第7話未定
大会を開くに当たって広く告知した。……結果、……大会は代理者戦争の場に成りそうな状況に成った。……異世界からの転移者らしき奴が居るとの報告も挙げられたが、……世界が違う為の、いわゆる高山病的な理由で幾ら素養が有ろうが、それがまともに発揮されていなかった。……多分他のゲーム機に対応するソフトを非対応のゲーム機に無理矢理入れた様な物なのだろう。幾ら他の世界でイキっても、この世界的には無意味と言う事か?いや、例えば世界改編とかを出来るレベルなら問題は無いはずだ。……逆に言えばそのレベルが出来ない他の世界の奴はこの世界的には雑魚扱いしても差し支えないと言う事。……まあ、順応が足りないと言うだけなので順応すれば済む話だが、つまり、強制的な強くてニューゲーム状態と言えると思う。……もし他の世界の奴が攻めてきても、この理屈的に矢継ぎ早の軍隊投入は無理ゲー……と言うかやっても無駄死に成るな、これ。此方が侵略する場合もまた同じだが。そう言えば、封印能力の前に有ったアレは異世界へのゲートを開いたのではなく、実体の有る、幻影の様な物だったらしい。だからこの世界の神話生物がモチーフにされており、同じエネルギー反応がそれら全員に有ったと言う訳だ。………まあ、何というか、自分のいる場所が世界観上の最高峰……なんて作品はそれなりに有るけれど、作話上的には世界観設定をそうなるように調整すれば良いのだから、そりゃあそうだろうとしか言えない。この世界では攻める側に大規模で大量に前提としてデバフが入る仕様な訳だけど。ま、自分が勝てるレベルに成るまで必要なハンデを付けて貰って勝てても嬉しいのだろうか?格上に散々縛りプレイさせてそのルール上でなら勝てた。だから、一矢報いたとか有る創作はある程度有るけど、それ=何の縛りも無いそいつに完全勝利した。としたら馬鹿だろうと。そう思うよ。……勝ちは勝ちだからそれでも良いよ?……勝ちの内容に拘らないと、勝ち方の身も蓋も無い回答を聞いたばかりなので、勝ち方の内容にも拘りたいです。はい。
さて、今の条件の整理をするなら、人間側にしてみればどちらにせよ戦争をするならば、早い段階で戦争をやりたいはず。そうしないと召喚された人々側に蘇生能力とか復活能力とか持ちが増えるのだからこれは早々外れないはず。そう言うのをガン無視で倒せる設定を用意出来たら話は別では有るが、……恐らく大義名分無しで殺すと後の事がアレで有るので、そうしないために前提として此方が悪いことにしたいのでは無いだろうか。そう言う能力ガン無視でどうこうするのは、ゲームで考えるとアカウント凍結だの削除だの剝奪だのとかをやれる能力が有ればやれそうでは有る。……まあ、問題はその後だろう。何だかんだ言って召喚システムは色々な恩恵が有るのだ。大義名分無しに全部潰しましたじゃ恩恵受けている奴らからの文句も出るだろうさ。
今は一先ず、偉いさん方との話に来ている所だが。
「水霧さん。貴方が大会には出ないのですか?」
「主催者側が出るとか、アレですからね。選手として出て途中で負けたら笑い話だ」
「……では此方の一撃を受けて頂きたい。貴方に恨みが有る者も居る。其方だけ恨む相手を自由に招待なんて真似をして、なのに、自分は参加せず自分には攻撃が来ないようにする。なんて真似、他に示しも付かないでしょう?」
「……なら少し移動しましょう。やるなら少なくとも周りに迷惑が掛からない所で、ですね」
「良いだろう。では移動するとしようか」
目的的にそうしておいた方が、大義名分は立てられる。いや、私刑する為の場所と銘打つと、相手が来ないからな。創作ならそんな心配は必要無いが。そして大会予定地の闘技場のステージに移動する。辺りに影響が出ないように闘技場のスタッフに結界を張って貰い。
「では始めようか」
その言葉と共に俺は結界に閉じ込められ、転移にも失敗させられ、高圧電流をそのまま流し込まれ俺の体は跡形もなく蒸発した。いやまあ、生きているのですけどね。前にも言ったけど、そもそも俺は巨大ロボットに乗り込んでいる訳では無くアーバーンと融合している。つまり、今回のそれは漏電感電無しで体の一部を電流で蒸発させられました。と、言うだけの話になる。つまり、今回のそれは幾ら電流が高い物なので有ろうが、基本的に水分さえ有れば補完余裕なレベルの物でしかない。……まあ、その辺りの水分の範疇と言うのも、アーバーンが海底都市の周りの水壁の大抵制御をしている所からも最低限の範囲の推察は可能だと思うが、……まあ、範囲の話はさておき、此処で死んだふりするのもまた一興なのだが、どうしたものかね。
