応援コメント

45.2 宇治の姉妹」への応援コメント

  • さむしろに 衣かたしき 今宵もや 我を待つらむ 宇治の橋姫
    よみびとしらず(古今和歌集巻第十四恋歌四 689)

    筵(むしろ)に、自分一人の衣だけを敷き、今宵も私を待つのだろうか。
    あの、宇治の橋姫は。

    紫式部周辺の貴族たち、女房達はこの歌を連想しながら、宇治十帖を読んだと思われます。
    「身分は高くても貧乏で僻地に住む女性に、金とモノだけ貢いで、結局フラれる都会の貴公子」
    そんな勘違いの歌と思うと、この歌の魅力が増して来ます。

    作者からの返信

    古今和歌集のご案内をありがとうございます。
    この歌は【浮舟】で出てきますね。

    なるほど当時の読者たちにとっては知っている教養ですね。

    >「身分は高くても貧乏で僻地に住む女性に、金とモノだけ貢いで、結局フラれる都会の貴公子」
    思わず苦笑してしまいました。なんともいい得て妙な表現ですね。……薫くん💦

    陰のある貴公子、彼を癒してあげられる女性に巡り合ってほしいと願うのですが、なかなかうまくいきませんね。
    紫式部の手腕でしょうか。

  • 恋はするものではなく落ちるものって言葉もありますけど、薫くんも知らず知らずのうちに落ちてしまっていますね( *´艸`)

    だけど残念、ガードが固い。
    今までの物語を見てきても、この時代は女性の立場が弱いですから、こうなるのも仕方がないですね(・・;)

    作者からの返信

    本当ですね。
    恋はしようと思ってするものではなく、
    気づいたら落ちているもの、ですね。

    今までのパターンを見ていれば、この時代ガードが固くなるのは当然です。
    それに女性から手紙を出すだけで「はしたない」ととらえられてしまいます。
    ガードがゆるかったら「ふしだら」扱いかもしれませんね。
    女房たちもしっかり守ってあげてほしいですよね。

  • 物語ではいつも都合よく美女が登場するのが不自然。そう思っていたところに、美女が二人も。
    今だったら、ドラマみたいなことが現実にって感じかもしれませんね(#^^#)

    しっかり色恋目的になっちゃっていますが、それだけ二人が魅力的だったのでしょう。ここで心を抑えるのも、ある意味修行かも(^o^;)

    作者からの返信

    ドラマみたいなシチュエーションがいきなり自分に起きる。
    こんな設定今でもよくありますね。

    さて、色恋を抑えて仏の道を極めるのか
    それとも……、
    なにごとも人生の修行ですね。