第12話 ミニチュアピンシャーのノイモーント。太っちょ猫編2。

私はノイモーントの主人、太っちょ猫。

今日、YouTubeの動物動画を見ていて思った。YouTubeの動物達は皆、躾けられていて動物自身がYouTuberだということを。


まず吠えない。

連続して何分も何十分も跳ばない(犬で)。

お座り、まて、などは当たり前。

保護された猫だろうと犬だろうと静かだ。


一方、我が家のノイモーント。

まず跳ぶ。

嬉しいと飛び続ける。

私が顔をちょっと、いや、ベッドから降りただけで跳ぶ。

次に構って貰えないと「きゅ~ん」と鳴く。

鳴いて反応しないと吠える。

吠えても反応しないときゅんきゅん、ガリガリ、ぴょんぴょんと暴れる。


一体どこで躾けを間違えたのだろうか。


これが太っちょ犬の前だと静かだ。

ご飯を食べていても吠えない。

吠えてもすぐ静かになる。


最近、ノイモーントは柵の外での粗相が減った。

もう少し柵の中に入れてトイレを覚えさせないと。

しかし糞の粗相は二日間ない。


その二日間の間に「まて」を覚えた。

食事の前に、まて、といってノイモーントを座らせる。

途中で小さなササミ餌をあげながらまてを覚えさせる。


あとは噛みつく癖だ。

ノイモーントはとにかく興奮すると噛む。

部屋の中で何周も走り回ると興奮し、噛む。(トイレかもしれない)

また空腹、散歩不足、トイレに連れて行け、などの意思表示にも噛む。

この噛み癖がなかなか直らない。


今日は太っちょ犬が休みでおでんを作っていたら鳴く。吠える。


ノイモーント、お前、食事の直後だろ。

これは人間の食べ物だからお前は食べられないだろ。

それに食べたのを忘れてしまったのかい?

ほんの一分前のことだよ?


ノイモーントの小さな頭の記憶容量が心配だ。

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