「……死んで無いのは解って居る。出てきたまえ。それとも海底都市が他者に乗っ取られても良いのかね?」
「……はぁ。ゲーム的に経験値取得が起きなかったのですかね?撃退だけで経験値入る奴見た事有るのですが」
「……それで経験値が入るなら自陣営の奴らと総当たり戦を高頻度でやれば楽々ハイスピードレベリングが可能なはずで有ろう?ゲームならバランス調整的な意味で不可能じゃ」
「……あくまでも現実なのだから、そう言うバランス調整が行われていない場合も十分に有り得ますよ……そもそもそうでも無ければ神格個体など生まれるものか」
「前提と成る召喚システムの都合上、神格個体に成れる前提となる理屈はちゃんと有る。そうでなければそもそも召喚をされる事すらしないで有ろう。……尤も幾ら力を付けようが、根本の召喚システムを組んだ奴に対しては、ゲームマスター的な意味で、か、何らかの理由で効かぬ可能性が高いがの。そいつがプレイヤー側と同じ前提か、ゲームマスター側か的な意味でだいぶ変わる話では有るが」
「……仮に根本の物を只の人間が作って居たのなら、神格個体に成れる余地を創るなんて仕様の肯定なんて、只の自殺行為では?」
「……簡単な話じゃよ。創作の世界に置いて、作者は神と言える。それを現実でやるための召喚システム。そうするためには神に成る理屈も存在しなければ成らない。そうでなければその創作に置いても自分が神には成れないのだから」
「……神という概念が存在しない世界で神と名乗ろうが無意味だから、神に実際に成れる仕組みを用意して、それをフリー素材にした、と?馬鹿げてやがる。それを使って殺されるだけだろうが」
「つまり、システム作成者はシステムを世界にばらまいた時点で目的を達成していると言う事じゃ無かろうか?」
「…………流石にそれなら、表に大っぴらに出てきた方が良くないか?つまりは承認欲求なのだし」
「違うのう。例えば他の者が神格個体に成る事でシステム作成者側に利点が有るのならば、どうじゃ?お主がやれる事に外付けの根拠が欲しかった、とか」
「人々を強制的に導き、神格個体を産み出した存在に成ることの利点?イエス・キリストを産んだ聖母マリア的な意味で、概念的な強化が欲しいのか?……やばい予感しかしないのだが?」
「……お主もそれをやれるはずで有ろう?」
「もしそれがそうだとしても、原罪の消去と召喚システムで起きた被害全ての呪詛の大量搭載が両立する事に成ると思うがね。散々恨まれているはずなのだし。……呪詛が力に成るならまた別なのだろうが、それなら概念的な意味で聖母マリア的な物を目指す必要が無い」
「……呪詛、怨嗟、憎悪、敵意、悪意、等々、それらを大量に浴びる神格個体。信仰が力に成るタイプの神なら、間違いなく邪神系の成長をしていると思うのう。それで得た力を善系の物に変える必要でも出たのかもしれんの」
「……えぇ……召喚システムが出来た事で少なからぬ利益も与えて居るのは確かですよね。だから、それだけでは無いと思いますけど。……それにもしも全能を目指すのならそう言うのを全部避けて通るのは違うでしょう」
「……全能を目指す、か、……システム作成者側はシステムに乗っ取る物で有るのなら全部の召喚時に使われたレシピを知って居ても可笑しくは無いのう」
「……ですが、それはあくまでもシステムに乗っ取った力です。それで得た力に付いては、ゲームマスター的に全部にゲームマスター側が勝てるシステムホールを用意されている訳じゃ無い。なら対処は可能なはずです」
「……召喚システムを突き詰めて、召喚システムをゲームとして例えれば、突き詰めると、ゲームマスターとしての力にどう抗うかと言う一点がプレイヤーとしての至上命題かの」
「つまり、全部に対処出来る力を手に入れたとしても、それでゲームマスターを倒すならばその基盤が牙を剥く……ふむ。ずるいとしか言えないですね」
「……皆に力を使えるようにする基盤を創ると言う意味は重いと言う事かの。流石にプレイヤーがゲームマスターに前提として勝てる仕組みに命が掛かる形でやるのはかなり好き者で在ろうし、殺されたいなら、自殺すれば良いだけだろうて」
「不死者が死にたいと思って居るパターンの場合はどうでしょうか?」
「……その場合は、召喚システムでどんな力を得ようが、基本的にはシステム作成者を倒すのは無理じゃ。何せ召喚システムを創るくらいは考える力が有る奴が考えて無理な事をやらせようと言う話なのだから、少なくとも安直な思考の元の能力全般は無意味でなければこうはならぬし」
「……不死者じゃないことを祈りますかね。さて、話を打合せの方に戻しましょう」
そして打ち合わせを行って行くのだった。
