第2話 人間関係を振り返る

さてここであったことを話すのですが、まずは寮に入寮した当初は人間関係というか、まあいろいろ酷かったと思います。


人間不信というか、人と関わりたくなかったし(その理由は別の所で書いています)、一人でいることが好きでした。好きというか、半分一人でいることしか出来ないだろうなという諦めに似たような気持ちもあったと思います。大人数でいることは体質的に苦手だというのは、後になって分かるのですが。


友達とか出来ることはないだろうなと、高校卒業の時に思っていたりしました。高校の時もクラスでは話す人はいたのですが、部活内では話せるような感じでは無く、こればっかりは僕の責任だったから仕方ないのですが、思い出すだけで複雑な気持ちになります。こうなったのは中学の時が原因だったのかなと思いますが、今となっては分からないし、思い返した所でどうにもならないので。


また別の所で書きますが、記憶力が良くも悪くも良いせいか、嫌なことをその空間にいるだけで連鎖して思い出しやすく、また今こうやって書いているだけで当時のことがぶわっと頭に広がって辛い気持ちになるので、これも体質的なものなのだと寮で知ることになるのですが。


少し話しが逸れました。今思い出しても、中学は最悪。高校は自分から壊してしまった所もあった(仕方ないかなと思う所もありますが)ので、自分が変わっているというのもあったと思うのですが、でもこんな自分でも変わることが出来るんだなと思います。さっきもつい友人と素でしゃべって近況のことを話しあったりとか、何の気なしに電話したのですが。


何が書きたかったのか、本当は寮に入寮した時は、寮生と関わるだけでうっとおしいと思っていたのに、こう書いている内にだいぶ歪んでいたなというのを思い出しました。中学の時はそれこそ同学年相手に接するかで悩んでいたし、会話はしていましたが、殴られたりパシリもあたりまえ。高校の時はそれをどうにかしたいと思い、まあ今振り返るとバカだなあと思うのですが、得意でもない体育会系の部活に入り、人間関係には悩み続けるのですが、三年間続けることは出来ました。しかし受験勉強を甘くみて失敗。過去のフラッシュバックで浪人時代は苦しめられる(もちろんそれもあったと思いますが、そもそも自分の甘さもあったなと思います。)。浪人も失敗してそもそも自分の人生何だったのかと精神を病んでしまうのですが。こう書き表してみると中々酷かったんだなと思うな(苦笑)今苦笑い出来るのが奇跡なのかもしれません


結局何が言いたかったのかと言うと、寮での経験通して思ったことは、変に苦しむことも悩むことも極力避けて通った方が、それか経験しない方がよっぽど人生生きやすいし、自分の道も見えてくるんじゃないのかなと思います。こういう人間関係で変に悩んでいた、苦しまされていた時、そして引きこもっていた時というのは、自分のことが見えていなかったなと思うのです。


そして今だから言えるのが、友達がいなかったから(まああの当時作れと言われても不可能だったと思いますが)引きこもってしまったのだなと。それに不幸自慢をした所で人生良い方向に進むことはないし、不幸な経験をした所でそれを還元出来る人は非常に希なので、経験する必要もないんだなと。楽しいこと、自分が興味あることに進んだ方がよっぽど人生楽しめるのだなということにも気づかされました。友達も、友達と自分で言えるようになったことが感慨深いのですが、自分にとって合っている人、居て楽しい人と付き合えれば良いんだなと思います。当たり前のことかもしれないですが、僕がそれに気づいたのは最近のことでした。もうみんなとは会えないんですけれど。


何か寮とは関係ない話になってしまいましたね、次からはそっちも書けたらなと。



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