あとがきⅠ(第Ⅰ部:姫野編のおわりに)

 みなさま、こんにちは。鹿毛野ハレです。

『貧乏優男と鬼畜嬢ッ!』を読んでいただき、本当にありがとうございます!


(略して)びんきちッ! ですが、「Ⅰ部:始まる春。ユ涙姫と卒業式」はここで一区切りとなります。


 みなさんのおかげで無事にここまでこれました。ありがとうございます!

 今回は「あとがき」ということで、本編を楽しみにしてくださってる方には大変恐縮なのですが、勝手にあとがかせていただきます(?)。


 ちなみにここまでの分量は文庫本350ページくらい。楽しんでいただけたなら幸いです。

 まずちゃんとお礼を。


 ふと立ち寄って、ここまで読んでくれた皆様。

 楽しみにブックマークしてくださっている皆様。

 感想・レビュー・イラストで鼓舞してくれた皆様。


 全員が鹿毛野にとってのスペシャルサンクスです。本当にありがとうございます!


 さて、あとがきを書くぞと息巻いたものの、何を書けばいいかわからず、でも伝えたいことがたくさんあるという矛盾にかられますね。


 とりあえず鹿毛野の代名詞でもある「青春」について。

 こうして青春モノを物語っているわけではありますが、なんで青春は青春なのだろう、と。ふと思うわけです。


「青」ってどちらかといえば静かな色のイメージ。

 でも青春といえば世間一般にはバラ色ですよね。

 そう思って、自分の青春ってのを思い出すわけです。


 ほう……。確かにバラ色ではないかもしれない。


 バラ色の時期ももちろんあるのだけど、青かったな……って。今思うと恥ずかしくなってくるやつの方が比較的に多いですね。


 でもこうやって改めて考えると、一番色濃く思い出になっているのは、わりと放課後が多い気がします。

 色にすると「オレンジ」。姫野カラーです。


 授業後のなにげない友人との会話とか、行き場のない感情を抱えて一人帰る下校道とか。

 そんなのが自分の中の「橙春せいしゅん」な気がするんです。

 だからだろうか。斜陽の描写がすごい好きで、夕方のシーンが多いですね。


 さてさて、それではみなさんの「○せいしゅん」は何色なのでしょうか。

 とまあ、哲学的な話は柄ではないので、これくらいに。


 処女作である「びんきちッ!」もそんな青春の淡い日々や若さゆえの葛藤などを色濃く書いていきたいと思ってパソコンにむかっております。


 彼らの等身大から高校生時代を思い返して、甘酸っぱくも熱いを感じてくれれば嬉しいです。

 もちろん、今高校生のみなさんも。


 ちなみにテーマというわけではないですが、今回の大きなキーワードでもある


 鹿毛野はステキだと思うんですよ。高校デビュー。

 新たな自分に高い志しと希望を持って一歩踏み出す。


 私自身は究極自然体なので、どこかでデビューした記憶はないけれど。むしろ身体だけが成長しているのではないかと。


 よし、気持ちだけでお子様ランチ食べよう。

 鹿毛野ハレ、二十某歳児!

 無理か。逮捕か。ちなみに二十代ですが、具体的には秘密――閑話休題。


 そんなわけで今からデビューするみなさん、ぜひ自信を持って頑張ってくださいね!

 鹿毛野ハレは高校デビューを全力で応援しています。


 最後に本作ですが、まだまだ続きます。

 ざっと決まっている目次だけ出してしまうと、この通り。


 Ⅰ:始まる春。ユ涙姫ゆるいひめと卒業式(姫野凛 編)

 Ⅱ:瞬きの夏。彩眼竜さいがんりゅうとデス・エンド(伊達冬華 編)

 Ⅲ:集まる秋。呪われた血と天邪鬼あまのじゃく(藤宮シルヴィー 編)

 Ⅳ:壊れる冬。二人と三人の交差点(有巣麗奈 編)

 Ⅴ:再びの春。捨てられ仔犬と妹と(武者小路唯 編)

 Ⅵ:巡る青春。星の砂達と未来への軌跡(武者小路優馬 編 <完結>)

 外伝:ジュピター・リングと星の砂(星砂学園創立 編)


 先が長い。書ききるのかと思うのですが、そこはCANの精神で。

 回収しなければいけない伏線フラグもいっぱいあるし、書きたいセリフもいっぱいある。

 頑張るので、ぜひ応援していただければ幸いです。


 もちろん気に入っていただけたら、レビューやコメントいただけると嬉しいです。よろしくお願いします!


 それでは、あとがきも最後まで読んでいただいたみなさま、本当にありがとうございます!

 次のあとがきでなるべく早く皆様に会えることを願い、そして自分に葛を入れて。

 また今度!


 鹿毛野ハレ

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