要するにこの話は、システム作成者は召喚システムの根本を握る訳だろうから、システムに対する干渉権の最上級の物を持つ奴をそのシステムを使って倒せ、と言う事。……流石にシステム以外の何かを持ち出してぶつけないならばシステムの力だけで挑むのは無能力者として膨大に能力を持つ奴に挑むのと同じ前提と考える方が早い。……つまりは、システム干渉権を持つことがシステムで産まれた力をシステム作成者と戦う場合の戦闘の最低限の前提条件に成るはず。そうでも無ければ単にシステム作成者側にぶつける能力を崩されて終わりだしね。……ついでに敢えて言うならば、召喚システム産の物に頼るなら、初見殺し仕様の能力単体での初見殺しは諦めろとしか言えない。召喚する時点で召喚システムを介して全部把握されているのだしね。……システム干渉権、か、無くは無い。無くは無いが、何だろう。それがシステム作成者をもし殺すに足る物なら、わざわざ此方に持たせるような真似をするのだろうか?……殺されるためか、己の強化のためか……皆を強化しなければ成らない事情でも有るのか。もしも最後のなら、システム的な強化条件をもっと簡単にしてくれても良いのにと思わなくもないが。一先ず承認欲求を前提に考えると、仮に神と自称をするだけで良いのなら、神という概念を知る奴なら簡単に可能な事でしか無い。つまり、どんな力を持とうが、神という概念が普及していなければ神に実際に成って居たとしようが、只の自称神と言うだけの存在に成る。だから、そうじゃないとするために世界に神格個体に成れるシステムをばら撒いた。世界に神と定義される存在に成る為に。……うーん。圧倒的力が有るならそれを見せてしまえば手っ取り早い。それが目的なら数か月前に召喚システムを世界に構築した際に何かしら有って然るべき。……いや、何も無かった訳じゃ無いけれど、それは少なくとも神を名乗る為の物では無かった気がする。世界に新しい法則を加え、その最上位に自分を据える。……自作の創作や自作ゲームでなら簡単に可能な事では有る。……脅迫をする場合はさておき、……考えてみるに、読み取れるそれでやりたい事は劣化版で有るならばそんな大層な事をしなくてもやれる事な気がする。じゃあもしもそれならば、何らかの欲しい物の代用品で必ず満足出来る奴しか居ないかと言われるとそんな訳は無いからアレだが。そもそもの話だとして、召喚レシピ集を所有する以上、召喚システムを使い叶えられたあれやこれは全て自前で再現可能なはずだから、物欲的な意味で欲しいとかは除外で良いだろう。但し、恋愛とかに置いて複製された存在は同一人物として換算可能か、否か?と言われると否と個人的には考えるけれど、そうなると物欲よりも感情論的な意味で物事を決めている事に成る。……つまり、俺は幾らでも自由に色々な物を創れるけれど、俺が欲しいのはそれで創れる物じゃ無い。……贅沢を言うな過ぎるが、恋愛関連に関しては、コピー存在を本人と認めないなら、ある程度共感出来てしまう考えなのが困る。……恐らく動機として妥当なのは世界中の奴に色々なのを作らせて、自分じゃ得られなかったアイディアが欲しくてそれを得ることで本来欲しかった物を得るための布石にしたい。……かね。
要約すれば、召喚システム作成者側は召喚システムでは創れても、それでは意味が無いと考えている物が欲しいのだと思う。……恋愛に限らなければ、例えばトロフィーとかもそうだろう。もしも他人のトロフィーを複製しても他人の為のトロフィーなままなのだからさ。でもな、何でも創れる力を手に入れて居ても結局欲しかったのは他人が創った物だった、か。解らなくは無い。目的の存在の価値を肯定しているからこその自作物の無価値認定。それを只の贋作と理解している以上は。
「水霧、様子を見に来たわ。超高圧電流を流し込まれていたみたいだけど」
「ああ、大丈夫だったよ。『只の水を制御しているだけの物に超耐性とか期待されてもアレだけどさ』」
『……全部超耐性的な物にしたら、色々と不味い事に成るとは言え、それだと流石に舐められないかしら?主に一定以上の電流を流し込めば倒せる的な解釈される的な意味で』
『それで死んで無い姿を見せてもそうだろうか?単に分身だっただけかもしれないのに』
『……でも分身なら倒せる威力は把握出来たとか思われてそうじゃ無い?』
『はぁ。水雷、いや、それだと魚雷か。所有能力の都合上雷を纏う水も操れる事は操れるのだがね……水で身体の機能が出来るのだし』
『それ単体で聞くと、大した威力は操れないだろうとか思われそうよね』
『巨体を動かすには電気信号量も増やさなければあれなのじゃ無いのか?主にデカさゆえに電流が中和される的な意味で』
