鉄の掟

誰が言い始めたでもない

見えない掟が

強く強く

締め付けてくる


どんな前提も

どんな感覚も

どんな設定も

何も意味を持たないのに

悪意というものと混ざり合うと

そこには

がんじがらめの

拘束が滲み出す


誰がなんと言っても

そんなものは振り捨てて

先へ進むしかない

それが孤独を意味しても

あるいは悪に染まるとしても


掟は破ってこそ

掟となる

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