第一章:驚異大四凶殺編
10話:ラヴ、イキまーす!
――――――― 1 ―――――――
「女神ラヴクラフティ、
女神
転生の前の記憶はないけど、どういう
期待された結果、
もし、最後の
――危なかったな~……
普通、序二段への昇進とかで会えるような
「待っていたわ、ラヴクラフティ。
「
「
「
飛び級昇進なんてとんでもない!
そんな
まぁ、あたしが可愛いのは、
「
「はい? なんで御座いましょうか?」
「イヲタ・トルキアはご存知ですね?」
「はい、もちろんです! 女神転生後の養成所の同期で
「はい、そのイヲタさんなのですが、今、
「えーっ!?」
“
彼女が攻略した異世界は十や二十の
そんな彼女が、イヲタがピンチに陥っているなんて、
「信じられません! 彼女は、イヲタは天才女神ですよ! その彼女がピンチになるなんて」
「わたくしも信じられません。彼女程優秀な女神でさえ攻略できていない、それどころか危機に
「そんな危険な世界の攻略に向かったのですか?」
「
「ああー!
「はい、シャクンタラカーカは
魔王が支配した異世界を、そう呼ぶ。
神々の手から離れた固有世界と
つまり、界抑止力の乗っ取りが実行された場合、その乗っ取り
ちなみに、内界不干渉の原則があるから、魔王の脅威に
だから、神々ではない救世主として【勇者】が必要になってくる。本来的には、救う対象となる世界の住人の中から勇者が現れてくれればそれが一番いいのだけど、
そこで異世界から勇者を召喚する。善意の第三者、それが異世界勇者の立場。
そう、召喚した勇者による魔王討伐は、結構グレーゾーンなのだ!
だからこそ、
実のところ、蝕魔界化された世界は
一般に世界の運営は大変なので、
でも、脅度の高い魔王による蝕魔界となると話は全然変わる。
最悪、
だからこそ、脅度の高い魔王による蝕魔界化は絶対に
「ソトス様! あたし、イヲタを助けに行きます!」
「そう云ってくれると思っておりました。ですから、特別にこれを用意しました」
「――これは!?」
「
え?――
このアイテム、すごーい!
もしかして、これだったら、アイツ呼べるのかな?
「実は、貴女以外に、イヲタ救出作戦の為、
「えっ!? そーなんですか?」
「はい。ですが、
「そ、そーなんですか」
「既に向かった三名の女神と協力して、イヲタを無事救出し、魔王を倒し、蝕魔界化を解いて下さいね」
「は、はい!」
あたし以外に3人もの女神が送り込まれているんだ!
異世界
転生前の記憶はないから何とも云えないけど、少なくとも転生後、一つの世界に複数の神々が出向くなんて聞いた事がない。
それだけ、今回の件、特別なんだ!
「今回は
「はい、絶対にイヲタを助け出してみせます!」
「ええ、わたくしも成功をお
女神の中の女神、大女神ヨタ・ソトス様が一体、なにに祈るのかよく分からないけど、心強い。
それにこの――聖凱符。これがあれば、イケる
よし!
気合い入れて、頑張るぞい!
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