『……そう出来なくは無いけど、その理屈を採用すると、維持コストも青天井に成るわよね』
『それな。ああ、創作的にどんな強さの奴もワンパンとか出来れば良いのに』
『……創作的に言えば、ろくに強さを見せないキャラを瞬殺しました。そのキャラは最強と呼ばれる奴でした。……仮に一切戦闘描写無しなのなら、ゲームの経験値だけは大量に貰える雑魚敵を倒したのと描写的には何が違うのかと言う話のそれに憧れてもね……』
『客観的な証拠が有れば良いだろ?』
『そう言う話では無く、例えば全知全能と言うステータスに成る様に能力で詐欺設定しているだけの奴をワンパンで倒しても、傍目から見れば全知全能と言う奴の強キャラを簡単に倒したのと同じなのよね。どうせ戦闘描写は出ないのだから、それで困ることも無いし』
『……先手必勝的な能力持ちが相手だろうが、何らかをさせてから倒せと?ゲームでならともかく現実じゃ通らん。命が掛かるからな』
『……相手に何かされたら死ぬと認めている奴がずば抜けた最強、ねぇ?』
『……いや、慢心してないだけだろ。……多分、きっと』
『……まあいいわ。さて、打ち合わせは終わったわよね?海底都市の換気作業でもやりましょうか。海上に移動するわよ』
『ああ、終わったぞ。解った。そうしよう』
そして海上に転移し、通知し、作業を開始する。海に力を通し、身体として扱い、海水を一気に動かしていく。一定以上の深さの海底から直接的に大空を見るなんて経験を、自分でやれる奴なんて創作を含めてもそんなには居ないし、また、普通ならばそれをやる必要も無い。いや、空を眺めるのが目的で無ければ有名作品にも海割りされて其処に行って戦って、秘宝を壊すなんて作品も有るけれどさ。わざわざやろうとしないなら、特殊なルールの世界観でも持って来なければ、そう簡単にはお目にかかれない光景では有る。辺りは大洋なのだから……あっ。元は公海の上の景色なのだから、自分たち側で電気を全消しして夜にやれば星空が凄い事に成りそうだな。今度やるときはそうしよう。信仰で力を手に入れられるなら、色々なそれがあった方が良い。なら、善行関連のも有るべきで、召喚システム作成者側が身元を隠しつつ善行を行える方法が有るならばやってそうだ。神と言えば、神殿とか、神社とか……詣。神頼み。願い、祈り、信仰。つまり、何かの指向性の有る意志を得て強くなる。……最後に勝負を決めるのは意志の力だ。……なんて事が誇張抜きで主張出来る事に成る。……はぁ。嫌だな。言い換えればそれは強く願えば願うほど強くなる。ならば自分で願えば実力のドーピングは思いのままか。水掛け論的な解法で倒すなら安楽死させるような殺し方でも無いと勝敗を引っ繰り返されそうだ。……やっかいな。信仰で力を得る神なんて神話だとスタンダードな部類だと言うのにこれか。少し調査しておきますかね……。
☩
懐妊と出産の能力。要は制限が繫殖能力の自由度を上げた物だけど、特殊な能力を考慮しないのなら、つまり、通常環境に於ける食物連鎖的には、一定以上多産な生物は基本的にはそうしないと命を次の世代に繋げ無い状況を前提とした物なのだから、セーフなだけ。数が幾ら多くても大抵他に食われるなり何なりされるから、最終的な数はそんなに増えない。……。食物連鎖の割と下層の奴の能力だから食物連鎖のバランス崩壊し無い的な意味での物。まあつまり、他に普通に殺されないだけの生活基盤が安定している上で、リソースが有限の所での多産能力なんて害悪。いや、それはそれを扱う奴が食物連鎖から脱却出来なければ、の話では有るわ。例えば、他の生物が滅ぼうが何だろうが、数が幾ら増えても問題無い生存基盤を持つ生物……と言うか、光合成が出来る植物的な生命体なら、幾ら増えても何かしらの光が有る限りは問題無い。そうじゃ無ければ共喰いでもしないと、絶滅しか無くなるけど、植物生命体的なのを創るにしても問題は此処の立地が海底だと言う事なのよね。……なら世界樹的なの産んでみるかしら?別に植物を産むと言う事には抵抗は無いわ。それはどう考えても能力で創っただけだもの。まさか何でも物理的に産める身体に成ったはずも無いのだし。だから、非生物はセーフ、非生物はセーフ。……はぁ。最初の奴が悔やまれるわね。……まあ自分を産むなんて離れ業が出来た以上は通常のそれでは無いにしても気分の問題的な意味で。いや、ユコが嫌いな訳じゃ無いけど、大っぴらに色々とやる以上、アイディアなんて取られて当然。まあ、アイディアも何も、やるの自体がテンプレの再解釈な訳だし他と被るのは大前提。……突拍子も無い物を付け足してどうこうする物ならともかく、何も他の物を付け足さない只の再解釈で新規と呼べる新アイディアを出されたら、それで喜ぶよりも自分で考え付きたかったと思いたいわよ。