第2話 機械の世界と人の世界

すべての調和の取れた世界…否 すべてを失いし街。「モンテブール」すべては虚像でありしかし、人がそこには確かに生きいる。一番大事なものを失ったままで


俺はこの街でしがない探偵をしている。実在の街「ビーロッグシティ」の存在はこの街の住人には知られていない。だからこそヒトは知りたがる。俺の名などすでに忘れてしまった。ただそこに明記されているかのようなそんな存在だ。


「ジェームズ・シンプソン」


「オリヴァ・ショーン」


そして、


「トム・ライズ」


これが俺の名だ。



「世界の...人類を救う鍵が彼女だ」



依頼主の声がする。俺自身も本人を見た

ことは無いが何故か信頼の置ける人物

だ。


{進入コード確認、当システムはゲート

インします}


コンピュータは正確無比だ。プログラム

に進入するのはいつになっても慣れない



「アクセスコード承認、ゲートウェイ

(進入)レベル3 プロダクトID....

プラグイン モンテブール市街地」



朝の目覚めはいつもうんざりする。この

さわやかな日差しも全て"ツクリモノ"な

のだ。早いところ昨夜の彼女を見つけ

出さないといけない。奴らに見つかる

前に探し出さなければ....

システムの作り出しし街、


  「モンテブール」


この街に居る筈だ。この世界の

開放する光、アクセスコードへの重大

な「鍵」となる少女が、



前に戦いは無くなったと言ったがそれは

人間同士のことで新たなる戦争が始まった

それが、「グローバル・ネットワーク」

との戦いだ。 


「人類」と「機械」の戦いはもう

200年も続いている。表向きそんな

物騒なことはない事になっている。だが

人類への包囲網は確実に狭められてい

る。ビーロッグという名の「監獄」から

人類を解放できる期限は迫りつつあっ

た。

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サルベージ・イン・マインド ハイド博士 @mazuki64

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