第2話冷気/滅却

この街には、この街の伝説がある


とはいっても風化した伝説だ、今時それを信じている人なんていない、あまりね


<海よりきた老婆は、かって海の向こうの地で、悪さをしてこの地へ流れてきた

だが、この土地でも悪行の限りを尽くし、「二十九」にもおよぶ罪で

おかした悪行のあかしを


ーー洞窟の中に隠したという、だが、そこは「蛇神様」のおわすところだった


蛇神の祟りを受け、老婆は死亡


そして後から流れてきた、老夫は、子供とともに祟りを逃れるために

蛇神様を祀り上げる


ーー図書館の郷土資料にしか残ってないような、古い古~いお話だけど

でもって、いまでも蛇神様を祀り上げている家はいる


ーーそして、相棒はその家の家主さんに、教わったんだ、「祟りを」退ける方法を


自らを、祟りの身代わりとなる、「人形」の代わりとして、祟りを受けるー性別ナッシングは、体から魂だけを切り離す

「おおっと、」魂が離れた肉体は、結界の中に入っているからいいものの

その周りに群がってくるんだけど、憎しみとかのヘドロが

「ああ、もう世話が焼ける」

お掃除、お掃除ーーもっぷではわく

残像が発するほどの速さでモップがかけられる

主人公は、主人公で、よく掃除の担当をまかされていたため、掃除慣れしている

しかも、最近はよく兄の会社を手伝い、会社の掃除もしているため完璧な掃除マンである

それはともかく、魂から光を出すーー浄霊

ヘドロの中に埋もれていた感情の奥に宇ある本音


残骸になかにわずかの残る人間だったころの理性それに働きかけ、説得し天へと返す


これが、相棒の仕事だ

「--くだらない、仕事に情なんていらない」

冷たく吐き捨てるように社長令嬢はつぶやく


「そんな甘い考えでやっていけない」

こぶしから炎、、、いや、これは熱だ


蒸気が吹き上がるーー地面に手をつくーー伝わる熱は残骸どもを焼いていく


そう、祟りにあらがうには二つの方法がある、


一つは、人型や、祓い、祀り上げる事


ーーもう一つは、祟りごと壊すこと、、、

「--出て、きた」

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