オルコット家の三人の側女


「ミコ様はこの地に視察に来られています、それで明日の昼に」

 と、忍がいいましたが、グローリアが遮るように、

「私たち三人は、ご存じでしょうが寄り添いながら生きていました……できましたら、母娘三人でご奉仕いたしたいのですが……」


 忍はしばらく考えていました。

「確かにそのような事例は数あります……ミコ様は抵抗なく抱かれています……いや、むしろ喜ばれるかもしれません……」


「私がこういうのもなんですが、ミコ様はアブノーマルがお好き……分かりました……」

「本日の夜はグローリアが呼ばれた者で、シェリルとノーマが付き従ってきた者となるでしょう」


 この話のあと、忍は急いで身を清めます……

「なんといっても、ミコ様に抱いていただくチャンス……楽しまなくっちゃ♪」

 先ほどの大人臭い雰囲気とは別人、うきうきとした乙女の姿です。


 セクシーなランジェリーに身を固め、忍はミコの滞在するクイーンエリザベスシティ公館へ……

 かなりストレスがたまっていたミコさんに責められて、声さえ枯れ果てた忍でした。


 忍が息も絶え絶えの頃、帰宅したグローリアはかなり興奮していました。


「シェリル!ノーマ!いるの!」

「どうしたの?」


「ノーマ、シェリルは?」

「さっき友達がやってきて、遊びに行ったわ」

「携帯を持っていたわね!」

 シェリルの携帯に、グローリアから電話がかかってきました。


「ママ、今お友達とスケートだけど……えっ!本当!分かったわ、すぐに帰るわ!」

「勿論よ、念願だったもの!三人で……いいわよ、どこまでも私とノーマはママと一緒よ!」


 シェリルは一緒にスケートに来ていた友達に、

「ごめんね、ママからなの、私、ミコ様に呼ばれたの、だから今から準備の為に帰らなくっちゃ、本当にごめんなさいね、この埋め合わせは必ずするわ」


 三十分で息せき切って帰ってきたシェリル、部屋ではノーマにグローリアが服など選んでいました。


 三人は長々とお風呂に入り、簡単な早めの食事の後、髪をととのえ、その後全身に香水などを振りかけます。

 とくに下半身には念入りに……


「ママ?アンダーヘヤーはそらないの?」

「三人そろって、ミコ様に剃ってもらおうかと考えているの」

「多分、ミコ様は喜ばれるわ……」


「私、どんな要求でも従うつもり、なんでも女の恥ずかしがることをさせたがると、聞いた事があるし……」

 と、ノーマが云います。


 どこから聞きこんだのかと、シェリルは思いました。


 このあとも母娘三人は、かなりエロい準備に余念がありません、そしてその時がやってきて……

 ミコは母娘三名の想像以上の高等テクニックで、官能を叩き込んだようです。


 翌朝、ミコと一緒に朝食をとった三名は、豹変していました。

 シェリルとノーマの細い首には、チョーカーが輝いています。


 昼前にグローリアの家へ戻った三人は無言でした。

 シェリルが口を開きます。

「ミコさま……うますぎて……もう……」

「もう私たち……ミコ様の女奴隷……」

 と、ノーマが呟きます。


「私……娘とともにミコ様に抱かれた……もう、私たち……ミコ様のもの……」

「ママ……私たち、もうどうしようもない変態なの……この体は、ミコ様のものになったのよ……」

 ノーマが云っています。


 シェリルはそれを聞きながら、云ったのです。

「ママ、ノーマも、私たちは夜しか値打ちがないかもしれないけど、私は思ったの、もう中毒になったのよ」

「ミコ様にお仕えする女たちが、夜の順番にこだわるのもわかるわ……」


 ノーマとグローリアも頷きました。


 その夜、三人のオルコット家の側女は、昨晩の出来事を思い返し、眠れぬ夜を過ごしたのです。


    FIN

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