第11話罪をあがないしは
「磔(はりつけ)--獄門」
「ひひひひひひひ、お前~金を恵んでくださいませんか
金を恵んでくれ、哀れなわしらにのう」
なんか二人来たーー使うしかないということか
反動の痛みに、使いづらい、使いたくないもの
「妄執」
「梅渋吉兵衛」
梅渋吉兵衛は、残虐な殺人鬼ーーただし、演劇で主人公を務めたこともある
西洋風に言うなら、ジャック、ザ、リッパーが、現代でいろんな漫画に出て
時には善玉として主役を張るのと似てる
ーーーだが、梅渋吉兵衛は、子供しか狙わないーー子殺し
その悪辣な子殺しにより、死刑となった
能力はーー「ナイフ、いや、包丁、違う」
歪な金物だ
それを構える、左手を突き出し、体を横にするーー「ひひひ、あんさん、金はいいなぁ
人は金のためになんだってするが、華がなければだめだなぁ」
「?」
本気で何を言っているのかわからない、
「お前さん、年は15,6といったところかのう、いいなぁうらやましいなぁ
さぞいいもん食ってきたんだろうなぁ、温かい服きてそだったんだろうなぁ
わしらにはなにもなかった、だから」
「だからーー奪うのよ、」
「--幸せを一番の復讐はなぁなんだかわかるか、簡単な話だ
自分が傷つかず、自分の大事な人が傷つくこと
ひひひ、子供を殺された母親の顔を見るのが好きでなぁ
あれはたまらん楽しさよ」
(、、、なに、この、異常者、、、、)
「復讐の華よ、お前さんを殺したらさぞ、いい顔が見れるんだろうなぁ」
何かが体内に潜り込んでくるーーしわしわの老人と体がかしてくる
モップを使いーー追い出す
もう片方が、ばあさんのほうがナイフを片手に迫ってくる
いや、かけた包丁だ
「--喰え、梅渋」
意識が持ってかれそうになる、当然だ、調伏したとはいえ殺人者
自我が強い「ひひひ、女、女、がきはいねえなぁ、餓鬼を殺すのが好きなんだがなぁ」
「送させないために俺がいるんだろう」
「しゃはははははh、じじいにばばぁ二人かぁまぁいい、ちょうどあきてたころだ」
「いただきます♬」
大量の金物が貫く、全身を一斉に「うわぁ何度見てもえげつない光景」
ただしーーこのかなものが残骸以外切り裂けないからよかったものの
それでも、人の形をしたものに、大量の金物が当たる光景はどうしてもなじめない
「--楽しもうぜ、地獄をな今度は子供相手にやらせろ」
しゃははと笑い消えていく
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「手毬に、3人分、俺と、向島と塩町のにおいがしたから、塩町のほうへいったのかなって思ったけど」
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「いって、、、ちくしょう」
これを使うと心臓が痛くなるーーはりでさされたみたいに、いたい
めまいがおき、手足が震え、吐きたいような気持になり
実際にいたるところでしゅつけつするだから、、、、、使いたくないんだよな
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