目がァァァァ!!

 実は、私(我が家)は自治会に所属しています。もちろん、強制的です!

 なので、夏&冬は恒例の夜廻さんをしなければいけません。そして、今日がその日なのです。


「あー、今日防犯の夜廻かぁ……やだなぁ」


 そう面倒くさそうに言いながら蜜柑の皮を揉み揉みして剥きやすくしていると、プシュッと皮の汁が私の目に……。


「ぬぉぉぉぉぁぁぁぁっ!! 目がァァァァァ!!」


 その場で目を押え見悶える私を見て、母の第一声。


「楽しそうだね」


 楽しくないですよ、母上様!?


 蜜柑、油断大敵、汁、危険。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る