……ガチ戦闘で他人の手垢付いた力とそっくりそのまま同じ力に頼るとか流石に嫌だもの。いや、別にこれはプライドとかじゃ無くて、他人に熟知されている物をそのまま主力にするとか、情報が致命的なレベルで洩れている事が前提の物で戦う様な物だもの。そんな行為がやりたいとか、自殺したいからやっているとしか思えないのよね。そうされていても、問題無いレベルの力だから問題無い?いや、そう言う話をしているのでは無く、自分で考えていたなら、そうは成らなかった要素が最初から前提として有る事が問題だと言って居るのよ。要するに似た水準の物を自分で創れるなら其方の方が前提条件上で考えるならその人個人としては良い物に成ると言うだけの話。いや、作れないから頼るしかないなら仕方ないけど。それはさておき、ほぼ何の明確な中身も理屈も無いマウントは只の強がりと同じな訳だけど、世界樹を作ろうとしたけれど、失敗したわね。いや、他の奴は普通に創れるから世界樹だけに何らかの理由で創れない理由が有るのかもしれないけれど、まさか他の奴が既に創っていて、世界樹が根ざす所が無いとかかしら?……早い者勝ちなのは解るから別にそれは良いわ。それが問題ではなく問題なのは誰が作ったか、よね。既に使い古された題材の物なのだから、オリジナルを主張すること自体がアレな題材だけど、実際に世界樹を作れた奴が居ると言う事実が有ると言う事は、そいつの所在が分からないと大事な場面でやばいのに伏兵されかねないし。……調べないと不味い様ね。探査系の奴にでも転生して成りましょう。そして調査を開始することにした、ら、……得られる情報過多で脳に大ダメージが来た。何故そうなったかと言うと、星その物に命が宿って居て、それをまともに探査したためね。事象キャンセルで事なきを得たけど。……星が生命体なんて設定は色々な作品で既に有るし、星が人間をウイルス扱いして、抗体としての化物を送り込んでくるなんて作品も有るわ。……召喚システムがウイルス扱いなら、さながら私はウイルスに感染した細胞扱いだもの。星の上に有る物では無く、星其の物に対しての探査なんて、星が生命体や機械の集合体ならファイヤーウォール発動検案でも可笑しくは無いわよね。事象キャンセルがあったから良かったけど。でも、さて、それならどうしようかしら……。要は敵対関係の可能性がそれなりに有る奴の身体の上で生活しているような物に成るのだから、不味いわよね。海面で島だと思って居たものは別の物でした、と言うのはデカさ表現でたまに有るけど、……星その物が生物なら?あーもう最悪ね、やらかしたわ、これは。急激な地殻変動が起き、逃げる間もなく私は地底に飲み込まれた、けど、逃げられる奴に転生してそれで逃げた。でも逃げても無駄と言うか、別の星とか別の空間とかにでも行かないと実質逃げ場が無い訳で、一先ず遥か上空に逃げてから考えましょう。
「おい、ケールハイト、なにしやがった?」
「水霧さん……星その物の探査をしたらこうなりました」
「なら地殻変動能力持ちには心当たりが有るから、そいつに掛けあってみる。そいつが今回の原因かもしれ無いし」
「お願いします。あ、後、世界樹創ろうとして失敗しました」
「……お前、星が生物なら世界樹を植えて寄生しようとして来た奴が失敗したので探査して来たと相手は思っていると言う事か?……明らかに不味いだろ、それは……」
「……ですよね……でも生物だとは思わなくて。そもそも生物なら海底都市の前提と成る大規模工事に首を突っ込んでくるべきでは?」
「……はぁ……なら大体の工事が終わった後に誰かが星を生物として成立出来る様にしたパターンかも知れないが、工事その物だけなら交通整備なりなんなりで、世界各地でやっているだろう?重要度が違うよ、重要度が。じゃあ交渉行って来る」
そして水霧さんは交渉に行った。……さて、何とか生き延びないとね。
色々なのを凌ぎつつ、条件の整理をしましょう。まず、星が生物に成っているのか、誰かがそう見せかけているだけかを探るのが必要だけど、後者ならともかく前者なのに、後者を探る動きは更に面倒な事に成る気しかしないわね。星を殺すと言うのが必要に成るとして、仮に星を爆散させたら移住先なんて無いのだから論外としても、なら、どう誤解を解くかだから、此方からの攻撃なんてもっての他……。仮に高高度なら攻撃が来ないとしても、これ以降四六時中ずっと空中に居る訳にも行かないし、勝利するだけなら簡単なのだとしても、その後が致命的なレベルで立ちいかなくなるのは目に見えている訳で、交渉出来なければ不味いわよね、これは。……はぁ。星の意志の擬人化とかして来てくれればまだ交渉のやりようは有るのだけどね。……相手の利益に成る物を大量に渡す?いや、そもそも星の利益に成る物は何なのかしら?生贄、人柱……駄目ね。それをする場合私がそれをやれと成るわよ。何か他に無いかしら……。……もしこれが星の自衛機構なら、土地を豊かにさせる事?……肥料を大量に創りましょうか。此方は見ているだろうし、それならまだ何とか成るはず。そして肥料を大量に創り、大量の肥料を献上し話を聞くように発言する。此処で相手がどう出るか、よ。
