第2話 女神の提案する選択肢がクソ過ぎる件。
自称女神は俺にこう告げた。
「不慮の事故で亡くなった貴方には選択肢があります」
「ほう」
「このまま死ぬか、異世界に現在の年齢で転生するか、生死の境を彷徨ったのちに辛うじて現世にて生きながらえるか」
三択かあ。
異世界一択の昨今、親切な方だなあ。
「生きながらえるパターンって、後遺症は残らない?」
「……」
「残るんかい!」
「転生パターンは世界を救えとか言わないよな?」
「……」
「言うんかーい!」
じゃあ、
「もうこのまま死ぬしかないじゃない!!」
「いえ! ここは何があっても生存していただかなくては! 世界が!」
「あ、本音が出たな。つうか知らん。異世界とか。心底どうでもいい。俺はこのまま死なせてもらう!」
メンヘラ女に殺されて死亡、というのは絶対葬式でネタにされそうだが、もういい。知らん。笑った参列者共には夢枕に立って留飲を下げることにしよう!
が、自称女神は俺の決定を無視して告げた。
「では転生に入ります。言語は自動翻訳しておきますしお金も少し多めに持たせておきます。転生後、まずは大聖宮の聖剣の間を目指し聖剣を入手してください」
超早口でまくし立ててくる。
その言葉を最後に視界がホワイトアウトした。
「ぜってえ抜かねえぞそんな
以下次回! 続きたくねえけど!
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