一夜の出来事


 テレーサの絶大な協力を得て、マドレーヌは一世一代ともいえるお菓子を完成させました。

「これでいいわ♪ミコ様もきっとお喜びになるわ♪」


 今は夜九時、食事もとらずに延々とマドレーヌはお菓子を作っていたようです。


 さてミコはその頃、テレーサ・オリヴェイラからお手紙をもらっていたのです。

「お部屋でお待ちしていますって、書いてあるわね……テレーサさんの私室ね……初めて入るわね……」


「お邪魔します……テレーサさん、いるの?」

 でも、部屋にいたのはマドレーヌ……

「えっ!今夜はテレーサとマドレーヌなの、テレーサは?」


「ベッドルームで準備万端、お菓子を並べて待っています」

「お菓子?」

「そう、お菓子です、とってもおいしいスィーツを♪」

「だから貴女がいるのね」

「はい♪」


 ミコがうれしそうに部屋に入って行きます。

 お菓子好きですから……

「これは……」


 ミコさん、絶句しています。

 そうですよね……そう来なくっちゃ……後はテレーサさんの覚悟次第……


 でもね、あのお菓子、マグロ女でないと困るのよね……テレーサさん必死で考えたのよね……

 だから……ガラナ・チョコレート、一杯塗りたくったの♪

 これでミコ様も……む・ふ・ふ……私、エロスのキューピットみたい♪


 確かにミコは目の前の光景に絶句した。

 そしてしばらく固まってしまった。


 ベッドには、ビニールシートが敷かれていた。

 そしてテレーサがでーんと裸で足をひろげていた……いつものテレーサなのだが……

 全身にチョコレートソースが……そのほかラズベリーソースやブルーベリーソース、キウイソースも……カラフルなお体なのです……


 平たいプディングがお臍の上に……乳房にはラム酒漬のフルーツを刻んで入れたクリームが覆っており、大事な所は飴でコーティングされています。

 忍から贈られたガラナ・チョコレートもたくさん食べているテレーサ、かなり腰が震えているのです……別の生き物のように……


 ミコさん……これで理性が飛びましたね……目が怪しいです。


 全身をミコが舐めてくれます、飴はガリッと噛みました……全身に快感が走ります……

 テレーサの絶叫がこだまします。


 この後、ミコはテレーサの身体を舐めに舐め……

 テレーサは自分でも何が何だかわからない……


 時計は日付をまたぎます……そして一時過ぎにとうとう、テレーサは再びマグロ女になってしまったのです。

 ピクリとも動きませんが、胸の上下があります。


 部屋の外ではなんと、マドレーヌがいました……


「マドレーヌ、いるのでしょう、こちらに来なさい!」

「ミコ様……マドレーヌに……」

「そうね、のぞき見なんてして、お仕置きしてあげるわ」


 ミコになぶられると……もうどうしようもなく、被虐感に酔えるマドレーヌなのです。


 ミコは朝の四時ぐらいまで、マドレーヌを責めさいなみます……

 そしてテレーサと二人並べて……さらに散々抱いたのです……


 そして朝の五時……三人はシャワーを念入りに浴びて寝てしまいました。


 タフなミコは朝の九時には起きて、簡単な朝食を作っています。

「二人には悪い事をしたわ……でもマドレーヌのせいよね……ガラナ・チョコレート、私に舐めさせたのだから……まぁいいわ、スッキリしたから……」


 朝食は簡単なサンドイッチとコーヒー、コーヒー豆はコロンビアのエメラルドマウンテンを奮発して入れています。

「さあ、二人とも一度起きなさい、寝るなら朝ごはん食べてから寝てね、私、十時から会議があるのよ」


 二人はやっと起きました、素っ裸のまま、サンドイッチを食べています……

 その時、テレーサがいいましたね。


「ミコ様、私……散々食べていただきましたから……」

「そうね、おいしかったわよ、これでも考慮したのですよ、さすがにガラナ入りのチョコレートはいらないでしょう?」


 三人は三様に笑いました。

 まぁ三人とも、腰が抜けるほど満足しているのは確かですね。

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