ミニチュアピンシャーのノイモーント。

第4話 ミニチュアピンシャーのノイモーント４。

わたしはノイモーント。

ミニチュアピンシャーの♀だ。

今日は朝から椅子の下に粗相をした。

その後、柵から出して貰えない。

甘く鳴こうがワンッと吠えようがダメだ。

昨日は割と柵の外に出して貰えたのになぁ。

太っちょ猫ご主人様は喉が腫れ、熱が出ているようで「エアコンは空気が乾燥して辛い。。。デロンギ、デロンギを出さなくては。。。」と謎の呪文をベッドの上で呟いている。

昨日はペットショップのお姉さんが言った通りの分量を1/2ずつ食べさせてくれたが、今日は1/3ずつ一日三回になった。

一回分のペットフードはすぐ食べ終わってしまう。今日は少し粉ミルクとお湯が多めだった。

一昨日、昨日とわたしが飛び跳ねていたら「子犬は14時間ぐらい寝るはずなのに全然寝ない」と太っちょ猫がわたしを心配していた。

慣れない住処は寝付けない。

でも今日は家も静かで暗く、沢山眠れた。

本当はもっと部屋の中をぐるぐるしたい。

でも太っちょ猫はトイレを警戒して柵から出してくれない。

柵の中のトイレでおしっことうんちをしたら、とても誉められた。

早く大きくなってお外を歩きたい。

そうしたらお母さんの所にも行けるだろうか。

ご主人様達はお母さんの所に連れてってくれるかな。