実の親にも見放された紫の上は、光源氏にすがるしかない。
好き嫌いも何も、光源氏からも見放されれば、どれほど物笑いの種になるのか。
正妻「格」であっただけが心の支えで、今は女三宮が幼過ぎることも、安心材料ではあるけれど、それもいつまでともわからない。
せめて儀式は立派にやらないと、ますます立場が悪くなり、物笑いの種になる。
なかなか、辛い立場です。
作者からの返信
舞夢さま コメントありがとうございます。
実質上実家のない紫の上ですし、この時代女性から離縁はできませんものね。
どんなに傷ついてもとどまらざるを得ませんね。
周りの目もあるでしょうから
「紫の上さまのパーティーは女三宮さまと比べると……」
なんて言われたくないでしょうしね。
本当に辛い境遇に胸がふさがる思いです。
紫の上ちゃん。これはもしかすると、源ちゃんにもっと自分を見てほしくて張り切ったのかなと思いました。
というか源ちゃん、ほんと紫の上ちゃんをもっと大事にして。こんないい奥さん、他にはいないんだから(;´Д⊂)
作者からの返信
周りの目もありますからね。女房たちや誕生パーティに訪れる貴族たちなどの間で「さすが紫の上さまは素晴らしい」と評価してもらわないと、
「内親王で位の高い女三宮さまとくらべるとしょぼいパーティーだな」なんて言われちゃいますしね。
夫の好みなんてわたしが一番よく知っているわと知らしめたかったかもしれませんよね。
ホント、源ちゃん。こんな出来た奥さん傷つけてバチがあたるわよ。
ねえ、無月さん。
編集済
こんな時でも誕パをやってくれる、紫の上が健気。
たぶんですけど、傷ついてはいても私はあの人の妻、ちゃんと支えてあげないとなんて思っていたのではないでしょうか(>_<)
そんな愛されている源氏に、自分から鉄拳のプレゼントだ!
(●`д´)=O)`-д゜)!!
作者からの返信
この時代、女性から離縁はできませんし、耐えて忍ぶのが美徳とされてます。
どんなに傷ついてもどんなに絶望しても
それでも夫を支え続ける。
紫の上はその中でも特に素晴らしい心映えの持ち主で周りからも尊敬されていましたからその努力を思うと泣けてきます。
誰にも打ち明けられない絶望を抱えながらの誕生パーティー。
もう、ほんとにね、時代にも源氏にも悲しくなってしまいます。
>お寺で源氏の長寿を祈り
私だったらそんな気持ちにはなれないなー……
>理想の女性像として描かれていますね。
こういうのが理想かー。
そうかー。
まあ、男性にはそうなんでしょうねー。
作者からの返信
こんなに傷つけられていても誕パをしてあげる。
確かにそんな気分じゃないですよね。
でもきっとやらなかったらやらなかったで
「紫の上さまはなさらなかったわね。他の奥様たちはなさっていらっしゃるのに」なぁんて周りから言われちゃったりするのかも。
体面とか立場とかを保つためにも誕パのパフォーマンスは必要だったのかもしれません。
美しい容姿に他のオンナのところに通うことも期限は悪くなるけれど結局は容認してあげて……、
男子にとっては理想でしょうねぇ。
女子から見たら紫の上が気の毒でなりませんけれどね……。