耳を失う
激しい音が体を包む時
確かな安堵と
その向こうにある悪意を
理解する
もし耳を潰せば
何も聞かなくて済むようになる
でも次は?
目の前で展開される
人間の様子に
おそらく目を潰したくなるだろう
全くの無音
全くの暗闇
それでも体はそこに存在する
体の表面
肌を流れる大気の流れが
もし悪意を孕むとしたら
何を捨てれば良い?
肌を全て切り裂いて
剥がしたとしても
きっと救われやしないだろう
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます