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「もう……何がどうなってるのよ」



思ったままに言葉が零れる。


柴野と目が合うことすら薄ら怖くなって、視線を彼の前にある抹茶パルフェに落とした。


レギュラーサイズで注文したくせに全然食べずにいるから、アイスが段々溶けてきてしまっている。


運ばれてきた時は確かに誇らしくパルフェの頂上に君臨していた小さな抹茶カステラが3つ、バラバラの方向に転がって溶けたアイスに侵食されていた。




「僕の同僚が」



柴野は言いかけて、思い出したかの様にパルフェのカステラを口に放り込んだ。


無駄と思えるまでに時間をかけてそれを咀嚼し、それからゆっくり切り出す。



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