6話:俺死すとも勇者は死せず
―――がちっ……
――
アプリへの通知が、それを知らせるバイブが、
分かり切っていた
さあ、――もう
――それが“君”との
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―――っちゃり。
「し、しゅ、すっ、すっっごーーい!!! 本当に
「
「え? そうなの? でもさ?
「
「えっ!?」
「奴の
「……へっ?
きょとん、とした表情で俺を
説明
だが、
“
「ラヴ!」
「!? は、はい?」
「
「エッ? なに? 魔王がいるって事?」
「奴は
「え? えーっ!? 風雅みたいな力を持っているって事!? そんなの、あたしじゃ
「だからこそ、
「う、うん、分かったわ」
――現れる。
そして、お前は
パンパンパン!――
「
そう、――
――それでいい。
お前に変化が
「ラヴ!」
「は、はい!」
「奴に
「あ、はい」
「違和感、だ。ヤツに違和感を
「う、うん」
―――
「――5分、だ。
――ふふふっ、ふははっ、ふははははーーっ!
その表情が
「イクぞ!
時は止まり、――
――誰一人として俺と
――さあ、
お前はどうだ、ドグラマグラ?
俺とは異なる
奴は、なにかした、と
だが、――
どうやったのだ?
どうやって俺を
どうやって、――俺を
今、その
!?――
――
どうやっているのか、まるで分からんが、俺の動きを確実に追っている。
その
ああ、
お前が俺をその右目で追ったという事実を。
右目!?
右目だと? 右目だけ、だと?
左目は? 左目はどうした?
その
こいつ、
それならっ――
――奴の左
それが奴にとっての
右目だけでは追えまい。
反応しろ!
片目では追い切れない、その死角を
動いた時、それがお前の権能の
見せてみろ、お前の権能を!!
「
「――!!? な、なんだ!? どうした、ラヴ?」
「ど、どっちに行ってるのよ!!」
「――……どっち、だと?」
――どっちだって?
どこへ向かっているか、って?
玉座の左側、奴の死角に
そんな説明、今している
「う、後ろーーッ!」
「うしろ?」
「あっ、あぶないッッ!!」
――カハッ!
「な、なん――だと……」
止め
腹を――俺を
―――
「
――また、……。
その
教えて
「ふぅーーーがぁぁぁあああッ!!!」
そんなに
そんなに目を赤くして……――
かわいい顔が、
……――だいじょうぶ、さ。
まだ、俺の気持ちは
すぐに、
また、……
嗚呼、
……
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