第8話 学生と文章の掃き溜め

暦では9月が近づいているというのに、蝉は騒がしいほどに鳴り響く。

肌も少しだが色づいた。


さて、今日は自分の思いの丈を吐き捨ててしまおう。

久々の更新で何をしているのだ!という事は十二分に理解している。

ただ、何となく今感じていることを文章におこしておきたかった。



ある文章を書く人が得意ではない。文学少女のような言葉を紡ぎ、それはそれは美しく優しい、温かい、甘美。そんな言葉だけで紡がれた文章。


ひねくれてしまったこの存在は、その文章を純粋に美しいと思えないのだ。


「お前はどこにいる」


そう問いただしたい。


お前という存在の全てはそのような言葉でできているのか。文章という世界では甘美に生きたいのか。

それは現実逃避なのか、現実を果敢に生き抜くための術か。

この際、理由は問わない。


ただ、「美辞麗句」を並べた文章は貴方の表層。そう考える。


もう一度問いただしたい。


「お前はどこにいる」


その美辞麗句に隠された深層はどこにある。その深層こそ自分は読みたい。貴方の深層を覗かせてほしい。

貴方が心の底から訴える文章を見せてくれ。

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