こりずまに またもなき名は 立ちぬべし 人にくからぬ 世にしすまへば
よみびとしらず (巻第十三恋歌三631)
元歌がこれでしょうか。
あれほどの酷い須磨蟄居の後、その原因となった光源氏と朧月夜の再会。
まさに、性懲りもなく、一度結ばれた男女は善悪も過去も越えて、また結ばれてしまう、そんな男女の業の深さ、紫式部の筆が冴えています。
作者からの返信
舞夢さま
元歌のご案内ありがとうございます。
与謝野先生の訳のタイトルも「こりずまの恋」だったような気がします。
自分に自信がありイバラの中から獲物をつかみ取るのが好き
ワタシの源氏と朧月夜のイメージです。
似たもの同士、さぞふたりで盛り上がることでしょう。周りの迷惑や外聞など気にせずに……。
業の深さですね。
女三宮の件で心が折れている紫の上にとどめを刺すような行為ですね。
>朧月夜さんって源氏と同じ種類の人だよね……
ホントですねー。
不倫とかも駄目とわかっているから余計に盛り上がるらしいですね。
それに近い心理状態なのかなー、この二人。
作者からの返信
そうだと思います。ハードルがあればあるほど盛り上がる💦
今は禁断の関係ではないにしろ、お互い紫の上や朱雀院に背いているという感覚で盛り上がっているのでしょうか……。
朱雀院は出家していますが、紫の上はただでさえ女三宮のことで傷ついているのに、他所で盛り上がっている場合ではないですよね!