『……誤解と言う事か?汝、もっと簡単に多く出せるのであろう?そもそも、汝の行動は、ちょっかいを出したら思っていたよりやばいのが出て来たので、物品を献上して見逃して貰おうという風に見えるのだが?』
「……少なくとも喧嘩売るためにやった訳では無いですよ。そもそもそれを喧伝して無いのですから知らなくても当然では無いですか」
『……確かに此方は生まれてからそんなに経っておらぬ。知らない可能性は有るであろう、が、知らなければ、意図的で無ければ他人に寄生しても良いので有ろうかのう?』
「……助け合いの精神と言う物が有ります」
『それは只の略奪を、強制掌握を正当化する奴が吐ける言葉な訳は有るまい』
「……」
『目には目を、歯には歯を。と言うならば、此方は汝に寄生する。防いで見せよ。それで手打ちとしよう』
「……抗う権利は有るのですね」
『此方側は、それは防いだのでの。それ以上は只の過剰防衛で有ろう。……もっとも、防げない場合はそのまま寄生させて貰うが』
「……なら全力で抗いさせて貰いますね」
そして私は対抗するための物に転生する。
『では行くぞ』
じわりじわりと私の中に何か異物が入り始めるが、なんとか対抗は可能……でもレベルが足りない。ならレベリングを対抗行為で行ってしまえば良い。するとやるべきは時間稼ぎ。それと対抗の力の最適化。そして暫く経った頃。水霧と誰かが来た。
「何やっているのかよ!ケールハイト!」
「……賭け事をやっていますね」
「ええい、介入する。文句ないな?」
『……良いだろう。するが良い』
「やっている事は要するに支配系の支配権争い。なら先にケールハイトを相手より支配してしまえば良い……今は緊急時だ。勘弁してくれよ」
そして私に更に力が流れ込んでくる。相手側の支配権を潰すためにそれらは使われていく。……はぁ……ロマンも何も無いわね……私と同じ立場で居られると言ったくせにこんな事に、か……。物理の身体が水な以上それで此方の中身に介入するなんてそう言う行為と言っても問題無いのに、これじゃ只の必要悪的な物過ぎてロマンも雰囲気もありゃしないわよ。……いや、そんな事を言って居る場合じゃないわね。何とか押し返すとしましょう。そして暫くして、
『……充分やったので、これで良い事とする』
……神格個体二人とある程度綱引きを単体で出来て居ると言う事を考えると全然実力では負けている気しかしないけれど、一先ずは凌ぐことに成功した様ね。
『……これで今回の事は手打ちにするが、……今後は事前に連絡を入れろ』
「……そうですね」
「……ああ、そう言う事か、なら今後以降はどうしようかね」
『ある程度までの開墾なら好きにやって構わんが、此方に敵対する様なら、これで終わりにはしないのでそのつもりで』
「……明確な基準を聞こうか?」
『……ブラックリスト方式を取ると、それが完璧でなければ付け込まれるだけだ。だから適宜に判断する』
「……そうか。何するにも自分に伺いを立てろと言うのか?」
『……そこまでは言って居ない』
「なら適宜に必要なら警告に来い。てめぇが本当に星だと言うのならば、それは簡単に可能だろう?」
『……解った。ではそうしよう』
「よし。一先ずはこれで良いかな。……フィクションで有るような法則も何も無い最強魔法的なのが無いのは有りがたいけれど、そう言うのに比べると威力も規模も型落ちなのはアレでは有るな」
『……前提と成る理屈も何も無い最強魔法……理屈の無いのが魔法だとか言う奴も居るであろうに』
「……はぁ……創作の中でなら世界を何個も一気に壊す力なんて簡単に手に入るけどさ、現実でしかない訳だしそう言うのは違うだろうに」
今回の場合は、星を壊すレベルの力を使えば倒せるけど、それをやるのは違う物ね。最初から暴力で無ければまるで口喧嘩で負けたから暴力に訴えた様な構図に成るのだし。それに多分、水霧さんは水霊を前提に据えている様な気がする。ドッペルゲンガーが劣化コピーを創ったなら、神格個体に成る前は水霊だったのではないかしら?だからどうした?検案だけど、召喚システムの都合上、存在構築には理屈が必要で、それを構築するために太古から居るとされている奴を採用した。と言うだけの話なのでしょうね。だから、突拍子も無い物的な最強能力では無い。いや、そもそもそれは召喚システムの前提的に存在出来ない。そう言うのを持つのであろう異世界からの転移者だろうがレベリングやり直しやらされるみたいだしね……。
