第13話未来

「私なんです、あの洞窟のことを書いたのはーー」


はじめは面白い都市伝説だと思った

興が乗って、調べていたらさらに興奮して

だから


「あの人たちの死も私のせいなんです」

私が書いたその本に殺されたーー被害者たち

おそろしかったろう、何もわからなかったろう

恐怖の、殺人バタフライを最初に描いたのは、最初にスイッチを入れたのは

「私、なんです」

すまなそうにうつむく

「まぁそりゃしかたないわな、んで、これからどうするの」

そうだ、それしかない

「わた、私は、、、、、、」

ちょっと考えさせてください、少女が逃げていく

「やれやれだぜ、まったくもって」

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「話があるの」

ここは屋敷ーーあの屋敷だ

「何、主人に話ってあなたいつの間にそんなに偉くなったのかしら」

ベールで覆った貴婦人に、西洋風の女性が目で威嚇する

「初めに産んだ双子

ずっとおかしいなって思ってた、でも、里親に出されたんだってそう納得して

でも、あのお風呂場でー」

思い出す光景

(双子の妹にかまけて私のことわすれちゃった)

双子の妹

「確か初めに、あなたに代理母にならないかと言われた時、産んだ子供は


一人は男でも、女でもない性別そして、もう一人はだった

この意味が分かるかしら?

ひょっとして、あの子がそうなのかもって、あの子がもしかしたらーー」


「あの子が生き残りとでもいいたいの、

「役立たず、、、、?」

「そう、あったのね

「いいわ、教えてあげるーー12年前何があったかをねーーー」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「お母さま」

サイコロが近づく

「どうしたの?」

「んーんなんでもない」

「ある」

クールが母親の言葉を遮る

「何かあるの、、、そういう顔」

一瞬真顔になるも、冷静さを取り戻す母

「--何でもないの、本当に」


そして扉が開いて「こんにちはお裾分けに来ましたどうにも、ジャガイモが多かったみたいで、じゃがバターいかがですか?」

そこへ来たのは、コーヒー色の肌の相棒である

凍り付いている3人をしり目に「いただきます?」

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