海原の果てへ

困難しかない

不可能しかない

挫折しかない

絶望しかない


海の果てを見据えて

足元を穏やかな波に

洗われながら

この視界にある景色の

さらなる向こうへ向かうには

どうしたらいいのか

考える


臆病が

恐怖が

甘さが

すぐに大声で主張し始めて

耳を塞いでも

まだ聞こえてくる


それでも先へ

この海のはるか先に

何かがあることは

誰もが知っている


そして

誰かが必ず踏み出すことを


惜しいのは

それが自分ではないことだ

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