長く長く
深く息を吸って
少し止めたら
ゆっくりと吐き出していく
細く細く
長く長く
肺から
体の全部から
空気を抜いていく
すとんと
肩から力が抜ければ
それで
些細なことは
忘れられる
もし
何かがまだ残っているなら
今度も深く息を吸って
長い呼気に
全てを預ける
目をぎゅっと閉じて
長い時間
じっと目を瞑り続ける
瞼の裏で
何か見えない影が
揺らめくのを見て
目を開けば
眩しさが一瞬だけ
やってくる
それで少しは
生まれ変われる
そんな錯覚
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます