第9話時計の針

カラオケで歌われる歌がある

「海からくるもの」だ


「ねえ明菜ーこの歌好きなの」

「うん、怖くて好き」

「私も怖いよねーーこの曲」


「ん、何、「本当の恐怖」」

スマホでその動画を見つける

女子高生二人はそれを見る


そしてーー「あ、あああああああ」

二人の体が老化していく


「70が一人とて♬70が二人とて♬、回る、回る」


まるで、70過ぎの老人のようにーーそして一人は、男になる

「血色に回る」


ずぼおおおと、二人の女子高生の腹の中から、老人二人が出てくる

    「妄執」が、動画で抜け出してきた


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「カラオケでの殺しに、俺はともかく相棒と、向島を連れてくる必要はなかったと思いますけど」


駐在さんに言う「まぁ、そういうなーーほらこいつだ」

感覚としてそれは、残骸に感じる感覚である

「この感覚間違いねぇ、「妄執」だ、そうだろーー建てに洞窟をみはっちぁいねぇ

これでも昔は洞窟の中にいたんだ、アレがどういうものか知ってる

ひょっとしたら出たのかもしれんぞ、この街に「妄執」クラスの残骸が潜んでいるのかも」


どうやってでたのかということである、

相棒が焦ってる「え、でもよ、どうやって」

「おそらく動画から出たんだろ、前にビデオとっていた夫婦もそうだった、その前はカメラマンだったけな、週間の」


「そんな、どうにかする方法はないんですか」


「--さぁな、お前さんが大概の、成人した「清掃人」連中で狩りを行うよ

なーに、ここらの警察にあれの経験者は多いんでね」


そして、病院へ行く

「あれ、殺し「じゃないんですか」

「だました」


そういって、個室に入る


「、、、ひどい」


血まみれの女子二人がそこにいた、元の女子高生に戻り、二人は、眠りについてる


そして、曲が聞こえてくるーー留守番のお二人からだ

「磔ーー獄門」


赤に染まった手毬が、出てくるカラオケの中から

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