応援コメント

40.4 皆の悲しみ」への応援コメント

  • 「女性が女性であることのために、人間として自主的に生きる術を奪われてあることに強く抗議する、が抗議したところで、どうにもならないことに呻く」秋山虔先生の名文を読み直しています。

    光源氏への様々な想い、辛い思いを、出家という形で抗議したくても叶えられない。
    紫上に残されたのは、死だけなので、辛さの極み。
    現代以上に複雑な世界で、作者紫式部の思念と筆が冴えています。

    この紫上の辛さを思い、浮舟を思うと、また深く考えさせられます。

    作者からの返信

    この時代の女性の生きづらさを思うと胸がふさがります。
    秋山先生のお言葉のご紹介ありがとうございます。

    女性の意思など軽視どころか無視、
    離縁も切り出せず、
    出家も認められず、
    この世を離れることでようやく辛さから解放される。

    確かに紫の上と浮舟の対照は深く考えさせられますね。

    舞夢さま、いつも温かく見守りいただき、
    お優しいコメントに感謝しております。

  • 源氏物語最大のヒロインである紫ちゃん。その最後はやはり、多くの人が涙しましたね。
    紫ちゃんが自身の一生をどんな風に思っていたかはわかりませんが、源ちゃんに腹を立てることはあっても、きっと心の底から嫌いになることはなく、そして源ちゃんもまた、彼女は数多くの女性の中でも特別だったのだと思います。

    作者からの返信

    無月さんのおっしゃる通りだと思います。紫ちゃんにしても諦めもし、呆れもしたけれど、実家との仲もよくないし、結局源ちゃんしか頼れない。

    そして源ちゃん。「キミは特別」と言っていましたが自分が思っている以上に紫ちゃんは特別だったのではないかと。
    源氏の懺悔のはじまりですね。

  • 波乱万丈な人生だった紫の上。だけど形を変えようとも、源氏への愛がなくなることはありませんでしたね。

    源氏にとっても大きな存在でした。もう二度と会うことも、話すこともできないのかと思うと、言い様のない寂しさが込み上げてきます( ω-、)

    作者からの返信

    後悔先に立たず

    今の源氏にこれほど的確な言葉はありませんね。
    探し求めていた大切な愛はすぐ隣にあったのに

    源氏の懺悔の期間が始まりますね。