの返信
古今和歌集のご案内をありがとうございます。
この歌は【浮舟】で出てきますね。
なるほど当時の読者たちにとっては知っている教養ですね。
>「身分は高くても貧乏で僻地に住む女性に、金とモノだけ貢いで、結局フラれる都会の貴公子」
思わず苦笑してしまいました。なんともいい得て妙な表現ですね。……薫くん💦
陰のある貴公子、彼を癒してあげられる女性に巡り合ってほしいと願うのですが、なかなかうまくいきませんね。
紫式部の手腕でしょうか。