『では一先ずさらばだ……。まあ、あまり意味は無いが』
「……。そうだな。それじゃ『ケールハイト、ちょっとお話が有るので少し移動するぞ?』」
『……。はいそうですね』
そして場所を移動して。
『何で待たなかった?そうすりゃ、ああする必要も無かったのにさぁ』
『うう、如何にかしたかったのよ』
『……。それはそうだが、始めるのを少し遅らすとかするだけで良かったのだが?』
『勝算が無くは無かったので』
『……。そりゃあ、有っただろうけどさぁ……。もっと万全を期せただろ?』
『手打ちに出来る条件を用意出来たので、良かったじゃないですか』
『それは結果論な訳だが、成功させた以上はそうだな。とは言え、こんな綱渡りを毎回されては困るのだが』
「はぁ……お二方、私を忘れていませんか?イチャコラを見せられる此方の気分にも成ってくださいよ」
「……。イチャコラ?いや、そんなつもりはないが?」
「……。一方的に犯した上でその相手を説教とは良い身分ですね」
「は?いや、能力である程度干渉しただけだが?それにそれをそう言う行為認定すると、攻撃するのはそう言う行為を相手に強制的にするような物だ。俺としてはそうは思わないとしないと、碌にそれを攻撃に使えなくなるだろ?」
「……。鈍感……アーバーンも大変ね……」
「……あのさ、それをそう言う行為だと認めると、戦闘で俺は所構わず相手を選ばずレ○プをしまくっている扱いに出来る訳で、流石にそれはね……別に俺は両刀な訳じゃ無いし」
「それ専用のとんでも魔法とか創れば良いのに」
「……召喚システムの能力は機械的な物だ。だから、構築には理屈が必要で、もしそうでも無ければ思考停止的で小学生が考えた様な内容の能力持ちが量産されて出て来て好き勝手やって、それで収集が付く訳が無くなるからな。自分一人だけがとんでも魔法の恩恵を受けられるなんて都合の良いことは無いのだし」
「それを得られる条件が難しければ良いとは思うけど、その条件と言うのが召喚システムの場合はちゃんと理屈を成立させろと言うだけの話なのだしね」
……はぁ……。これでむしろ何故アーバーンさんはそう言う意味で居られるのかしら?羨ましい……。
「……。リア充、爆発しなさい。と言うかアーバーンに怒られなさいよ」
「いや、それは誤解だと言ったはずなのだが」
「……」
「……あーもうこれくらいは俺でも解るよ。ケールハイトが文句言って来ねーもの。でも、だから、これにそういう意味は無いのだってば」
「……そう言う意味には出来るのにあえてしないと明言する。ヘタレですか?それとも」
「だから、そう言う意味にしたらそもそも水を攻撃に使うのが痴漢的な感じに成ってあれなのだってば。異性に対してだけ使える様な能力でも無いし……それをそう言う意味だと認めると良い思いも出来るのかもしれないが嫌な思いもそれなりにすることに成るし」
「……私としたと言う事にするのが嫌なのですか?」
「そうは言って無いけどさ、良い事を肯定するために嫌な事も肯定しなければ成らないし」
「なら、そう言う行為のためだけに先の奴を使えば良いのではないのかしら?」
「……あー、いや、確かにそうなのだけれどさ、それだとアーバーンに申し訳が立たないと言うか何と言うか」
「……私を支配しておいて尚そう言い逃げするつもりかしら」
「……いや、それは必要に迫られてだからなら、今それを解いても良いから」
「解かないで良いわよ。今回の相手がまたやりに来るかもだし」
「……いや、あのな、他にどうそれを説明しろと言うのか」
「敵対者に対する対策として、で、良いじゃない」
「……はぁ……そう言う事なら、他の奴も何人かするけど文句言うなよ。対策にバフ掛けたと言う事にするから、対策としての大義名分を立たせたいなら、ケールハイトだけにしかそれをやらない必要性は無いのだからさ」
「……解ったわ。それで良いわよ」
「……あーあ……二股をかけるのを肯定しましたね。アーバーンに話に行きますか」
「いや、これは対策としてのバフを掛けていますって言うだけだから」
「なら支配の効果の内容をメンテと緊急時意外は一切使わないでくださいね。そうしないなら浮気と私は見なしてアーバーンに連絡します」
