第7話サイコロの出た目
「これもまたサイコロの出た目だね」
そういうと、相棒の胸を触る
「--ないね」
「いや、ないけど何ーーここでも、またセクハラ、っていうかえづらてきにあうとじゃね」
いくら無性別といえども
「あらほんとうないわね」
こちらもこちらで、っていうか胸を押し付けるな
「敗北感で、胸がつぶれそうだ」
まぁもともと胸ないんだけど
「何当てつけなの、いいジャン別になくていいじゃん、だいたいおっぱいなんてなぁ脂肪だよ、脂肪、アブラナの所詮」
かわいそうな目で見る二人
「余計に傷つくわ」
「それよりあなたーーさっきのどういうつもり」
「別に、そのままの意味よーーお母さま、それとも
双子の妹にかまけて私のこと忘れちゃった
そんなわけないよねなーんてね」
そんなことをいい、ふろに入ろうとする
「ほう、これはなかなか立派な貧乳ですなぁ」
よくしらないひとからもまれる
「、、、、、、、、、、、、、、、、、、」
しかも言ってる本人は大きいという理不尽
「いやだからセクハラもう勘弁ーーー」
女湯に血の涙が降り注いだという
「あーひどいめにあった」
相棒が、ジュース片手にため息をついてる
何やら見知らぬ人物にセクハラされたらしい
「そんなこといってしたんじゃないのか」
きっと視線を向けてくる、ここで歌いだす
いつも相棒が歌っている、予言というか、「未来を示す歌」
「70、が二人とて、70が二人とて
青い水面の中にぷカリとて、沈めた、沈めた
40がひとりとて、40がひとりとて
暗い大地の下に埋めた、埋めた
18がひとりとて、18がひとりとて
最後は墓石の下、老いた骨が墓の下」
これは、白蛇神社に伝わる歌だ
これには、2番がある
「70が一人とて、70が一人とて、手にしたものは血まみれの金貨とて
血まみれの金貨とて
40がひとりとて40がひとりとて手にしたものは、汚れた紙幣とて、紙幣とて
18が一人とて、18がひとりとて手にしたものは赤子のテトテ、赤子のてとて、、、」
この歌は宴会用の歌だ、持ち歌であり、塩町もたまに歌う―ー童謡
手毬唄
「海からくるもの」
ーー「大変です、一瞬目を離したすきに」
警告を無視し、男どもは中に入っていった
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