生意気

勝手なことばかり

口にしてしまう

さぞかし生意気な小僧に

見えることだろう

でもそれが僕だ


傲慢で

強欲で

自分勝手で

言葉を曲げず

謝罪せず

批判ばかり口にして

自分からは何もしようとはせず

怠惰で

無価値で

そんな評価したくてもできない

どん底のさらにどん底

そこにわだかまるのが

僕だ


どうしてそんな自分を

誇るのかって?

僕には見えている世界がある

やるべきことがある

誰から見ても

妄想の世界でも

誰からしても

無駄なことでも

確かにある

それだけを守るのが

それだけを先に進めるのが

僕の目的

僕の理由


そのためだったら

いくらでも生意気になるさ

僕という存在の意味を

守れるのは

僕だけだ

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