光が見えた時

生きていれば良いことがある

誰かが無責任に言うけれど

いったいいつ

そんな場面がやってくるのか

そんな疑いばかりが先走って

どこか無気力に

日々を過ごした


何もしなければ

何も変わらない

この真っ暗な世界も

そのまま真っ暗を保って

そのうちに全部を

飲み込んでしまうだろう


何をすればいいのか

何が正解なのか

そんなことばかり考えて

動き出すことに怯えていた


なんでもいい

少しでもいい

どちらへでもいい

まずは一歩

そしてまた一歩

歩き出せば

そのうち光が差すと

疑い半分でも

信じて

進むしかない


誰かの幸運を祈る

誰かが

僕の幸運を祈ってくれると

嬉しい

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