4.西の海にしずむもの
これまでのあらすじと解説 ※ネタバレご注意!
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※※ ご注意! ※※
※※ 3章のネタバレ含みます。 ※※
※※ 未読の方は、読了後の閲覧を ※※
※※ 強くお勧めいたします。 ※※
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これまでのあらすじ:
3.魔にいざなわれし者
マルコとアルとゴードンは、王都街道を北上し、東に広がる農村地帯ルスティカを訪れる。
そこでは、5年に一度のしきたり、『村々の守り神』への
宿の亭主バルドに問題の解決を依頼された一行は、それぞれ別行動をとって調査に赴く。
引き渡し当日を迎えた三人は、バルドの弟、ダニオが率いる青年団と一緒に、裏山で事の真相を探る。
裏山の中腹を舞台に、あらわれた『守り神』は元は人間の魔物だった。三人は力を合わせ、壮絶な戦いをへて魔物を討伐する。マルコが剣術で組み伏せ、アルは
『卵』と呼ばれるそのマリスは、『守り神』のマリスを吸収し、少し大きくなった。
戦いのあと、
『村々の守り神』とは、町の英雄だった青年が、絶望の果てに神の悪意の石マリスを見出し、身に埋めて、人外のものとなった存在であった。
三人は町への介入を避け、夜明け前に旅立つ。星空の下、ゴードンの洞察により、アルがマルコを召喚した目的が明らかに。アルは、古代の雪壁山脈の
バルドとダニオ兄弟が、町を去る三人に追いついて見送る。神の悪意の石についてはっきり把握していないダニオは、もしそれと遭遇した時はどうすればよいのか、と問う。
しかし、マルコはじめ一同は、誰もその答えを見出すことはできなかった。
解説:
・グリー
神の善意の石。人間に良い影響を及ぼす。
アルは、アルバテッラ王立
・マリス
神の悪意の石。人間に悪い影響を及ぼす。
アルバテッラには、マリスやグリーが複数存在する。
・マルコが運ぶマリス(神の悪意の石)
マルコが腰にしばる袋で運ぶマリスは、南の森で発見された。
3章のルスティカのマリスを取り込んで大きくなり、ニワトリの卵そっくりな大きさ・形をしている。
1章にて
なお彼は、マルコにエルフの歌を訳して聞かせた。
「 エルフの火 エルフの火
人ならぬ人と歩むとき その炎を燃え上げる…… 」
・暗い袋(アルの杖先のもの、マルコが腰にしばるもの)
グリーとマリスの力を外部へ及ぼさない魔道具。
普段はこの袋をグリーとマリスにかぶせている。
・エルフ(第一の民)、ドワーフ(第二の民)
第三の神(人間の神)に由来するグリーとマリスの影響を受けない。
そして「関われない」「近づけない」。
・アルフォンス・キリング
2章にて、父も母も亡くし孤児となったこと。3章にて、かつて南のマリスを信奉した
1章では、
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