年頃の二人を結ぶ手段が手紙だけというのは切ないですね。
以前読んだ小説で、この時代は今と比べて通信手段が遥かに乏しく、それ故に手紙一枚、言葉一つが、それだけで心を動かすくらいのとても強い力を持っているとありました。
そう考えると、たとえ苦しい思いをしながらも、そうやって送った手紙は、確かに二人の絆を繋いでいたのではないかと思います。
もちろん最終的には、手紙でなく直接本人を迎えに行かなければならないですが、その為の力を、雲居の雁ちゃんの手紙からもらっているのかもしれませんね。
作者からの返信
手紙とは「これを書いている間あなたのことを想っていました」という時間をプレゼントすつことだと読んだことがあります。
確かに手紙1枚、言葉ひとつの重みが違いますね。
内大臣の監視もあるでしょうし、お互いの従者や女房に協力してもらいながらの手紙のやりとり。夕霧の従者が内大臣邸に出入りしているなんてウワサになってもいけないでしょうからこっそり隠れてのお手紙配達だったでしょうね。
そうですね。雁ちゃんからの手紙が夕霧くんの勉強や仕事のモチベーションでしょうね。
手紙を通しての遠距離恋愛。簡単に届くメッセージアプリとは違って、相手に届くのにも返事が来るのにも時間がかかりますけど、そのもどかしさにもキュンとしてしまいます( 〃▽〃)
だけど当人にしてみれば、ちゃんと会いたい。もっと色々お話ししたいって、思っているでしょうね。
でも色褪せる事の無い恋心を胸に、釣り合う男になるんだと頑張る姿は、千年前も今も素敵です(#^^#)
上手くいかない事の連続だけど、挫けないで(っ`・ω・´)っ
作者からの返信
あたりまえですが今の郵便制度とも違いますので多くの従者や女房の手を介して手紙のやりとりが行われました。途中内容を盗み見る不届きものもいるかもしれません。(特に雁ちゃん側は手紙のことを内大臣に密告する可能性も……)
誰かに見られることを前提とするとどこまで本心でやりとりできたのかと思ってしまいます。時間もかかりますしね。物理的距離はさほどではないでしょうけれど、
「会いに行けない」心理的遠距離恋愛は切ないですね。
今の「秒で届く」SNSとは大違いですが、その分相手への想いは募るでしょうね。
夕霧くんへのエールをありがとうございます。
>雲居の雁のことを片時も忘れない
なぜでしょう?
源氏の恋は応援できない事が多かったけど、夕霧の恋は応援したくなる(笑)
作者からの返信
>源氏の恋は応援できない
ぷぷぷ。わかります。わかります。
なぜでしょう?(笑)!
現代では夕霧くんは共感しやすいですよね。
現代組に大人気の夕霧くんと雲居の雁ちゃんです。