「…………解った。それで良いさ。……そもそも支配系の能力を悪用なんてあの時に倒した奴と同じに成ってしまう。そしたら、まあ、あの時の奴みたいに成りかねない。同系統能力を持つことで、その系統の能力無効が得られる仕様な以上はそれを持つ事自体は問題無いだろうがね」
「……何か支配系の能力で問題でも有ったのですか?」
「ああ、有ったとも。だから、そもそも余り使いたくない訳だが、同系統能力持ちには該当能力は効かない仕様上、そう言う能力でも所有はした方が良いのがアレな訳で」
「神格個体になっても避けるべき問題、ですか?」
「……それ辺りの話は話せないから勘弁な。それを出来ない事情が有るとだけ解れば良い」
「そうですか……」
「さて、それじゃバフの件をしに行くから、ひとまずはそれじゃあな」
「ではまた後で」
そして水霧さんは別所に移動して行った。はぁ、今回の話は私にとってはプラスに成ったわね。もっとも、手を出してもらえない事情が有るならそれは調べておきたいけど。そして初期からアーバーンさん側に協力しているらしい人に話を聞くと、言葉を濁しつつとは言え、要は倒した敵の内に支配系の能力が組み込まれた能力の奴が居て、そいつを倒す選択をしたのに、似たような能力を自分で普通に使うのは違うだろうと言う事らしいわね。まあそれだけなら隠す必要は無いので、多分話の要点を話す上で抜かれている様な気がするけど。……そう言えば生まれたばかりとか言っていたわよね。つまり、星に命を宿せる奴が居る事に成るわね。其方の探りは入れたい所だけど、それが原因でそいつと本格的に敵対しよう物なら他の星に移動しても移動した先の星に命を宿されたらアレよね……。……。はぁ……アレね。触らぬ神に祟りなしとは言うけど、本格的に敵対関係に成ったら和解無しでは両方の生存ルートは厳しいわね……。さて、どうしたものかしら……。
☩
星其の物が敵だったとしても、同系統能力は効かない的な意味で俺やアーバーンに付いては海中に籠り続ければ済む話では有る。そうすれば大規模な物でも無ければ大抵は何とか成るはず。でも目的は此方では無いから籠るだけでは防衛を放棄したような物に成るか。星其の物とは、何処までを指すのか?大地全てなのか?海も含むのか?大気全てはどうなる?人の構築物は星其の物と言えるか?言えないならそう言える範囲の境界線は何処だ?……。はあ……。それらに細かい境界線が設定されていたのなら、多分そう言うのを見る力はテキスト過多でヤバイ事に成るパターンに成るのじゃ無いかな。でもこれその内容群を要約したら駄目な奴だろ?省略された部分のそれで判断ミスして戦闘でミスする気しかしないのだが。先ず、大気は対象から外せる。それが対象なら、そもそもケールハイト側には、呼吸で吸った空気で体内から色々とやれるはずだろうし。うーん。何だろう?仮に彼方が勝って居たのなら、問題は無かったのだろうが、もし星其の物なら、俺が介入するのを読めなかったはずは無いよな。それとも普通に勝てると踏んだが、ケールハイトの実力が変動した結果、それを読み違えたのだろうか?事前の活動を精査出来たのなら即席で色々と創れる事は知っているはずなのに。うん。可笑しいな。星其の物で星の全ての事を知るなんて大層な物では無い。それなら言動が可笑しい。でも星の存在と名乗れる力は有るのだから、それなりの前提は有るはず。……。うーん?地脈や龍脈等の世界中に張り巡らされるエネルギーを扱える化身系の何かなのだろうか?……。少し地脈に干渉してみるか。そして作業を開始する。すると、いきなりまた来た。
『君ねぇ、いきなり地雷を踏みに来るのはどうかと思うよ?』
「これが駄目なら地下資源を使うのにも文句言って来なければ可笑しいのだが?そしてそんなのには応じられないに決まっているだろうが。資源は全て俺の物だと言うなら、最早戦争検案な主張だが」
『……君、解ってやっているね?』
「何でもかんでも俺の物だ。宣言なんて受け入れられるかよ」
『水は全て君らの支配下なのに、よくそんな事が言えるね。要はやっている事の規模が違うだけなのに』
「だとしても此方は同族の奴らの全員抹殺なんてしてない。地下資源は全て渡さないとか、最早此方の生活も何も無い話だろうが」
『他の奴の海底都市についても、他の国が参入可能な取り分を残すのはそう言う為かよ』
「そうしないと他の奴側がそれを得たかったら戦争も視野に入るからな。問題無く使わせて貰うぞ。そうしないと多方面と戦争しまくる羽目に成るだろうけどな」
『……好きに持って行け』
「では有難く使わせて貰う事にする。それじゃあな」
……これでよし、と。さて、大会の準備に移ろうかね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。