日々努力を惜しまず


 なんとしてもミコの側に侍る。

 ケイシーは幼い頃、ミコに病気を治してもらった事があり、それ以来、ミコ様命、超難関のベティ女子スクールのメイド任官課程も、猛勉強のおかげで突破したのです。


 学業だけでも、多分受かったと噂されています。

 その上の美貌ですから文句なしで、クラスの人気者になっています。


 もっともケイシーはメイド任官課程、美貌の点では誰にも負けないわけです。

 ただ少しばかり小柄なのですけどね。


「いよいよ八回生、あと一年しかないわよ、でも……セクシーには、今少し胸が寂しいわ、何とかしなくては!」

「もっとバストアップの努力をしなくっちゃ、ウェストはなかなか細くていいわよ♪」


 寮室についているシャワールームの鏡の前で、独り言を言っているケイシー。

 ベティ女子スクールに入学してから、バストアップをせっせと続け、やっと人並みより、少しばかり大きい胸になったのですが、まだ不満の様です。


「聞いた話では、ミコ様は隠れ巨乳がお好みというわ、何でも昼は清楚に、夜は妖艶、だからメイドの夜の制服は、セクシーと聞いたわ」


 ケイシーのバストアップは、まず二の腕の脂肪をもみほぐし、バストに移動させる。

 次にバストを鎖骨に向かって揺らす、一秒に二三回の様です。


 これを左右して、最後に両手で胸をつかみ、上に向かって揺らす。

 さらには、四つん這いになっての大胸筋を鍛えてバストアップ。


 ブラのサイズにも気を遣い、豆乳をせっせと飲み、キャベツのサラダも極力食べるようにしています。

 そして赤ワインは絶対に飲みません、胸の発育に良くないと聞いたからです。


 勿論足腰なども、それなりに鍛えています。

 引き締まったスタイルは、ミコの寵愛を受けるために必要と思えるからです。

  

 人並みより小さかった胸は、涙ぐましい努力の甲斐のおかげで、美乳といってもよい状態なのです。


 小柄な体躯ですが、敏捷さとスタミナは中々のもので、体育の評価は高いのです。

 そのおかげで足は綺麗ですし、小顔、お尻も小ぶりですが美尻です。


 なんともスタイルがよいのですが、本人はそれでも今少し、不満のあるボディのようなのです。

 

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